
第三十三番札所:谷汲山華厳寺仁王門(結願・満願寺)
紅葉の頃にと考えていた「西国三十三所観音霊場」の結願・満願のお寺、
第三十三番札所谷汲山華厳寺へ、11月14日(日)にお参りできた。
始めたのが、2012年(平成24年)4月だから、
ほぼ10年の月日をかけて、西国三十三所観音霊場すべての霊場詣でをはたした。
華厳寺では、本堂の地下にある真っ暗な回廊を手探りで進む「戒壇巡り」もさせてもらった。
もみじ祭りが開かれていた谷汲さん。
午前11時ころに着いたのだが、すでに大勢のお参りの人で賑わっていた。
人出の多さに、ちょっとびっくり。。。

参道に「丁石」が立つ。
本堂までの参道は9丁(990m)ほぼ1kmかな?あるそうだ。
1町:丁(約110m)=60間
1間は、6尺(ふすま2枚分:180cm)

参道の真ん中くらいに「百度石」があった。

本堂へもう少し階段を登る。

本堂で合掌
本堂でのお参りと御朱印を頂き、戒壇巡りを無事巡って、ゆっくりと階段を下りた。
本堂手前にあった、
「西国三十三番霊場満願寺 谷汲山華厳寺」の石碑。
満願寺の石碑字に。。。
あぁ。。
ここで、西国三十三所観音霊場の三十三所全所巡りの目標一つを
無事終えることが出来た。
と、忘れかけている三十三カ寺を想う。
境内の真っ赤に燃えるような紅葉を眺めながら。。
母親が、父と一緒に出来なかった結願を姉夫婦と一緒に母親と連れ立ってきたのは、
もう20年ほど前の事だった。
霊場巡りをはじめてからの10年の間にも色々な山あり谷ありの出来事を振り返る機会にもなった。

ご詠歌

現世「本堂」:世を照らす 仏のしるしありければ
まだともしびも 消えぬなりけり
過去世:よろずよの願いを ここに納めおく
水は苔より 出る谷汲
未来世:今までは親と頼みし おいづるを
脱ぎて納むる 美濃の谷汲
※※ご詠歌の意味(慈悲の道から)※※
華厳寺には、西国満願の札所として、花山法皇がおよみになった三首のご詠歌があります。
それぞれ、現世、過去世、未来世を表し、
「世を照らす~」は、現世を表したご詠歌。
観音様の大慈大悲の心は、私たちがこの世の道を迷わないよういつまでも照らし導いてくださるのです。
※※※
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます