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 さようならハドソン特集第4弾として、「アドベンチャークイズ カプコンワールド/ハテナの大冒険」をプレイしました。「クレスト オブ ウルフ」に続いて、これもハドソンによる移植作。タイトルに堂々と「カプコン」と入っている作品を移植するあたり、ハドソンの懐の広さが伺えますね。





 このゲームには、「アドベンチャークイズ カプコンワールド」と、その続編である「アドベンチャークイズ2 ハテナの大冒険」の2作品がセットになっています。いずれもアーケードゲームからの移植で、問題数はそれぞれ約3000問が収録されています。
 ちなみにアーケードでは、「アドベンチャークイズ カプコンワールド2」という続編も出ています。ちなみに、「アドベンチャークイズ カプコンワールド」、「アドベンチャークイズ2 ハテナの大冒険」、「アドベンチャークイズ カプコンワールド2」という順番です。まぎらわしいですね。







 平和なカプコン王国を、突然襲った悲劇!
 優しくて美しい王女さまが、盗賊どもに連れさられてしまったのだ。
 少年は、王女さまを救出するため立ち上がる。が、彼の前には何人もの強敵が立ちはだかり、簡単には進めない。ヤツらの難問、奇問をかわし、王女さまを救い出すのだ。





 まずは「アドベンチャークイズ カプコンワールド」をプレイ。
 マニュアルには王女さまがどうたらこたらといったストーリーが書いてあるのですが、本編ではその描写は一切なく、いきなりゲームがスタートしてしまいます。実はマニュアルを読まずにプレイしてしまったので、エンディングに入ってからようやく「そういう話だったのか」と気付いたんですけどね。まあ、知っていようが知っていまいが、どっちでもいいようなストーリーですけどね。





 ゲームはすごろく形式ので進んでいきます。左、右、II 、I の各ボタンがそれぞれ1、2、3、4の数字に対応しており、選択したカードに書かれた数字の分だけ進めます。クイズの問題も基本的には4択なので、この1から4のボタンは回答するときにも使用します。
 2択になったり3択になったり回答時間がのびたりするなど、特殊な効果を持ったマスもあります。



 マスに止まるとクイズスタート。上に表示されているPOINT というのがノルマで、その回数分正解すればクリアとなります。
 下に表示されているクエスチョンマークのカードがお手つき許容回数。初期値は3回までですが、点数が一定値に達するごとに1つずつ増えていきます。これがゼロになるとゲームオーバー。クレジットが残っていればその場でコンティニューすることができます。
 ただし、各マスで出題される問題数は(多分)最大10問なので、ノルマが多い場合には、間違えすぎるとお手つき回数が残っていてもそれ以上出題されず、ゲームオーバーになってしまうケースもあります。



 城まで辿り着くと、ボスが登場します。1面のボスは魔界村シリーズでおなじみのレッドアリーマー。つーか、敵は盗賊だった筈では……。
 まあ、こんな感じで、各面のボスにはカプコンの他ゲームに登場するキャラクターが配されています。

 ボスはノルマが高いのですが、ジャンルセレクトをさせてくれますので、得意分野を選ぶことができればむしろ楽だったりします。また、たまに正解するとクレジットが増える問題も出してくれますしね。ある意味ボーナスステージです。



 ボスを倒したら次の面へ。
 ゲームは全6面で、各面のマップの形状は、それぞれ「C」、「A」、「P」、「C」、「O」、「M」の文字を象っています。



 2面のボスはドクター・ワイリー。だから、なんで盗賊の手下みたいになってるのさ!?

 こんな感じで全6面を走破してラスボスを倒せば、王女さまを救い出すことができます。






 一人の少年が旅していた。少年の名はハテナ。旅の目的は、この世に存在するあらゆる知恵を得ること。
 ちょうど都では、世界中の知恵者が集まる天下一問答会が開催されようとしていた。問答会の優勝賞品は、“知恵の実”と呼ばれる不思議な実。この実は1粒食べるごとに万人の知恵が得られるというが……。







 続いて、「アドベンチャークイズ2 ハテナの大冒険」をプレイ。
 こちらにはちゃんとオープニングが付いていますので、マニュアルの無い方でも安心ですよ。まあ、前作に輪をかけてどうでもいいストーリーなんですけどね。



 こちらは全7ステージ。各地で修行を積んだりしながら、都で開催される天下一問答会での優勝を目指します。
 ……まあ、問題を覚えたり、得点を稼いでお手つきカードを増やしたりするという意味では修行なのですが、修行を積み重ねるほどにお手つきカードもクレジットも確実に減っていくので、天下一問答会で勝つことだけを考えるなら、無駄に修行しないほうが良いんだけどなぁ。



 カプコンワールドと同様に、すごろく形式でマップを進んでいきます。前作よりも1ステージ辺りのマスの数は増えていますが、その分、一度に多く進めるカードも含まれているので、それほど長いなぁという感じは受けません。ラッキーカードを引けるなど、多少のイベントも増えていますしね。



 見た目こそ変わっていますが、ノルマだのお手つきだのクレジットだのといったシステムは前作とほぼ同じです。点数でお手つきが回復したり、たまにクレジットが増える問題が出てくる点も同じです。

 最大の違いは、途中に分岐が設置されていることでしょうか。マスの数が多いベーシックコースと、数が少ないなぞなぞコースとがあり、短いなぞなぞコースの方が当然早くゴールにたどり着けるのですが、そちらには必ず止まらなくてはならないマスがありますので、カードの引きによってはベーシックコースの方が早く突破できる可能性もあります。



 なぞなぞルートの固定敵は当然なぞなぞ問題で挑んでくるのですが、なぞなぞを無理に受ける必要もありません。なぞなぞを断るとジャンルセレクトさせてくれるので、戦闘必須とはいえ、なぞなぞルートの方が攻略し易くなっています。



 各ステージのゴールにたどり着くとボスが登場するのも前作と同じ。ただ前作とは異なり、ボスはオリジナルキャラとなっています。まあ、天下一問答会の元ネタにちなんでか、こいつはサイヤ人っぽい風貌をしていますけど。



 各ステージを踏破して、いよいよ天下一問答会の開幕です。
 4人の中から対戦相手を選択することになりますが、結局全員倒していかなくてはなりません。



 4人全員を倒すとラスボスが登場。こいつを倒せば天下一問答会に優勝し、知恵の実を得ることができますよ。



 1も2もコンティニューは使用しましたが、クレジットの範囲内でクリアすることができました。著しく難しい問題はなかったような気がします。でも古いゲームなので、時代の移り変わりによってわかりにくくなった問題もありましたけどね(これとか)。当時の芸能界の問題とか、懐かしい話題も多かったです。

 「カプコンワールド」「ハテナの大冒険」両作品とも、オーソドックスな普通のクイズゲームでした。ストーリー面に突っ込みどころはありますが、クイズ以外の要素はとてもシンプルなので、クイズに回答することだけに集中できました。純粋にクイズだけを楽しみたいという向きには適しているんじゃないですかね。




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