雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 MSX のRPG「ディープダンジョン」(ハミングバードソフト)をクリアしました。



これ以降、「ディープダンジョン」のネタバレが含まれています。ご注意ください。



 クリア自体はそれほど苦労しませんでしたかね。
 終盤の方の敵はそれなりに強いんですけど、普通にプレイしていれば最大レベルの21には割とあっさり到達できますし、後は魔法を駆使すれば大体なんとかなります。って言うか、レベルマックスになって、必要なものを購入した後は敵と戦う意味がほとんど無いので、最後の階層なんかでは敵から逃げまくりでした。
 謎ときについても、基本的にはすべての場所を探索し尽くせば、やることは自ずと明らかになってきます。最後の方はちょっと意味の分からない部分もあるんですけど、やれることは限られていますから、クリアする上では問題ないと思います。

 魔法についてはアイテムを購入すれば後は使いまくれるかと思っていたのですが、使用時にはHP 1 を消費するようです。ただHP は最大990になるので、1くらいは誤差。魔法をケチって敵の攻撃を喰らえばそっちの方が痛いので、基本的にはドカドカぶち込むのが正解ですね。
 特に重要なのは「まき」を購入すると使えるようになる、大ダメージを与える攻撃呪文・ブラスト。このゲーム、レベルマックス&最強装備にしても、通常攻撃の命中率が低い上に、ダメージもバラつきが大きいんですよね。ブラストの方が命中率、平均ダメージ共に上なので、基本ブラストを使う方がお得です。
 あと、「聖なる灰」を購入すると使えるようになる、敵の魔法を封じるアンカースの魔法も、特に中盤では役に立ちます。レベルを上げれば敵の攻撃によるダメージは減ってきますが、攻撃呪文を使われるとそれなりのダメージが飛んでくるので厄介なんですよね。それに体力回復呪文を使う敵も、なかなか死んでくれないので無駄に戦闘が長引くことになります。こういった魔法を使ってくる敵には、まずアンカースの呪文を使っておけば、危険なシーンを防ぐことができます。「まき」より「聖なる灰」の方が安いので、とりあえず「聖なる灰」から購入するのが良いんじゃないかと思います。



 現在いる場所の座標を表示する「コンパス」と、現在地周辺の地図を表示する「水晶」。この2つを購入すると合体して「地図」が出来上がります。自分できちんとマッピングしていれば必要ないかと思っていたのですが、ほぼほぼマッピングが完了した段階で試しに購入してみました。
 地図を見れば周辺を一気にマッピングできるので大変便利。ただ、個人的にはやっぱり自力でマッピングしたいので、絶対必要なアイテムではないと思います。
 ただですね、構造的にめちゃくちゃ長い通路とか、めちゃくちゃ広い部屋とかがあった時に、マス目を数えながら歩いている途中で敵に遭遇しちゃうと、何マスあるのかがわからなくなっちゃうことも多いんですよね。そんな場合に備えて、「コンパス」だけでも持っていると良いかもしれません。



 こと、「ゲームををクリアする」という部分ではそれほど難易度は高くないのですが、ストーリー面ではちょっと意味の分からない部分もあるんですよね。



 一番の謎は、魔王を倒すべくダンジョンに潜ったまま消息不明となった勇剣士ルウが、いつの間にか魔王になっていることです。多分初出は、この浅い階に出てきた冒険者のセリフなんですけど、いつの間にか「ルウ=魔王」という構図が当たり前の話になっているんですよね。



 ダンジョン内では、ルウが装備していた盾、鎧、剣と戦い、勝利するとその装備を入手できるというギミックもあります。
 これもどういう意味があるのかちょっとよくわからないのですが、ルウの装備は、元はと言えばルウの先代の勇剣士コナンが装備していたもの。魔王になったルウを見限ったルウの装備が自らの意思でルウの元を離れ、魔王を倒す見込みのある次代の若い冒険者をテストしているんじゃないですかね。



 また、ダンジョン内にはルウからのお役立ちメッセージもあちらこちらに書かれています。
 これは魔王になる前にルウが書いたものなのか、それとも魔王ルウが敢えてヒントを残しているのか。ルウの装備の入手についても触れられているので、やっぱり魔王ルウが書いたのかなぁ。あるいは二重人格みたいになっていて、正気に戻った時に記していたとか?



 あと、エトナ姫。
 エトナ姫を助けるイベントと、魔王ルウを倒すイベントは独立しているので、実は最初、エトナ姫を助ける前に魔王ルウを倒しちゃったんですよね。それでも普通にエンディングが始まって、エトナ姫のセリフも交えつつ最後まで進んじゃいました。
 でもそれはトゥルーエンドじゃないかもしれないので、改めてエトナ姫を救出してから魔王ルウを倒しましたが、特にエンディングに変化は無いようです。少し前に発売された「ドラゴンクエスト」でも、同じように姫を救出しなくてもゲームをクリアできますが、姫の救出の有無で若干ですがエンディングが変わります。それくらいのギミックは入れても良かったんじゃないですかね。

 しかしエトナ姫、顔の作りが簡単なのは仕方がないとしても、ちょっと腕がたくましすぎませんかね?



 当初の目論見通り、比較的お手軽にダンジョンRPG を楽しむことができました。昔のゲームなのでいろいろとアラはありますが、戦闘バランスについても、謎についても、とりあえず理不尽に難易度が高いということが無かったので、プレイする上では全く問題にはなりませんでした。



 「うぎぎぎぎぎ……」という謎の文字化けはありますが、エンディング後にパスワードが表示されて、続編である「ディープダンジョンII 勇士の紋章」にキャラクターを引き継げるんだと思います。ダンジョン内に「APカプセル」、「ACカプセル」、「HPカプセル」、「EXPカプセル」なんかがあったので、そのカプセルを起動しておけば、対応する能力値を記録できる、という感じでしょうか。
 続編も所持しているので、近いうちにプレイしたいと思います。III とIV はファミコン版のみで、まだ所有していないので、機会があれば、といったところですかね。

コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 檜山、矢祭山... 記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧 魔女になる。 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。