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 PCエンジンの麻雀ゲーム「戦国麻雀」をプレイしました。





信玄が攻め、謙信が機略をめぐらす……。群雄割拠の戦国時代を舞台に、プレイヤーは歴史上の武将たちと麻雀で対戦。さらに、さまざまな場面で対戦相手たちがメッセージを述べ、4人打ち麻雀の楽しさを盛りたてます。

「戦国麻雀」マニュアルより。


 意外と渋いタイトル画面ですね。
 登場するのは、毛利輝元、豊臣秀吉、上杉謙信、伊達政宗、ねね、織田信長、淀君、武田信玄、島津義久、一豊の妻、徳川家康、北条氏康の、個性溢れる12人の武将。ゲームは12人の中から3人を選んで対戦するノーマルモードと、麻雀に勝つことで国を奪っていく合戦モードの2種類があります。せっかくの「戦国麻雀」ですから、プレイするならやはり合戦モードでしょう。



 いきなり変な人が出てきて、偉そうに命令してきます。誰? 将軍? 天皇?
 私は新潟県出身なので、こういうときは大体上杉謙信を使用するのですが、今回はなぜか四国を統一している山内一豊の妻を選択してみました。かかあ天下ってレベルじゃねーぞ!



 まずは近隣にいる、九州の島津義久、中国の毛利輝元、近畿の豊臣秀吉との対局です。



 みんな揃って上目づかいなのは何でだろう?
 対局中の動作は多少もっさりしていますね。鳴こうとしたときにキー入力の受付がワンテンポ遅れるので、一瞬「アレ?」と思うこともありました。リーチをかけたときにはオートで進行するのですが、当たり牌が出たらなんでもかんでも勝手に上がってしまいますので、安目だからスルーするということもできません。
 序盤に毛利輝元が走りますが、終盤に逆転してトップを奪います。秀吉はマニュアルにはかなり強い打ち手と書かれていますが、まったくいいところがありませんでした。



 いや、そこは“あなた”じゃなくて、“一豊の妻”と表記して欲しかった……。
 トップを取った場合には、マイナスになった武将の国を奪うことができますので、一気に九州と近畿地方を併合です。すごいぞ、一豊の妻。

 2戦目は倒し損ねた毛利輝元と、近江のねね、大阪の淀君との対局。



 全員がずっとプラマイ5000点くらいの僅差で推移しましたが、南3局でハネ満を上がって一気に抜け出します。しかしオーラスでねねが上がってギリギリ30000点に乗せたので、仕留め損ねてしまいました。
 マニュアルにも強くないと明記されている淀君は、確かに弱かったです。



 3戦目はねね、織田信長、徳川家康との対局。



 大物登場ながら地味な得点経過でしたので、終盤に満貫1回上がっただけで安全圏まで到達できました。でも、全体的に着実に得点を重ねていた家康だけは振り切れませんでした。ちぇ。



 4戦目は徳川家康、北条氏康、武田信玄。



 序盤から飛び出したのが氏康。私もある程度稼いだものの、家康にハネ満を振ってしまい20000点くらいまで減少。その後信玄がゼロになって終わりかと思いきや、点数がマイナスになっても試合続行だったおかげで命脈がつながりました。こちらもハネ満をあがって持ち直し、3位ながらなんとかプラスでフィニッシュ。やれやれどっこいですよ。





 エラソーな人、再登場。トップを取れなくてもマイナスにならなければゲームは続行できます。まあそれはいいのですが、トップを取った氏康は、マイナスだった信玄の国を奪ってもよさそうなもんですけどね。
 トップを取れなかったときは、同じメンツでもう1戦。序盤から氏康が走り、なんとなくいいところのないままジリ貧になってしまいました。



 セーブはできませんので、負けたらそこでおしまいです。勝ちつづけないといけないというのは、なかなか厳しいですなぁ。



 うわー、なんかむかつくー。もう既に西日本は統一してるっちゅうねん。将軍だか天皇だか知りませんけど、そもそもこいつに力が無いから戦乱の世になってるんだろうに。



 ノーマルモードでも何度か対局してみましたが、戦国時代というガワを被ってはいるものの、中身は普通の麻雀ゲームですね。
 このゲームの持つ戦国時代らしさは、せいぜいエッセンス程度でしょうか。各武将は頑張って“らしさ”を演出してはいますが、それらを麻雀というゲームの枠内で表現できることは限界がありますし、あとはせいぜいセリフ程度。合戦モードもあまり凝ったものではありません。メンツ的に仕方がないのでしょうが、淀君はともかく、毛利輝元や北条氏康あたりがマニュアルで雑魚っぽい書かれ方をしているのにも違和感を覚えました。
 セーブができたならじっくりと合戦モードをプレイしたかったのですが、勝ちつづけなくてはいけないというのがちょっと面倒くさいので今回はパスします。麻雀にしろ、戦国要素にしろ、あまりこのゲームならではというものが無かったのが残念でしたね。良くも悪くも、ごくごく普通の麻雀ゲームでした。



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