雑居空間
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 東京都あきる野市にある戸倉三山。その一つである臼杵山に登ってきました。



 戸倉三山は臼杵山、市道山、刈寄山の三座からなっています。戸倉三山を縦走するコースもあるのですが、そっちは結構距離がある上に、途中のアップダウンが激しくてなかなかハード。そこで今回は、とりあえず臼杵山だけ登って下りてくることにしました。

 スタートはJR五日市線の武蔵五日市駅。ここからバスで登山口まで行くのが一般的なようですが、単純に臼杵山までの往復だとちょっと味気ないので、登りは武蔵五日市駅から歩いていくことにします。



 臼杵山への入り口は、前にも登った戸倉城山。だいたい1年位前ですね。当時は台風19号の影響で、光厳寺ルートと西戸倉ルートが通れなくなっていたので十里木ルートからすが、この時にはもう復旧していたので、光厳寺ルートから登っていきます。



 光厳寺の横から裏に回っていきます。



 序盤は比較的歩きやすい道。ただ、落ち葉がかなりふかふかで、スリッピーではありますね。





 しばらく行くと急坂が現れます。まあ、確かにそこそこ急坂ではありましたけど、まだ歩き始めだったのでさほど苦労せずに登っていけます。



 山頂付近には岩場が現れます。このルートは岩場があるから前回は(台風による通行止めがなかったとしても)避けたんですけど、ある程度山の経験を積んだので、今ならそれほど怖がることもありません。そこまで長々と岩場が続くわけでもありませんしね。



 岩場の横には巻き道っぽいものがありました。どこに出るのか確認していないんですけど、一応岩登りを避けることもできるんですかね。



 岩を登り切ればもう山頂です。
 戸倉城山は標高434.1m。光厳寺からの比高はおよそ180m。ちょいと大変でしたが体力的にはまだまだ余裕。まあ、ここまではウォーミングアップみたいなものですかね。



 戸倉城山からの眺望は大変すばらしい――と、前回は思ったのですが、この日は雲が多かったせいか、2回目だったためか、それほどでもありませんでした。



 こちらは前回のときの写真。やっぱりいいなぁ。



 西戸倉ルートも通行可能になっていました。何度も同じ山に登るのは趣味ではないので再びこの山に登ることがあるかどうかはわかりませんが、もし次があるならこのルートを使うことにしましょう。



 ここから尾根沿いに、臼杵山へと登っていきます。

 戸倉城山からしばらくは下り。この辺りは前にも歩いているのでホイホイと進んでいきます。
 しかし、落ち葉がかなり積もっていて、下りは結構危険ですね。慎重に進まないと、転んでしまいかねませんよ。



 十里木へ下りる分岐を通り過ぎると、ここから先はずっと上り区間になります。



 5分ほど登ると盆堀山に到着。
 盆堀山は標高391m。まだ戸倉城山より低いですね。



 同じ地点に、「独標」という標識もついていました。





 その少し先に小さなお社がありました。



 ここまではずっと森の中だったのですが、北側が開けている場所がありました。



 ただ、この尾根の下には並行して道路が走っています。割と山の中を歩いてきたつもりだったのですが、実はまだまだ人里の近くだったんですね。



 もう少し先に、そこから見える山の案内板があったのですが……。



 その位置からは、木だらけでまるで見えませんでした。



 荷田子峠に到着。ここを右折すると荷田子に出ます。戸倉三山縦走路としては、武蔵五日市駅からバスで荷田子まで来て、ここから登っていくことも多いようです。



 荷田子峠を通り過ぎ、まっすぐ進めば臼杵山。しかしここから、今まで以上に斜度がキツくなってきます。



 いやー、この辺りが今回の山行で最もキツいところでした。



 ちょっと道っぽい道もないのですが、本線を外れ、グミの木山のピークを目指します。





 グミの木山の標高は、標識では660m。YAMAP の地図では656m。荷駄子峠からは+250mほど。林業の人専用っぽい山ですね。
 もう、ここまでの登りでかなり脚を消耗してしまいました。休憩するとかそういう問題ではなくて、脚を上げるのがだんだん大変になってきていたんですよね。



 眺望はあんまりありません。







 普段は基本的に巻かずにピークを踏んでいくんですけど、このときはかなり足がキツクなってきたので、素直に巻き道を進みます。



 ただ、横がすぐ崖で危ないところもあったりしました。ピークを踏んでいった方が良かったかなぁ?



 時刻と、ルートの進行方向の都合で、この辺から太陽が真正面に来てまぶしくなってきます。



 そして突然開ける南側の眺望。



 もう少し進んだところから。
 左側に3つ連なっている山が、日陰本田山、石立ノ頭、二ツ沢ノ頭ですかね。この山もチェックはしているんですけど、そこへ至るルートがちょっと不鮮明っぽいので、実際に登るかどうかはわかりません。
 中央に見えるのが刈寄山ですかね。右から伸びているのが、臼杵山から市道山に行く途中にある石津窪山でしょうか。山座同定は苦手なのですが、頑張って読んでみました。違っていたらすみません。



 そしてこの日最後の踏ん張りどころ。ここを登り切ってしまえばもうすぐ臼杵山なのはわかっていたのですが、いかんせん脚がなかなか言うことを聞いてくれません。
 とはいえ、やれることは一歩一歩進むことしかありません。ちょいちょい脚を止めつつではありますが、じりじりと登っていきます。



 ようやく坂を上り切りました。ここは荷田子からのルートと元郷からのルートが合流する地点。臼杵山山頂はあと少しです。



 ちょこっと足場の悪いところを乗り越えていきます。



 ようやく臼杵山に到着。
 臼杵山は標高842.1m。いやー、登った、登った。急登も多めだったし、なかなかキツかったですね。

 ところで、ここの標識には、「Mt. Usugi」って書いてあるんですよね。私はずっと「うすきやま」と呼んでいたのですが、「うすぎやま」という読み方もあるようです。



 周りは木が多いので、眺望はイマイチ。

 ところで……。





 なんだろう、これ。部分的に変な雲でもかかっているんですかね?



 ここから市道山へ道が伸びているのですが、さすがにこれ以上足を伸ばす元気は残っていません。戸倉三山縦走は、またいつかの目標としておくことにしましょう。



 分岐まで戻り、元郷方面へと降りていきます。



 分岐の近くには臼杵神社があります。



 このちょっとユーモラスな狛犬は、どうやら狼らしいです。



 後は下るだけ、なのですが、ここからの下りがかなり急で、めちゃくちゃ危なかったです。



 とにかく落ち葉の量が多すぎて滑る滑る。途中ロープもついていたのでだいぶ助けられましたけど、とても神経を使って気疲れしましたね。
 ここからの下りは、ペース的には登るときとほとんど同じくらい、ノロノロとしか下りられませんでした。



 「桧原村ハイキングコース」なんて書かれていますが、こんなのんきな雰囲気ではありませんよ。

 いつか戸倉三山縦走する際には、この元郷ルートから登ろうかと思っていたのですが、こっちもかなり急なので、登ってくるのも大変そうだなぁ。刈寄山から登って、市道山、臼杵山と回る方がいいのかなぁ。



 この看板が現れたら、ようやく葉っぱ溢れる尾根歩きは終了。右に折れて、街へ向かって下りていけます。



 葉っぱは無くなったけど、こっちはこっちで石が多く、歩きにくかったりするんですけどね。



 やがて民家の横を抜けてバス停に到着。これでこの日の山行は終了です。

 計画段階では、この後余裕があれば、近くにある檜原城とか、払沢の滝とかに行こうかとも思っていたのですが、さすがにちょっと無理。ここからバスで武蔵五日市駅に戻りました。





 行動時間は3時間47分、歩行距離は7.7㎞、累積上りは873m、累積下りは860m、消費カロリーは1766kcal でした。
 いやー、キツかった。累積の上り下りは高水三山と大差ないんですけど、移動距離が短いので、その分だけ傾斜がキツかったんですかね。
 あと、落ち葉もキツい。この時期は気温が低くて歩く分には助かるんですけど、下りで滑りやすいというのは本当に困るんですよね。

 他の人の行動記録を見ていると、戸倉三山縦走は、移動距離15㎞、累積上り下りは1500mくらいになりそうです。今回の倍近くですね。
 臼杵山だけでヒイヒイ言っているようではなかなか大変そうですけど、いつか歩けるように頑張りたいと思います。




コメント ( 2 )
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コメント
 
 
 
始めまして (山ばか夫婦の山歩)
2021-03-31 12:49:22
始めまして、このコースは逆に使うことが多かったの
ですが、荷田子峠から先は未踏でした。
最近、戸倉城山だけを歩きましたが、十分楽しめた
山でした。光厳寺から登るのも参考にします。
 
 
 
Unknown (タワ・タワー)
2021-03-31 21:45:35
山ばか夫婦の山歩 さん、コメントありがとうございます。

同じルートでも行きと帰りとではまた風景が違って見えますよね。
最近はあんまり山歩きができていないのですが、4月からはぼちぼち歩ければと思っております。
 
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