雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 エスカトンからの二つ目の問いかけを考えているのですが、相変わらずよくわかりません。うーん、比喩的なモノだと思うんだけどなぁ。1問目と3問目は割と素直ななぞなぞだったから、2問目もそんなに意地悪ではないと思うのですが……。

「部屋に入るとそこにいる。扉を開けっぱなしにしようとも、部屋の外にはいない。そのとき、そこは何であるか?」

 “そこ”=“部屋”じゃないの? いや、“部屋”と“そこ”は別の事象を指してるのかな。部屋に入った段階では部屋とは別種の“そこ”にいて、部屋の中でも外でもない“そこ”とは何か、とか? そもそも、そこにいるのが何か、というのもよくわからないのですが。
 中に何かが入っていて、しかも外にはそれが存在しないもの。開け放ったとしても外には出て行かない……。
 あれこれ考えて、それっぽい単語をやたらめったら入力してみましたがさっぱりヒットしません。うーん、うーん、うーん……。

 そうこうしている間に、実時間で1週間ほど経過。しかしどうにも正解する気配がないので、この問題は攻略サイト様のお世話になることにします。

ピンクのこつぶ

 へー。
 へー。
 へー。

 答えを確認してみましたけど、なんか微妙に腑に落ちませんね。それが正解だと言われれば、「まあ、そうだね」とは思いますけど、「あー、そうか、それだ!」みたいな納得感はありません。翻訳の影響もあるかもしれませんが、正直なところ、あんまり良い問題ではないと思います。

 いずれにしろ解答がわかりましたので、答えを入力して、ようやくエスカトンの問いかけにすべて答えることができました。



 事情を知ったエスカトンは、今回の事態を収束させたいと考えているようです。しかし立場上、自らの手で直接それに手を貸すことはできません。
 そこで彼は、鍵束をテーブルの上に置き、後ろを向きます。直接力を貸すことはできませんが、エスカトンの知らぬ間に鍵を盗まれてしまったという体をとればOKということですね。ちとわざとらしいですけど、造物主たるマスターを裏切れない以上、形式的にでもこういう形を取らなくてはならないんでしょうね。逆に言えば、形式さえきちんと踏まえていれば、露骨な裏切り行為でも大丈夫、ということになるわけですけどね。このやり方だと、ロボット工学三原則には違反していそうですね。
 このエスカトンの心意気には、こちらも行動をもって応えなくてはなりません。ありがたく、“こっそりと” 鍵束を入手して、精霊の王たちを解放しに行ってきます。



 まずは、エリア南東部にある、地の王の牢獄へと向かいます。



 牢獄の中は怪しい空間が広がっていて、宙に浮く踏み板を上っていかなくてはなりません。足を踏み外すと謎の小部屋にワープして、牢獄の入り口からやり直しとなってしまいます。
 牢獄の中にはエアエレメンタルやプレーンガーディアンがいますが、まあ敵ではありませんね。空を飛んでやってくるエアエレメンタルはいいとしても、牢獄の下部にいるプレーンガーディアンは直接襲ってくることもありませんしね。踏み板から落下しても、床に落ちると小部屋にワープしてしまうので、まともに戦うことすらできません。こいつら、何のためにいるんだろう?

 何度か落下しながらも踏み板を上っていくと、その先には地の王である「残虐なる者」グラコールが囚われていました。



 地の王・グラコールを解放。グラコールは、エスカトンに対して怒りを爆発させているようです。さすがに「残虐なる者」の通り名は伊達ではありません。



 続いて、南西部にある水の王の牢獄へ。



 この牢獄は溶岩の通路で構成されていて、エーテルナイトだの、フィアーだの、ファイアーエレメンタルだのがどかどかと登場してきます。地の王の牢獄はシンプルでしたけど、ここはそこそこ広く、敵の数も多く、宝箱もあったりして、そこそこのダンジョンになっていますね。

 通路は二手に分かれていますが、奥の方でまた合流しているようです。



 その合流地点で、囚われていた水の王・アクワランデルを発見。水の王も解放します。



 今度はエリア北西部にある、炎の王の牢獄です。



 ここは普通の建物内部のように見えますね。床にスイッチのようなもがあったり、隠し扉があったり、ちょっと複雑な構造になっています。どうせタウンポータルを使うので大した問題にはなりませんが、入ってすぐのところに牢獄の出口がなかったりもしますしね。
 中にいるモンスターは、ウォーターエレメンタルに、エーテルナイトやサファイアドラゴンなどですね。特に宝石ドラゴン系はかなり強いので、こまめに回復させながら、少しずつ倒していきます。

 最初はちまちま戦っていたのですが、宝石ドラゴンが厄介なので、半分くらい倒した段階で、内部の探索を進めることにしました。変な形の建物だなぁと思っていたのですが、実は案外内部は狭く、炎の王の独房にもすぐに到達してしまいました。



 炎の王・ビュラナステも解放。まだこの牢獄内の敵は全員倒していませんけど、ドラゴンの相手は大変なので後回しにして、次に行くことにしましょう。



 最後は北西部にある風の王の牢獄です。



 中は洞窟になっており、エーテルロードに水晶の戦士、そしてもちろんアースエレメンタルがうろついています。強敵の宝石ドラゴンとやり合った後なので、随分楽に感じますね。アースエレメンタルも、地の精霊界でやりあったときと比べれば、だいぶ楽に戦うことができますよ。



 精霊の王の最後の一人、風の王・シャルウェンドを救出。これで精霊の王を全員解放しましたので……、えーと、どうなるんだっけ?



 一旦エスカトンのところに戻って話を聞いてみましたけど、別に何もありませんでした。っていうか、台詞の内容は変わらないので、この期に及んでもまだ、最初に話しかけるときには虫けら扱いなんですけど……。

 仕方がないので、タウンポータルでレイベンショアへと帰還。するとムービーシーンが始まり、物語はついに締めくくりを迎えるのでありました。



 解放された精霊の王たちは怒りに燃え、それぞれに怪光線を発射して、エスカトンの水晶に襲い掛かります。まるで四大怪獣総進撃のような様相を呈しています。









 その影響はエスカトンの宮殿をも揺るがします。雷鳴とどろき、宮殿全体が大きく揺らぎ、自ら不滅の存在と謳ったエスカトンも、瓦礫にまみれて倒れこんでしまいます。



 そして遂に、エスカトンの水晶は大破。それと同時に、各地にある精霊界への門も破壊されてしまいました。


















 精霊界への門が壊れたのですが、王たちは各精霊界に帰ることができるんですかね? ま、できるのかな。王だから。











 玉座の間に崩れ落ちるエスカトン。エスカトンの胸についているオブジェクトを蜘蛛のような姿へと変形させると、計画の失敗をマスターに報告するよう命じて、エスカトンはついに力尽きたのでありました。
 エスカトンの割れた顔からはメカが覗きます。エスカトンは文字通りマスターに作られた存在で、その不滅性というのも、たとえ死んだとしても代替品がたくさんいる、というような意味だったんでしょうか。MM VI やMM VII と比べるとSF色は薄いのですが、最後の最後にちょっとだけメカメカしい部分が出てきましたね。



 眼前まで押し寄せていた破滅という危機は去り、今、レイベンショアに希望の朝が訪れたのでありました。

 いきがぽーんとさけた。



 というわけで、終了ー。



 あれ? スコア低くない?
 標準がわかんないけど、MM VI でもMM VII でも、5桁はあったので、相当低いような気がします。スコアを気にしたプレイをしていたわけではありませんので、別にスコアがいくつでも構わないのですが、なんとなく悔しいなぁ。



 最後はみんなで、にっこりと。

 この後、ローランドとキャサリンはエンロスへと帰還。ザンソアはただ一人この地に残って、精霊界に関する研究を続けるようです。

 ジャデイムの人たちも平常運行に戻ります。
 商人ギルドはまた、新たなキャラバン隊を編成し、経済活動を活性化させるべく各地を奔走するようです。
 ミノタウロスの長・マルスは、バルタザールに戻り、一族の復興に努めます。キャサリンに会えた事をやたら喜んでおり、意外とミーハーな一面も見せてくれました。
 ネクロマンサーギルドと太陽の神殿、ドラゴンとドラゴンスレイヤーは、未だ戦いに明け暮れているようです。このいざこざは、世界の危機とは無関係ですからねぇ。まあ、気の済むまでやり合ってくださいな。

 ちなみに、ムービーでは破壊されてしまいましたが、各精霊界への門はまだ破壊されずに残っていました。さらに相変わらずエレメンタルは襲い掛かってくるし、王はまだ帰還していないみたいです。何やってんだよ、もう。
 また、エスカトンの水晶は破壊されているので普通の手段では行くことはできませんが、ロイズビーコンを使えば<狭間の世界>へも行くことができます。しかもエスカトンの宮殿にはエスカトンが鎮座ましましています。えーと、あのムービーシーンは一体……。

 クリア後の展開もそうなんですが、振り返ってみると、幾つかストーリー上の疑問点もありますね。一番気になるのは、あの同盟、本当に必要だったの? ということです。
 商人ギルド、トロール族、ミノタウルス族、ネクロマンサーギルド、ドラゴン族の5つの勢力が力を合わせたおかげで、世界は破滅の危機を免れることができました。しかし実のところ、あの同盟は、具体的には特に何もしてないんですよね。重要な役割を果たしたのはザンソア(と、一応その主君であるローランドとキャサリン)だけなのです。敢えて挙げるなら、各勢力のボスから、若干のアドバイスをもらった、くらいですかね。
 同盟を組むことによって精霊の侵攻を遅らせたとか、部族に伝わる秘蔵のアイテムをくれるとか、何かしらのアドバンテージがあれば良かったと思うんですけどね。せめて海賊がレイベンショアを襲撃したときに、各軍勢の兵士が出てきて町を守ったりしていれば格好がついたのになぁ。あいつらただ、部屋に篭って隠れていただけだったしなぁ。



 およそ1ヵ月半に渡ってプレイしてきたMight and Magic VIII も、ようやくエンディングにこぎつけることができました。最後の問いかけ以外は特に引っかかるところも無く、ボリューム、難易度ともに、シリーズ中でも低めになっていましたね。
 とは言え、やり残したクエストも幾つかありますし、ドラゴンが棲みついている洞窟も未探索。闘技場やバウンティーハンターギルドももう少しやりたいし、ポーション調合の研究もまだ中途半端なままです。実際にはもう少しプレイすることになるかと思いますが、その辺りのことを細々と書いていても仕方がありませんので、冒険記は今回で終わらせていただきます。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 少し前に、HoMM I からHoMM V までの、全ての基本セットと拡張パックがセットになった、Heroes of Might and Magic Collection を購入しましたので、次にプレイするMight and Magic は、一番最初に戻ってHeroes of Might and Magic I になるかと思います。まあ、実際にプレイするとしても涼しくなってからで、夏の間はゲームブックを中心に、比較的軽いゲームを遊んでいきたいなぁと思っているんですけどね。
 あ、野球観戦にも行きたいなぁ。


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