雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 1都3県の緊急事態宣言が延長されまして、またしばらくアウトドア系の趣味はおあずけということになりそうです。去年の春ごろよりはマシですけど、やっぱり身体はなまり気味。また軽い山から体を慣らしていかなくてはならなそうです。
 それはさておき、昨年夏から冬にかけての山行記録をほとんど書いていなかったので、しばらくは去年登った山の話を書いていこうかと思います。山の日に草戸山に登ったときに結構大変だったので、暑い夏の間は素直に易しい山に登っておこうと、東京都あきる野市の大澄山から、羽村市の浅間岳に登ってきました。





 JR青梅線の福生駅からスタート。青梅線沿線は高水三山や御岳山から、最奥部の奥多摩に至るまで登山ルートの多い路線なのですが、大澄山は青梅線沿線の山並みの中の、一番手前に位置しています。
 青梅線を使っての山登りはこの日が初めて。この頃は東京都内の山しばりでルートを探していたので、しばらくはこっち方面を積極的に訪れていました。



 多摩川越しに眺める大澄山。



 駅からおよそ30分ほどで、登山道入り口に着きました。
 近くにある草花神社から登るルートもあったのですが、こっちに着いちゃったので、ここから登ることにしましょうか。



 草ボーボーの道を進んでいきます。自然の中を歩くのはいいんですけど、人里近くのこういう道は、あんまり歩いていて楽しいものでもないですね。



 少し進んだら、ようやく普通の山道になりました。



 と、思ったら、あっという間に大澄山山頂に到着。登山口から約5分。早い!



 大澄山は標高192m。登るのが易しいのは分かっていましたけど、さすがに易し過ぎたかなぁ。
 ちなみに、この標識を見るまで、大澄山のことをずっと「おおすみやま」と読んでいました。「だいちょうざん」だったのか……。



 周りには木が生い茂っていて、眺望はほぼありません。



 大澄山近くには、特に名前は付いていないようなのですが、小ピークがあるので、ついでにそちらへも寄ってみます。



 まっすぐ行くと浅間岳方面なのですが、左手の道へ入っていきます。



 この写真だけ見ると普通なんですけど、この小ピークへの上り下りで、夏山の洗礼を受けてしまいました。ここ、クモの巣がめちゃくちゃ張り巡らされていたんですよね。
 普通に山道を歩いているだけでも、数メートルおきにクモの巣に引っかかる。しかも、やたら強固で分厚いやつで、払おうと思ってもなかなかうまく取れてくれません。
 大きめの木の枝を拾って常に前方を払いながら歩いていたんですけど、それでもたまに顔にかかったりして、本当に厄介でした。それだけ人の通らない道なんだろうなぁ。

 

 山頂に到着。このピークは標高203mで、何気に大澄山よりも高いです。
 ちょっとした広場になっており、特に大したものはありませんが、三角点が設置されています。



 登ってきたところと別ルートから降りると、一部では有名な廃墟が現れました。







 本当は大澄山からまっすぐ進んで、まだしばらく山道を歩けたようなのですが、なんとなく、一旦車道に出ちゃいました。ここから改めて浅間岳を目指します。



 浅間岳登山口の手前に、朝日山妙見堂というお堂があったようなのですが、現在は取り壊されしまっているようです。





 石造りの階段を登ってみると、朝日山妙見堂の痕跡が、いくつか残されています。





 朝日山妙見堂から下りていくと、ようやく浅間岳への登り口です。



 ただ、浅間岳への道の隣にはゴルフ場があり、ルートの左側にはずっとフェンスが伸びています。ちょっと風情がなく、山登り感が削がれてしまいますね。



 登ってすぐのところから。さほど標高が高いわけではありませんが、右側には福生市、羽村市方面が良く見えます。



 なまった身体ながら、それほど大した斜度のところもなく、ペースを落とすことなく快調に歩いていくことができます。



 ほどなく、山頂に到着。ここのベンチでしばらく休憩していたのですが……。





 本当の山頂は、このベンチがあったところのもう少しだけ先でした。だまされた―!

 浅間岳は標高235m。登り口からの比高は60mほどで、疲労はほとんどありませんでした。



 ハイキングコースとしては、浅間岳から羽村駅へ下りていくルートがよく紹介されていて、この日も場合によってはここから下りるつもりでした。ただ、やっぱりちょっと歩き足りなかったので、浅間岳から北へ向かい、満地峠まで足を延ばすことにしました。





 この辺りはぐっと山道っぽくなってきて良かったですね。ようやく山登り感が出てきましたよ。



 楽しいハイキングコース。
 実際、この辺は歩いていて楽しかったです。



 と、思いきや、また人工物が登場。



 電気柵もありました。どうやら某宗教施設のようです。



 そこを抜けたらまた素敵な山道。



 しかしながら、満地峠の手前にスズメバチの巣が。おそるおそる先に進んでみたら、思ったよりも近くに巣があって、巣から1匹スズメバチが出てきたので、慌てて通り抜けました。焦りましたわー。



 ここから小作駅方面へ下りていきます。





 小作駅に到着して、この日の山行は終了。福生駅から小作駅まで、歩行時間は2時間41分、歩行距離は9.7㎞、累積上りは445m、累積下りは410m、消費カロリーは1220kcalでした。

 軽いところを選んだとは言え、思ったよりはずっと楽なルートで、若干歩き足りませんでしたね。特に大澄山から浅間岳までは、人里の雰囲気が近すぎて、山登りというよりは街歩きの延長といった感じでした。浅間岳から満地峠までの道は割と良かったのですが、最後に出くわしたスズメバチのせいで、楽しい山歩きに水を差されてしまいました。

 緊急事態宣言が解除されて山歩きを再開する際には、また簡単なところから始めなくてはならないと思うのですが、東京都内でまだ歩いていない簡単なコースって、あんまり残っていないんですよね。仕方がないので、あまり趣味ではないのですが、既に歩いたことのあるコースも選ぶ必要がでてきますが、このルートはちょっとパスですかね。歩きごたえという意味でもそうですけど、せめてもう少し山感のある所に行きたいです。
 虫に関しては……。季節柄仕方がないんでしょうね。この後行くいくつかの山でも、虫には悩まされることになります。



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