ゆゆの部屋

お暇なときにまったりと。

京都お出かけ パートⅧ

2007-11-21 13:54:18 | Weblog
京都おでかけも今日が最終になります

ここは八坂庚申堂です

正確には「大黒金剛寺八坂庚申堂」といい
大阪四天王寺庚申堂・東京入谷庚申堂(現存せず)と並び日本3庚申に一つだそうです
庚申とは
「庚申とは干支(えと) 即ち、庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる三尸の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く。天帝は寿命を司る神であるから、悪いことをした人に罰として寿命を縮める。ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることができないので、庚申日は、徹夜をする、これを庚申待ちという。
この庚申待の行事にさまざまなことを行って徹夜していたが、青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からか、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、庚申イコール青面金剛となった。
また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされている。」

また、ここに奉納されている「くくり猿」とは
「くくり猿はまさに、お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしています。 お猿さんは人間に近い動物といわれていますが、所詮は動物、欲のままに行動します。動物園に行けば、お猿さんは欲のまま走り回っていますね。 この姿を人間の中にある、欲望に喩えてあり、人間の中にある「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているのです。

くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は、欲を一つ我慢することです。

皆さんが願われたことを叶えようと努力しようとするとき、欲望のこころが動いて、それを妨げようとする、それをくくりつけ、庚申さんにうまくコントロールしてもらうためです。 ですから、ご自身の中でお猿さんが走り回るようにこの欲の心が動き出し、悪いことをしたり、努力を怠りそうなときたら、庚申さんの怖い顔を思い出して、「罰が当たる」と自身を戒め、くくり猿のように欲望のこころをコントロールしてください。
良い行いをしていれば、くくり猿も庚申のお使いとして、皆さんを助けてくれることでしょう。」・・・八坂庚申堂パンフレットより
たくさんの「くくり猿」が奉納されていました

庚申堂を出て東を向くと八坂の塔が見えます

よく京都の観光パンフレットの景色ですね
ここでも舞妓さんの姿がみられました

この観光舞妓さん
貸衣装・着付け・写真がセットになって1万5千円くらいで体験できるそうです
ちょっとした夢の時間が過ごせそうですね

京都にはこんな素朴なお寺があちこちに
有名ではないけれどとても素敵な境内で
古くからの京都らしい雰囲気そのままでした
どちらかと言うと、こんなお寺のほうが好きですね

1週間お付き合いくださってありがとうございましたお し ま い