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高水三山に登ってきました
山登り(東京)
/
2021年03月26日 23時07分10秒
JR青梅線沿線の山登りシリーズ。前回は軍畑駅から青梅丘陵を歩きましたが、今回は軍畑駅から高水三山に登ってきました。
青梅丘陵と同様に、軍畑駅からスタート。
軍畑駅には三田氏の家紋、三つ巴が……と思ったのですが、軍畑駅に着いているのは左三つ巴なんですけど、三田氏の家紋は右向きの三つ巴なんですよね。今ざっくりググった範囲では、三田氏のの家紋は左三つ巴と書いているサイトもありましたが、ほとんどは普通の三つ巴と書かれています。
まあ、そんなに詳しくないので、あまりがっつりとは突っ込まないことにしておきます。
出だしは青梅丘陵と同じルートなのですが、途中で左へ分かれていきます。
しばらくは平溝川に沿って伸びる平溝通りを進みます。
高源寺が現れると、ようやく山登り開始です。
高源寺を過ぎてもまだしばらくは舗装路が続くのですが、何気にこのあたりから結構斜度がキツめです。
ここから山道に入っていきます。
川を横切りながら、うねうねとした道を登っていきます。
そしてやっぱり、斜度がキツイ。結構息が切れますね。
ちょいちょい足を止めて呼吸を整え、「ゆっくり、ゆっくり」と言い聞かせながら歩いていきます。
ある程度急登を登り、休憩ポイントとなっている場所にたどり着いたのですが、そこには団体さんが。ちょっと休んで団体さんが出発してから私も出たのですが、団体さんに先を譲られてしまったので、団体さんに追いつかれないようその後のキツイ坂も必死こいて登りました。
山頂手前には常福院というお寺があります。
常福院の山門。味のある字ですね。
常福院までくれば、高水山の山頂はもうすぐです。
高水山に到着しました。
高水山は標高759m。軍畑駅からの比高はおよそ500m。ここまで結構キツかったですね。ただ、コロナ自粛明けのなまった身体からすれば、だいぶ歩けるようになってきたかなぁとは思いました。
眺望はちょっと微妙。なるべく木が邪魔にならない方向を探したのですが、これが限界でした。
続いて岩茸石山を目指します。
ここからは尾根道なので割とすいすい歩いていけますよ。
このときは11月中旬。紅葉というにはちょっと微妙ですかね。時期的なものというより、そもそも生えている木の問題だと思いますけど。
岩茸石山の山頂手前で、急登が登場します。
そんなにハードでもないですけど、ある程度の距離のある岩登りがあります。
ここ、登りだったからまだいいですけど、下りだと大変そうだなぁ。
岩登りを終えると、すぐに岩茸石山山頂に到着です。
岩茸石山は標高793m。高水三山の最高峰です。
岩茸石山は北側の眺望が広く開けています。ここからの眺望はとても良かったですね。
東側には、今登ってきた高水山が見えます。
こちらは埼玉県との県境にある棒ノ折山方面。関東ふれあいの道の東京コース7番目「山草のみち」は、これから向かう惣岳山から今いる岩茸石山を通り、棒の折山へ抜けるルートになっています。
岩茸石山の山頂で昼食休憩を取ったのち、高水三山の最後の一座・惣岳山を目指します。
高水山方面からの岩登りも大変だったけど、惣岳山方面の下りも結構急ですね。足を滑らせないよう、慎重に下りなくてはなりません。
山頂直下を過ぎれば、また歩きやすくなってきます。ここからはほぼ下りなのですいすい歩けますよ。
まっすぐ行けば惣岳山なんですけど、途中でちょっとルートを外れ、馬仏山に寄り道します。まあ、ほぼメインルートに沿っているので、さほど遠回りでもないんですけどね。
さほど明確な踏み跡はありませんでしたが、なんとなく進んで馬仏山山頂に到着。
馬仏山は標高723m。メインルートからは外れているので、それほど見所があるというわけではありません。
ただ、本線に戻るのにちょっと苦労しました。
この先には割と明確な踏み跡があったのですが、そこをまっすぐ進むと別な方向に行っちゃうんですよね。
GPS を見ながら途中で左に折れていきます。
ただそれでも、本線に戻る明確な道のようなものはなく、この木の間を滑りながら降りていきました。ちょっと危なかったです。
本線に戻ると伐採地になっていました。高水三山は馬蹄形のルートになっているんですけど、その馬蹄形の内側がとてもよく見えます。
よく見えるのは良いんですけど、手前は豪快にバッサリやられているので、ちょっと痛々しくもありますね。
改めて惣岳山へ。
しかし、伐採作業中ということで、道は通行止め。
ちょっと進路がわからなかったのですが、横にあった岩場を下りてくる人がいたので、そちらが正しい道だとわかりました。行けそうだなぁとは思っていたのですが、結構険しかったので、本当にルートなのかどうか自信がなかったんですよね。
岩をよじ登ります。岩茸石山手前の岩場よりは登りやすかったです。
登り切ったところには、悪路注意の看板が。
惣岳山まではあと少し。
惣岳山山頂に到着。
惣岳山は標高756mで、高水山とほぼ同じ。部分的な上り下りはあれど、高水山から岩茸石山、惣岳山まで、さほど苦労はしませんでしたね。
山頂には神社があったのですが、金網で囲まれていました。
山頂からの眺望はほとんどありません。
後は御嶽駅まで下りるだけ。しかしこの惣岳山からの下りもなかなかの急勾配。滑ったりしないよう慎重に下りないといけない箇所もそこそこありました。
高水三山は人気のあるコースなので、惣岳山から御嶽駅までの間には、結構多くの人とすれ違いました。
なんとなくの感覚ですけど、軍畑駅から高水山に登るのと、御嶽駅から惣岳山まで登るのとでは、大体同じくらいの大変さじゃないですかね。高水三山は右回りルートでも左回りルートでも回れるんですけど、難易度はそれほど変わらない気がします。
ただ、個人的には、岩場を登るのはいいけど下るのは怖いので、たまたまではありますが、高水山-岩茸石山-惣岳山の順番で良かったと思います。
登山ルートは慈恩寺で終了。
本当はこの後軍畑駅まで歩いていくつもりだったんですけど、電車の時間を調べたらすぐに御嶽駅から乗った方が待ち時間が少なそうだったので、御嶽駅から帰宅しました。
行動時間は3時間20分、移動距離は9.3㎞、累積上りは868m、累積下りは885m、消費カロリーは1512kcal でした。
割と大変だったと思うんですけど、その割にはあんまり数字が大きくないですね。大変さの大部分が、高水山までの上りに集中していたからでしょうか。後半はすいすいと歩けました。
何箇所かの岩場はあれど、全体的にはとても歩きやすいルートでしたね。岩茸石山からの眺望もよく、とても良いハイキングコースでした。
しかし、前から思っていたんですけど、東京の山って、標高の割に急登が多くないですか? あくまでも私の歩いたことのある範囲内ですけど、同じくらいの標高でも、埼玉の山はもっとなだらかな部分が多い(その分、移動距離は長いですけど)ような……。
土地が少ないから高層ビルが乱立するという現代の都心の様子を、奥多摩の山も暗示していたのかもしれません。
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