雑居空間
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 JR青梅線沿線の山登りシリーズ。東青梅駅から宮ノ平駅まで線路が東西に伸びているのですが、その南側に横たわる山々を歩いてきました。



 スタートはJR宮ノ平駅。



 多摩川を渡り、南西の方へ移動していきます。





 竹林の横を通り、民家の脇を抜けると、いよいよ登山道。しかしこの入り口のところが妙に狭くて、両脇から笹が迫り、ちょっと嫌な感じです。



 ただそれもはじめのうちだけで、少し進めば普通の山道。歩くのに不自由することはありませんでした。



 しばらくはうねうねとした道を登っていきます。



 ここの登りが結構急坂で、なかなかしんどかったです。
 それから、ちょいちょいクモの巣も張られていました。不思議なのは、この登りの途中でトレランの人とすれ違ったんですけど、すれ違った直後にもクモの巣に引っかかったりしたことです。トレランの人、このクモの巣どうやってかわしたんだろう? それともトレランの人が通り過ぎた後に張られた、出来立てホヤホヤのクモの巣だったのかしらん。



 15分くらいで、尾根の上に到着。って、15分しかかかっていなかったのか。なんか、結構苦労したような覚えがあるんだけどなぁ。

 この案内板の上にもいますが、この周辺の山々には、そこかしこにまっくろくろすけがたくさんいます。



 ここから西に行くと愛宕山があります。愛宕山にも行くつもりではいたのですが、倒木が道をふさいでいたので止めました。これくらいなら乗り越えていけるんですけど、ネットで他の人の山行記録を見てみると、この先はもっとひどい倒木もあるようで、行かなくて正解だったかもしれません。
 ただ、愛宕山まで行けるルートもあるよ、って言っている人もいるんですよね。ま、その辺は自己責任で、ということでしょう。



 案内板には記載がないのですが、正面に入っていく道みたいなものもありましたが、どこに通じているのかよくわからなかったので止めておきました。



 しばらくこの辺りをウロウロしていたのですが、素直に東の方へ進んでいきます。
 ここからしばらくは尾根歩きなので、多少のアップダウンはありますが、そんなに苦労する場所はありませんでした。



 およそ10分ほどで要害山に到着。
 要害山は標高414メートル。尾根歩きの途中にぽこんと出現するので、あまり山頂感はありません。



 ここにもまっくろくろすけが。



 またしばらく尾根道を東へ東へと移動していきます。



 途中、南方向に開けている場所がありました。



 今回の観光ポイントの1つ目。天狗岩の手前までやってきました。
 天狗岩へは、尾根道を外れて北へ向かったところにあります。要害山からおよそ20分ほどでした。



 一度下った後、少し登り返して天狗岩の入り口へ。この岩山全体が天狗岩ってことなんですかね。



 岩をよじ登って天狗岩のてっぺんへ。



 てっぺんの先に標識が立っています。



 そのもう少し先に山から突き出たビューポイントがあります。



 青梅市市街地がよく見えるのですが、雲が多いのが残念!



 尾根道に戻り、また東へと進んでいきます。



 天狗岩への分岐からおよそ10分。本日のメインディッシュ、赤ぼっこです。変な名前ですが、赤ぼっこという名前の山です。





 赤ぼっこは標高409.6m。そして山頂標識の周りには、大量のまっくろくろすけが!



 赤ぼっこという名前は、関東大震災によって露出した赤い土の色に由来しているそうです。



 ここは北側に突き出しているので、広い範囲を見渡すことができます。ああ返す返す、曇り空なのが本当に残念ですね。
 山頂にはどっちの方向に何が見えるのかという案内標識がやたらたくさん並んでいます。



 こちらは筑波山方面。見えないけど。



 こちらは大岳山。見えないけど。



 山頂標識に温度計が付いていました。この日は9月中旬でしたが、午前9時くらいで22度。だいぶ涼しくなってきました。
 ここでちょっとチョコバーをかじりながら休憩していたのですが、小さい虫が大量に近づいてきたので、ちょいちょい場所を移動しながらの休憩になってしまいました。おのれ虫、許すまじ。





 またしばらく東へ進むとフェンスが現れます。



 ここはゴミの処分場。まあ、必要な施設ではあるのですが、山歩きをしているときに出くわしたくはないですね。



 馬頭観音。右の標識の遥かにでかいのがなんとも。お社でも建ててあげればいいのに。



 その先は馬引沢峠。ここから宮ノ平駅方向へ下りる道もあるのですが、今回はもう少し先へ。



 で、その先にある分岐ですが、東へ伸びる「畑中・駒木野」と書かれている方向がハイキングコースとしてよく紹介されているルートなのですが、今回はピークハントのためにここから北へ向かい、風久保山を目指します。



 ピークハントとは言え、北って基本的に下山する方向なので、道中はほぼ下り。すいすいと歩いて行けます。



 15分ほど歩いたところで、整然とした林に出ました。あきらからに人工的に植えられたものですね。
 一応この辺りが風久保山の山頂なのですが、ピークに至る道はなく、山頂標識も眺望もありませんでした。まあ、観光のことを考えている山ではないんでしょうね。



 風久保山山頂からちょっと北に抜けると、街はもう目と鼻の先です。



 最短ルートで街に下りる道もあるようですが、なるべく山歩きを満喫するべく、東の方へと進んでいきます。



 山道ではありますが、左を見れば目の前には街があります。



 山中に作られたひみつきち、の残骸が残されていました。



 そんな感じで山道を進んでいったのですが、そろそろ街に出るよねっていう頃になって、道がちょっと悪くなってきました。



 ちょっと急斜面なのに加えて、近くに沢があって地面が湿っており、滑りやすくなっています。実際、ちょっと足をひねりかけてしまいました。もうすぐ街だからと言って、油断してはいけませんね。



 なんて思っていたら、不意に民家登場。



 野趣あふれる沢もいつの間にか小川になり、この日の山行はここでおしまいです。



 宮ノ平駅から民家に出たところまでで、行動時間は2時間36分、移動距離は7.7㎞、累積上りは461m、累積下りは485m、消費カロリーは1166kcalでした。

 割とがっつり山登りした気がしていたのですが、数字を見るとそんなに大したことはありませんでしたね。最初の尾根までの登りがちょっとキツかっただけで、後はかなり楽々ではあったんですよね。単純に体力が落ちているので、軽い山でも満足しちゃったということもあるでしょうけど。

 しかしそれは置いておいても、天狗岩、そして赤ぼっこからの眺望はなかなか良かったです。曇っていたので完全版ではありませんでしたが、「天気が良ければいい景色なんだろうなぁ」ということが容易に想像できるくらいにはいい景色でした。
 天気の良い日を選んで、もう一回眺望を楽しみに行くのも良さそうですね。リハビリ登山ルートの候補に入れておこうっと。



 最後にもう一回多摩川を渡り、青梅駅から帰宅しました。


コメント ( 2 )
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コメント
 
 
 
Unknown (ANZI刹那)
2021-03-18 12:19:43
天気は残念でしたが、良い眺めですね(^^)/
 
 
 
Unknown (タワ・タワー)
2021-03-18 22:29:52
ANZI刹那さん、コメントありがとうございます。

普段は歩くこと自体がメインで、眺望はそれほど重視しないんですけど、ここは事前情報をあまり入れていなかったおかげで、予想外に良い眺めが飛び込んできて驚いたことを覚えています。
タイミングが合えば、次は晴れの日を狙って登ってみたいですね。
 
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