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 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Shadow of Death」のキャンペーン「Rise of the Necromancer」のシナリオ1「Target」をプレイしました。



Rise of the Necromancer

Sandro must fight his way past his old master and several other lords who want the artifacts he carries. Once in Deyja he will make allies and soon rise to the top of the Deyja hierarchy.


 このキャンペーンの主人公は、Gem やCrag Hack を騙してまんまとArtifact を持ち逃げした、Necromancer のSandro です。



 彼は師匠であるEthric の指示により様々なArtifact を収集してきたわけですが、このキャンペーンでついに、己の野望――Deyja へ行き、そのトップに登りつめること――を実現するための行動を開始しました。このキャンペーンでは、師匠や他の諸侯らと鎬を削っていかなくてはならないようですね。

 Sandro もまた普通のシナリオにも登場するHero なのですが、そちらでは既にLich の姿となっています。



 「Shadow of Death」は「Restoration of Erathia」よりも前の話ですので、このキャンペーンを通じてLich へと変貌を遂げるんでしょうかね。しかし実は、Sandro は「HoMM I」および、「HoMM II」にも登場しているのですが、そこでのSandro の姿は既にLich だったりします。

 

 ほとんど変わりませんが、左が「HoMM I」でのSandro、右が「HoMM II」でのSandro です(実際には「HoMM II」の方が縦に1ライン分短くなっています)。あれ? じゃあ、このキャンペーンでの肉と皮を持ったSandro の姿は何?



Target

Defeat all of Sandro's enemies to win the scenario. However, if Sandro is defeated in combat, the scenario is lost. Sandro is limited to level 5 but will carry his experience, skills, and spells on to the next scenario.


 マップサイズはM。チームカラーはRed で、敵はBlue、Tan、Green、Orange、Perple の5ヶ国となっています。Mサイズの割には、やたらに敵の数が多いですなぁ。難易度はデフォルトではNormal ですが、今回はHard に上げてプレイします。
 シナリオ開始前に、Scroll of Lightning Bolt、8 Walking Dead、+2 Attack Skill の中からひとつを選択します。Lightning Bolt は魅力ですけど、ここはやっぱり普遍的に役に立つAttack Skill ですね。

 まずはSandro の独白から物語は始まります。

It seems Ethric, my old master, has finally tracked me down. He hasn't been tto happy about me becoming a Necromancer and wants to remove the blight from his career. Ethric is no fool. He spread word of my location to those who would stop me. It does not matter. I will defeat these fools, soundly beat my master and continue on to Deyja, where they will appreciate my talents.

 そしてゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

At last! You have the Cloak of the Undead King and the Armor of the Damned! Your plans to take over Deyja can now commence! Ethric, your old master, became furious when he received word you became a Necromancer. When he learns about your plans with these two artifacts, he will be absolutely livid!
You have also learned Ethric has spread word of your whereabouts to those who lost these two precious artifacts and to others who have their own reasons for despising Necromancers. Your journey to Deyja might have a difficult start, so you send a party of scouts ahead to search for any signs of an ambush.

 これまでずっとEthric に師事してきたSandro ですが、それも彼にとってはただの踏み台でしかなかったようです。Sandro の真の目的は、Deyja に行ってNecromancer となることだったのです。
 しかしEthric も莫迦ではありません。Sandro の行動に気付いたEthric は怒り狂い、Deyja に敵対する勢力に連絡して、Sandro を止めるための包囲網を敷いたのです。
 これはSandro にとって大いなる脅威ですが、かと言って逃げるつもりはさらさらありません。今、彼の手にはCloak of the Undead King とArmor of the Damned という、ふたつの強力なArtifact があるのです。かつての師匠を正面からぶち破り、堂々とDeyja に入ってやりましょう。



 こちらの本拠地は、マップ南部にあるNecropois です。
 Sandro は、Gem とCrag Hack に集めさせた7つのArtifact を所有しています。各Artifact は単体でもPrimary Skill を上げたり、Necromancer Skill の効果を上げたりする力を持っていますが、Gem に集めさせた3つを組み合わせることで、Cloak of the Undead King が、Crag Hack に集めさせた4つを組み合わせることで、Armor of the Damned が完成します。
 Cloak はNecromancer Skill を強化してくれて、戦闘で倒した相手の30%をアンデッドとして蘇生さる力を持っています。さらに通常は死者をSkelton とするのですが、Hero がNecromancer Skill のBasic を持っていればZombie、Advanced ならWight、Expert ならLich として蘇生させます。Sandro も最初はBasic ですが、将来的にLich を獲得できるようになるならば大きいですね。
 Armor は、戦闘時に50ターンの間持続するSlow、Curse、Weakness、Misfotune の呪文をかける力を持っています。これまた戦闘時のアドバンテージはかなり大きなものとなりそうです。

 2日目に、かつてEthric の元で共に学んだ旧友であるJeddite からの手紙が届きました。Jeddite こそSandro にEthric を紹介した自分であり、そのSandro がEthric を裏切ったことに、相当の責任を感じているようです。もっとも、Ethric は初めてSandro と会ったときから、魔術を正しく学ぶための素養を疑問視していたようですけどね。
 そしてJeddite は、Sandro がDeyja へ無事に辿り着くことはないだろうと警告します。彼は北部において、Rampart と同盟を結び、Sandro の前に立ち塞がるつもりのようです。そしてふたつのArtifact を奪い返し、Ethric に返すのだと。
 Sandro もJeddite のことを憶えていました。Jeddite は出来の良い学生だっただけでなく、Sandro のよき友人でもありましたから。Sandro とEthric を引き合わせたことをJeddite は気にしているようですが、Sandro はこの局面を突破するためには、彼のその弱点を突くべきだと考えたのでありました。非常ですなぁ。

 少しして、東方からTan のHero がやってきます。ここのところ序盤から強敵に出くわすシナリオばかりだったのでちょっと身構えてしまいましたが、案外弱かったので軽く撃退します。かなりシングルシナリオに似たタイプのシナリオのようですね。Artifact のアドバンテージがありますので、もしかしたら序盤からガンガン攻めていった方がいいのかもしれません。

 6日目に、スパイからメッセージが送られてきました。
 曰く、この先の行軍はなかなか容易ではなく、本拠地の周囲には砂漠が広がっているとのこと。そしてその砂漠にある鉱山には全てCreature が立ち塞がっているとも。くれぐれも慎重に行動し、常に戦いに備えておかなくてはならないようです。

 マップ中央部へ向かうと、北へ向かう道をTan のGarrison が塞いでいます。近寄ってみると、スパイからの報告が入ってきました。どうやらそのスパイは、Lord Ufretin と、彼の指揮官との会話を盗聴することができたようです。
 スパイの報告では、Ethric からSandro がこの地方にArtifact を持って侵入したことを知らされた彼らは、Sandro からArtifact を奪い、それをJeddite に渡すことに同意したようです。彼らはSandro がいかに脅威となるかを充分承知しており、緊急に軍備を整えています。
 Ethric の報せはかなり迅速に各地に伝わっているようですね。Sandro もまた、不意打ちをかますために、より多くのことに頭を巡らせなくてはなりません。

 そのGarrison には大した軍勢が居なかったので楽々突破します。しかしそのとき、東の方からやって来たBlue のHero・Jeddite の襲撃を喰らってしまいました。



 Jeddite の能力はまあそれ程高いわけでもありませんが、まだ1週間も経過していない段階にしては、 ちょっと敵軍が多すぎました。それにJeddite はDestroy Undead の呪文を使ってくるのがとても嫌らしく、勝つチャンスはまったく無いままにやられてしまいました。やっぱりシングルシナリオ的な速攻はダメなのかなぁ。



 少し前からやりなおし。
 今度は北上せずに南東方面へと移動していきます。するとそこに、Blue のDungeon を発見しました。近づいてみると、そこはどうやらJeddite の支配する地域のようです。
 Jeddite の言葉から、彼がけして戦いから逃げ出すような男ではないことはわかっています。Sandro は、旧友と戦うということが戦略上どう影響するのかについて考えますが、結局、相手をよく知っているのはお互い様であるという結論に落ち着きます。

 8日目。Jeddite からの手紙を受け取ってから、およそ1週間が経過しました。Sandro はアドバイザーからの進言で、この戦いを有利に進めるために、Jeddite との友情を利用すべきだということを思い出しました。そこでJeddite に向けて手紙をしたためることにしました。
「警告は受け取った。俺を止めるというお前の誓いに、俺が恐れ、逃げ隠れすると思うか? いや、それはむしろ、俺の決意を強固なものとするだけだ。俺はArtifact を持ってDeyja に行き、それらの力を用いてDeyja の頂点に立つ。お前の力では、俺を止めることはできない。もし、あくまでも俺の邪魔をするというのなら、お前の配下の者を皆殺しにし、俺の呪いによって不死の身体に変えてやる。
 そうそう、お前には礼を言わねばならない。俺に強大な魔法の力を教えてくれたのは、お前なのだから。お前の助けがなければ、このような大事を成し遂げることは出来なかっただろう」
 その言葉を書き付けると、メッセンジャーはすぐに去っていきました。少し自信過剰に書きすぎたかも知れないとも思いましたが、上手くいけば、Jeddite の信念を叩き壊す役に立ってくれることでしょう。

 しかしながら、手紙の効果があったのか無かったのか、北上したと思っていたJeddite がまたもややってきました。こいつには勝てないので、しかたなくDungeon に突撃をかまします。
 Dungeon を守るのは、Hero 抜きの4 Medusas のみ。しかしこちらはSkelton、Zombie、Wight のみなので城壁突破能力が著しく低く、4 Medusas とArrow Tower のMedusa の射撃でバタバタとやられてしまいました。やっぱり準備不足かぁ。



 ちょっと焦りすぎたのを反省しつつ、最初からやり直し。ちょっとキャンペーンシナリオに毒されすぎてしまっていたのかもしれません。フツーにやればいいのよ、フツーにね。
 ……などと、言いつつ、敵が近くに居なかったので、ついつい1週目から遠征してしまうSandro であった。今回はTan のGarrison を突破した後、さらに北上して、カラッポだったTan のRampart の奪取に成功します。お、ラッキー。

 しかしすぐにJeddite が北上してきます。Jeddite には勝てないのでSandro はちょっと避難。Rampart はすぐにBlue に取られてしまいました。でもこれで、Tan が速攻で滅亡しちゃうかもしれませんね。
 ちょっと避難していたものの、Rampart が手薄になったようなので再奪取。タイミング良く2週目に突入したので、Rampart 軍を補充します。
 これで何とかJeddite にも対抗できるかとも思ったのですが、やっぱり無理でした。結局、Jeddite に付きまとわれてしまい、どうしても逃げられないので、ここでまた投了することにします。



 ちょっと長くなったので、一旦ここで切ります。続きはまた後ほど。


つづく



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