☆今熊野、新熊野って、どちらもいまくまの♪

西国十五番札所：今熊野観音寺

先日来からの寒波が少し緩んだ1月27日。

京阪東福寺から歩きで新熊野（いまくまの）神社通りの今熊野商店街を通り「今熊野（いまくまの）観音寺」へ。
今熊野観音寺は、あの「御寺 泉涌寺」の塔頭のひとつ。
泉涌寺の総門をくぐって上り坂を200メートルほど上がった東山三十六峰今熊野山のふもとにあり、朱塗りの赤い橋「鳥居橋」渡り杉木立がつづく参道を行くと「子護弘法大師」が迎えてくれた。

石段を上り本堂へ。
靴を脱ぎ本堂内に上がらせていただき十一面観世音菩薩の参拝。

あの補陀洛や・・・の御詠歌をもつ第一番札所那智山青岸渡寺のある熊野三山になにか関係があるようなお寺の名前？になにか紀州の熊野と関係でもと思ったが、
やはりこの京都今熊野の地でも熊野信仰と、その本地仏としての観音信仰が栄えたと縁起にあった。



【御詠歌】
昔より　立つとも知らぬ　今熊野　
　　　　ほとけの誓い　あらたなりけり

※※※
今熊野の観音様は昔から人々が気づかないうちに衆生済度（生きとし生けるものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること）の御請願を立てておられ、その霊験は誠にあらたかである。
という意味。と西国巡礼慈悲の道に書かれていた。
※※※


参拝を終えて、せっかくなので「御寺泉涌寺」にもお参りに行くことにした。
日に一万歩目指すお散歩にはかっこうな上り坂あり、下り坂ありの参詣道だ。
出会う幼稚園の送り迎えの若いお母さんたちは、電動自転車で坂道を登って行った。