国指定天然記念物臥龍のさくら
★2009年4月18日 快晴 (午前6時出発)
桜巡り日和になりそう。
阪和高速に乗り、吹田、京都東、黒丸、多賀と走った。
多賀サービスエリアで遅めの朝食。
私は「きつねうどん」で、エブリさんは「肉そば」。
きつねうどんは、すぐに呼ばれ、早々と朝食を済ませた私。
しかし、エブリさんの肉蕎麦は、いっこうに呼ばれない。
ひょっとして蕎麦粉を買に行き、今蕎麦打ち中かな?
と冗談が出るほど。。
待ちくたびれて聞いてみると、すっかり忘れ去られていたらしい。(>_<)
そんなこともあるんだ。(笑)
高速では、関ヶ原を越え、揖斐川、長良川、木曽川を渡り、尾張一宮とさしたる渋滞もなく順調に走った。
が、郡上八幡に入ったとたんトロトロ運転。
高須トンネル、荘川トンネルのトロトロ運転をようやく抜け、道の駅「きよもり」で休憩。
めざす臥龍桜のある飛騨一宮駅は、もうそこ。
JR飛騨一宮駅から臥龍桜を望む
宮川河川敷の無料駐車場に車を置き、一宮橋を渡って臥龍桜へと急ぐ。
JR高山本線飛騨一宮駅までは、歩いて5分ほど。
宮川の土手の桜並木もまた綺麗だ。
★大きな江戸彼岸桜に子桜が出来て二本桜になるほど年月を重ねた老樹臥龍桜。
齢1100年の国指定天然記念物とあった。
幹枝の形が、あたかも龍が地に臥しているように見えるところから名付けられたようだ。
そう聞いて見ていると山肌から下りてくる桜龍のように見えるから不思議。
JR飛騨一宮駅からも見える臥龍桜は、JR高山線で旅を楽しむ人へ、もれなく付いてくる春限定オマケのよう。
車窓からのお花見は、最高だろう。列車の旅を一段と盛り上げてくれたに違いない。
あまりの見事さに、飛騨一宮駅で途中下車する人も出てくるかも?
臥龍桜を堪能したあとは、JR高山線「駅の桜」さがしに、GO!
桜満開のJR飛騨国府駅
★列車を撮っている間、乗る人も下りる人もいなかった飛騨国府駅。
列車が駅に停まり、発車する。
駅員さんもいない。
それでも駅の桜は、春風にのって桜吹雪を駅舎へ惜しみなく降り注いだ。
拍手喝采のような桜吹雪だ。
この桜吹雪をカメラにと構える口の中にも花びらが舞い込む。(#^^#)
感動の桜吹雪の一幕にも使われそうな飛騨国府駅の駅舎だった。
「駅舎の春」をしみじみと良いなぁ~と思う瞬間。
飛騨古川駅
★飛騨国府駅から飛騨古川駅へ
4月19日から始まる「飛騨古川まつり」は、飛騨に春を呼ぶと言われている。
祭りを待つばかりに見事に開花した桜。
伝統が町のあちこちに感じられる飛騨古川の古い町並みを散策した。
★気多若宮神社
国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統神事古川祭の幟の準備も出来ていた。
運よく屋台行列の屋台だしに遭遇できた。
お祭り気分も盛り上げる門提灯に玄関先に提げられていた。
コイが泳ぐ瀬戸川と白壁土蔵がつづき情緒にあふれている界隈
飛騨産100%のそば粉の盛り蕎麦と春の山菜天麩羅で昼食
★本光寺
★野麦峠の碑文
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二月もなかばを過ぎると
信州のキカヤに向かう娘たちが
ぞくぞくと古川の町へ
集まってきます
みんな髪は桃割れに
風呂敷包みをけさがけにして
「トッツァマ、カカマ達者でナ」
それはまるで楽しい遠足にでも
出掛けるように元気に出発して
行ったのでございます
=====
野麦峠の石碑は、「三寺まいり」の本光寺の横を流れる荒城川沿いに置かれている。
本光寺には、野麦峠を越えて信州の製糸工場で厳しい労働に耐えて働いていた女工さん達が寄進した玉垣がある。
あの野麦峠を越えて出稼ぎに行った女工さん達は、飛騨古川の若い娘さんたちだった。
※※※
2020年9月10日、今朝新聞の一面欄に、
「センバツ来年3月19日開幕」
来年第93回選抜高校野球大会は32校が出場とあった。
上記の記事を読みながら、
春を呼ぶ選抜、桜咲く頃を想い、コロナが落ち着いていることを願う。
エブリさんの「駅の桜」撮影に同行した「駅舎の春」懐かしく思い出された。
もう、10年ほど前のこと。
「駅の桜」を探しをしていると、思わぬ春の情景に出会える。
今も、鮮明に桜吹雪が舞った飛騨国府駅の情景が浮かぶ。
桜の花びらが口に入ってことまでも。。。。
あの「駅の桜」もgooブログにメモしておこう(#^^#)
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