ここのところずっとさようならハドソン特集を続けてきたのですが、実のところ私がハドソンのゲームで一番好きなのは「天外魔境II 卍丸」です。天外魔境II は国産RPGという枠内でも、私が遊んだ中でベストの作品かもしれません(海外RPGまで含むのならMight and Magic シリーズに軍配が上がりますけどねー)。
ですので、本来なら天外魔境II こそ、さようならハドソン特集で取り上げるに相応しい作品なのですが、今はRPGをプレイしているだけの時間の余裕がありません(天外魔境II は特に時間がかかるゲームですしね)。そこで代わりと言っては何ですけど、天外魔境II、および外伝である風雲カブキ伝に登場するカブキ団十郎を主人公とした格闘ゲーム「カブキ一刀涼談」をプレイしました。


風雲カブキ伝のラスボスであるガープが、黒魔術師ラダ・エム・アンクの手によって復活。ジパングに再び危機が迫る! ……というのが本作の全体的なストーリーなのですが、基本的にはみんな各人各様の理由で戦っているだけで、ラダ・エム・アンクやガープのことを気にしている人はあまりいないようですね。まあ、格ゲーなんで、その辺りはあまり気にする必要はなさそうです。
本作に登場するのは、天外魔境シリーズに登場したキャラクターたち。風雲カブキ伝の主人公・カブキ団十郎を始め、カブキ伝でパーティーを組んだ阿国、プッシュ富士山、世阿弥。そしてシリーズを通して登場するマントーXに、天外魔境II に登場した菊五郎とみこし、そしてオリジナルキャラの甚五郎の8人に、ガープとラダ・エム・アンクを加えた10人です。
天外魔境II が好き、とか書いておいて何なのですが、天外魔境II も風雲カブキ伝もプレイしたのはもう10年以上も前なので、実はどんなキャラだったかよく覚えていない人もいたりして、なんともはやだったりします。特に阿国はおしとやか系の人かと思っていたのに、実は強気キャラだったのでちょっとびっくりしてしまいました。多分、天外魔境II のお絹とごっちゃになっちゃっていたんだろうなぁ。
ゲームは一人のキャラを選択して戦っていくシナリオモード、2P で対戦するVSモード、ライフの回復なしで戦い続けるライフアタックモードの3種類があります。
まずはVSモードで小手試しのつもりだったのですが、VSモードは対人専用なので、コンピュータと対戦することができません。ちぇ。
仕方がないのでストーリーモードを開始。選択できるのは、ガープとラダ・エム・アンクを除いた8人です。とりあえずは主人公のカブキでプレイしましょうかね。

おっと、いきなり同キャラ対戦ですか。

本作はアーケードカード専用ゲームなのですが、アーケードカードの格ゲーは対戦前に結構長い読み込み時間が必要な場合が多いのです。でもこのゲームは比較的短時間で済みますね。龍虎の拳なんて、メチャクチャ長かったからなぁ。

操作系は方向キー+強中弱パンチor 強中弱キックの組み合わせで技を出すという、一般的によくある格ゲーに準じています。2ボタンパッドでも一応プレイはできますが、格ゲーならやっぱり6ボタンパッドは必須ですね。

カブキの必殺技は、飛び道具の幻狼牙と、上方攻撃の天斬翔、前方に突っ込んでいく飛び蹴りの3種に、残りライフが30%を切ると使用できるようになる超必殺技の秘芸艶舞斬。
基本的には、いわゆる波動拳ライクな幻狼牙と、いわゆる昇竜拳ライクな天斬翔の2つだけで戦っていけますね。私は溜め技が苦手なので、両者とも溜め技ではないのも嬉しいところです。ただ、幻狼牙は波動拳コマンドで出るから良いものの、天斬翔は前、下、斜め、前+パンチと、昇竜拳コマンドよりひとつ長いので、しばしば出し損ねるとこともありましたけどね。


勝ちー!
この勝利コメントは、対戦相手によって全部異なっています。キャラゲーという要素も多いゲームなので、そういった部分も大事にしたい点ですね。

闘いの合間に、ところどころでカブキのありがたいお言葉も出てきたりします。


負けたー。
5戦目の菊五郎戦で始めての敗北です。
初対戦の相手だと、通常技ならともかく、必殺技に対してどう対処すればいいのかわからずに、ボコボコにされてしまうことがありますね。どういう動きなのか、どの辺りに当たり判定があるのか、どうすれば迎撃できるのか、などなどですね。菊五郎で言うなら、ピンクのぐるぐるになって突っ込んでくる技(多分、ピンクタイフーン)を喰らいまくってしまいましたよ。
コンティニューはいくらでもできるようなので、リターンマッチで菊五郎に勝利。結論としては、幻狼牙で牽制しまくってあまり近づけないようにすればOKでした。まあ、対処法さえわかればそれほど苦労することもありませんね。



それ以降も、たまに負けることもありましたけど、攻略法さえ発見できればまず負けなくなりますね。ラスボスのラダ・エム・アンクも、たまに防御不可能っぽい攻撃も出してきましたけど、圧倒的な攻撃で為す術なくやられてしまうということはありませんでした。

ラダ・エム・アンクを倒すと、申し訳程度のアフターストーリーが紹介されます。行きがかり上ラダ・エム・アンクを倒しましたけど、カブキにとってはジパングのことよりも、女の子と遊ぶ方が大事なようで。



エンドクレジットに登場するちびキャラがかわいいっす。
その後もキャラを変えて何度かプレイしてみましたけど、難易度はそれほど高くないですね。キャラ毎の相性もあったりしますが、敵の動きが単調なので、敵の動きに合わせて2、3パターンくらいの攻撃ができれば、大体は対処できちゃうんですよね。たとえばカブキなら、幻狼牙を連発していて、相手がジャンプしてきたら天斬翔で打ち落とす、とかね。相手の攻撃パターンさえわかってしまえば、後は必殺技のコマンド入力ミスさえなければ、問題なく勝てちゃう感じです。オプションで相手の強さを設定でき、今回はデフォルトの四でプレイしていたのですが、もう少し高くした方が面白く遊べそうですね。
格ゲー初心者としてはわかり易くていいのですが、攻略法を見つけてそこを突いていくというのは、どちらかと言えば格ゲーよりもアクションゲームをプレイしている感覚に近いかもしれません。せっかく格ゲーなんだから、もっと技の応酬を楽しめるような作りになっていて欲しかったです。
それからゲームを大味にしていたのが超必殺技の存在です。普通の必殺技は通常技と比較してもそれほどダメージが多いわけではないのですが、超必殺技はかなりのダメージ量があります。ですので、双方体力が減ってきて超必殺技が撃てるようになると、超必殺技を当てた方が勝ち、みたいになっちゃうんですよね。体力が30%を割り込みさえすれば後は超必殺技が撃ち放題になってしまうので、それまでちびちびと体力を削り合っていたのに、ラストだけ妙に大雑把な展開になってしまうのが残念でした。
結局、人気シリーズのキャラクターの魅力に頼りきっているばかりで、格ゲーとしての完成度はそれほど高くはないと思います。その割にストーリー性もそれほどないし、オリジナルな要素もかなり薄い。全体的に、どうにもやっつけ仕事のような感じがしてなりませんでしたね。
それでも収穫があったのは、また天外魔境シリーズをプレイしたくなったことです。特に天外魔境 II 。天外魔境 I や風雲カブキ伝も悪くないけど、やっぱりII ですよ、II 。すぐにというのは難しいですけど、Might and Magic の再プレイが一段落着いてから、ですかね。それだけでもこのゲームをプレイした価値があったというものです。
あー、なんかもう、無駄にテンションが上がってきましたよ。やらなきゃハドソン!

ですので、本来なら天外魔境II こそ、さようならハドソン特集で取り上げるに相応しい作品なのですが、今はRPGをプレイしているだけの時間の余裕がありません(天外魔境II は特に時間がかかるゲームですしね)。そこで代わりと言っては何ですけど、天外魔境II、および外伝である風雲カブキ伝に登場するカブキ団十郎を主人公とした格闘ゲーム「カブキ一刀涼談」をプレイしました。
開幕! 天下一決定戦
格闘ゲームの真打ち登場!
天下御免の超武闘が開幕だ!
「カブキ一刀涼談」マニュアルより


風雲カブキ伝のラスボスであるガープが、黒魔術師ラダ・エム・アンクの手によって復活。ジパングに再び危機が迫る! ……というのが本作の全体的なストーリーなのですが、基本的にはみんな各人各様の理由で戦っているだけで、ラダ・エム・アンクやガープのことを気にしている人はあまりいないようですね。まあ、格ゲーなんで、その辺りはあまり気にする必要はなさそうです。
本作に登場するのは、天外魔境シリーズに登場したキャラクターたち。風雲カブキ伝の主人公・カブキ団十郎を始め、カブキ伝でパーティーを組んだ阿国、プッシュ富士山、世阿弥。そしてシリーズを通して登場するマントーXに、天外魔境II に登場した菊五郎とみこし、そしてオリジナルキャラの甚五郎の8人に、ガープとラダ・エム・アンクを加えた10人です。
天外魔境II が好き、とか書いておいて何なのですが、天外魔境II も風雲カブキ伝もプレイしたのはもう10年以上も前なので、実はどんなキャラだったかよく覚えていない人もいたりして、なんともはやだったりします。特に阿国はおしとやか系の人かと思っていたのに、実は強気キャラだったのでちょっとびっくりしてしまいました。多分、天外魔境II のお絹とごっちゃになっちゃっていたんだろうなぁ。
ゲームは一人のキャラを選択して戦っていくシナリオモード、2P で対戦するVSモード、ライフの回復なしで戦い続けるライフアタックモードの3種類があります。
まずはVSモードで小手試しのつもりだったのですが、VSモードは対人専用なので、コンピュータと対戦することができません。ちぇ。
仕方がないのでストーリーモードを開始。選択できるのは、ガープとラダ・エム・アンクを除いた8人です。とりあえずは主人公のカブキでプレイしましょうかね。

おっと、いきなり同キャラ対戦ですか。

本作はアーケードカード専用ゲームなのですが、アーケードカードの格ゲーは対戦前に結構長い読み込み時間が必要な場合が多いのです。でもこのゲームは比較的短時間で済みますね。龍虎の拳なんて、メチャクチャ長かったからなぁ。

操作系は方向キー+強中弱パンチor 強中弱キックの組み合わせで技を出すという、一般的によくある格ゲーに準じています。2ボタンパッドでも一応プレイはできますが、格ゲーならやっぱり6ボタンパッドは必須ですね。

カブキの必殺技は、飛び道具の幻狼牙と、上方攻撃の天斬翔、前方に突っ込んでいく飛び蹴りの3種に、残りライフが30%を切ると使用できるようになる超必殺技の秘芸艶舞斬。
基本的には、いわゆる波動拳ライクな幻狼牙と、いわゆる昇竜拳ライクな天斬翔の2つだけで戦っていけますね。私は溜め技が苦手なので、両者とも溜め技ではないのも嬉しいところです。ただ、幻狼牙は波動拳コマンドで出るから良いものの、天斬翔は前、下、斜め、前+パンチと、昇竜拳コマンドよりひとつ長いので、しばしば出し損ねるとこともありましたけどね。


勝ちー!
この勝利コメントは、対戦相手によって全部異なっています。キャラゲーという要素も多いゲームなので、そういった部分も大事にしたい点ですね。

闘いの合間に、ところどころでカブキのありがたいお言葉も出てきたりします。


負けたー。
5戦目の菊五郎戦で始めての敗北です。
初対戦の相手だと、通常技ならともかく、必殺技に対してどう対処すればいいのかわからずに、ボコボコにされてしまうことがありますね。どういう動きなのか、どの辺りに当たり判定があるのか、どうすれば迎撃できるのか、などなどですね。菊五郎で言うなら、ピンクのぐるぐるになって突っ込んでくる技(多分、ピンクタイフーン)を喰らいまくってしまいましたよ。
コンティニューはいくらでもできるようなので、リターンマッチで菊五郎に勝利。結論としては、幻狼牙で牽制しまくってあまり近づけないようにすればOKでした。まあ、対処法さえわかればそれほど苦労することもありませんね。



それ以降も、たまに負けることもありましたけど、攻略法さえ発見できればまず負けなくなりますね。ラスボスのラダ・エム・アンクも、たまに防御不可能っぽい攻撃も出してきましたけど、圧倒的な攻撃で為す術なくやられてしまうということはありませんでした。

ラダ・エム・アンクを倒すと、申し訳程度のアフターストーリーが紹介されます。行きがかり上ラダ・エム・アンクを倒しましたけど、カブキにとってはジパングのことよりも、女の子と遊ぶ方が大事なようで。



エンドクレジットに登場するちびキャラがかわいいっす。
その後もキャラを変えて何度かプレイしてみましたけど、難易度はそれほど高くないですね。キャラ毎の相性もあったりしますが、敵の動きが単調なので、敵の動きに合わせて2、3パターンくらいの攻撃ができれば、大体は対処できちゃうんですよね。たとえばカブキなら、幻狼牙を連発していて、相手がジャンプしてきたら天斬翔で打ち落とす、とかね。相手の攻撃パターンさえわかってしまえば、後は必殺技のコマンド入力ミスさえなければ、問題なく勝てちゃう感じです。オプションで相手の強さを設定でき、今回はデフォルトの四でプレイしていたのですが、もう少し高くした方が面白く遊べそうですね。
格ゲー初心者としてはわかり易くていいのですが、攻略法を見つけてそこを突いていくというのは、どちらかと言えば格ゲーよりもアクションゲームをプレイしている感覚に近いかもしれません。せっかく格ゲーなんだから、もっと技の応酬を楽しめるような作りになっていて欲しかったです。
それからゲームを大味にしていたのが超必殺技の存在です。普通の必殺技は通常技と比較してもそれほどダメージが多いわけではないのですが、超必殺技はかなりのダメージ量があります。ですので、双方体力が減ってきて超必殺技が撃てるようになると、超必殺技を当てた方が勝ち、みたいになっちゃうんですよね。体力が30%を割り込みさえすれば後は超必殺技が撃ち放題になってしまうので、それまでちびちびと体力を削り合っていたのに、ラストだけ妙に大雑把な展開になってしまうのが残念でした。
結局、人気シリーズのキャラクターの魅力に頼りきっているばかりで、格ゲーとしての完成度はそれほど高くはないと思います。その割にストーリー性もそれほどないし、オリジナルな要素もかなり薄い。全体的に、どうにもやっつけ仕事のような感じがしてなりませんでしたね。
それでも収穫があったのは、また天外魔境シリーズをプレイしたくなったことです。特に天外魔境 II 。天外魔境 I や風雲カブキ伝も悪くないけど、やっぱりII ですよ、II 。すぐにというのは難しいですけど、Might and Magic の再プレイが一段落着いてから、ですかね。それだけでもこのゲームをプレイした価値があったというものです。
あー、なんかもう、無駄にテンションが上がってきましたよ。やらなきゃハドソン!

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