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Target その2

2009年11月23日 21時10分09秒 | Heroes of Might and Magic III
 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Shadow of Death」のキャンペーン「Rise of the Necromancer」のシナリオ1「Target」をプレイし続けました。



 序盤から死にまくってしまいましたが、だからフツーにプレイすればいいんだってば、と肝に銘じ直して、最初からやり直します。
 ちょっと方針を変えまして、新規雇用したHero に軍勢を持たせて遠征させ、Sandro は本拠地で力を蓄えることにしました。これなら遠征軍がやられてもゲームを続けることができます。どうせこのシナリオではlevel 5までしか上がりませんから、Sandro の経験値稼ぎに汲々とする必要もありませんしね。

 まずは北上してTan のRampart を奪取。が、そこは、すぐにBlue に奪い取られてしまいます。この遠征Hero はBlue に退路を絶たれてしまったので、攻撃されることこそありませんでしたが、この後しばらくはBlue とTan、野良Creature に挟まれて身動きが取れないまま、ぶらぶらと無為に時を過ごすことになってしまいました。
 開始から1週間が経過してある程度軍勢を増やすことができたSandro は、Jeddite が留守にしている間に南東のDungeon を攻略します。すぐにJeddite も北から戻ってきますが、Sandro もすぐにNecropolis に引き返して軍勢を整えてこれを迎撃。Jeddite は逃がしてしまいましたが、とりあえず撃退することに成功しました。これでBlue の力もかなり削ぎ落としたのではないかと思います。
 その間に、町を失ったTan は滅亡しました。これでまず、ひとつ片付きました。
 しかし今度は南部の海からGreen が襲来してきて、南東のDungeon を奪われてしまいました。Green はどうやらStronghold の軍勢を率いている模様。うーん、あちこち忙しいなぁ。

 13日目のこと。騎士道精神溢れる戦い方よりも、不意打ちやだまし討ちを好むSandro にとって、普通ならば自分の考えを手紙にして敵に送るという手段をとることはありません。しかしわざわざ金を払って雇っているアドバイザーたちは、Sandro がArtifact を所有し、それを使用したならどれほど恐ろしい力を発揮するのか、全ての町に通達するよう進言してきました。そして、もしSandro の行く手を阻むようなことがあるなら、容赦なくその威力を発揮し、大地を死の影が覆うだろう、とも。
 確かにこのメッセージは、多少なりとも敵に動揺を与えるでしょう。Sandroも、敵の進軍を遅らせる効果があるだろうということに同意します。仮に効果が無かったとしても、そのときは得意の口八丁を使えばいいわけですからね。しばらくの間議論を重ね、翌朝送るメッセージの文言を決定しました。

 18日目。そろそろSandro のDeyja 行きを妨げる連中に、Sandro の持つArtifact のことが知れ渡った頃でしょう。しかしどこからも正式な返答はありません。おそらく敵さんたちは、こちらに気付かれないよう、こっそりと攻撃の準備を進めているのでしょう。これが意味しているのは、Sandro のことをまともに取り合う必要が無いほど過小評価しているか、そうでなければひどく怯えてしまっているか、そのどちらかでしょう。もっとも、Sandro はその後者の説には懐疑的なようですが。



 しばらくはRampart とDungeon を巡って、Blue、Green との小競り合いが続きます。町の種類が全部異なっているので、敵に大部隊が誕生しにくくなっているのがありがたいところです。それだけに、こちらとしてはとにかくNecropolis だけは死守して、なるべく軍勢の数を揃えることに注力します。それだけに、Necromancer Skill の力で、最初はZombie、後にWight を増やすことが出来るのは便利ですね。

 24日目に、Sandro が送ったメッセージが敵地でどのような対立を招くことになったのかを、スパイが報告してきました。どうやら、Jeddite とその同盟国はSandro の持つArtifact をEthric に返還しようとしているのですが、同盟している2つのStronghold はArtifact を自分たちのものにしたがっているようです。
 アドバイザーによれば、2つの町のリーダーであるLord Jabarkas はEthric の弟なのですが、隠し子で正規に認められた存在ではないので、ずっとEthric に対するコンプレックスを抱いていたようです。そのため、Artifact を入手して、より多くの尊敬を集めようとしているのではないか、とのことです。
 それを聞いたSandro は、不吉な微笑を浮かべます。心理攻撃は、Sandro の最も好むところです。幾つかの幸運が味方したことにより、敵は互いに争うことになりそうです。そして闇夜に紛れる影のように、容易にDeyja へと辿り着くことが出来るでしょう。

 1ヶ月が経過した頃、Dungeon、Rampart と続けて奪取することができました。Green のHero は早々に撃退し、近くに町が無いので一旦戦線から後退しています。Blue のHero はまだしばらくウロウロしていて厄介でしたが、1週間が経過してBlue は滅亡しました。
 これであと3つ。Orange とPurple の姿はまだ見てませんけどね。



「恐ろしい報せです!」
 36日目の朝のこと。とある兵士が狂乱状態に陥りながら、Sandro のいる兵舎に飛び込んできました。どうやら何者かが侵入し、「Artifact はお前に盗まれた」という書付けが残されていたようです。さらに悪いことに、その侵入者はSandro が隠していた金まで奪っていったとのことです。
 Sandro は唸り声を上げると、剣を手にして報告をしにきた兵士の首を一頭のもとに刎ねてしまいました。もし、昨晩Sandro が自分のベッドで眠っていたなら、きっと寝首をかかれていたことでしょう。どうやら今回のような隠密作戦に対しても、もっとしっかりと防御を固めなくてはならないようですね。
 で、10003 Gold がマイナスされてしまいました。資金面では割と余裕があるので問題ないのですが、このハンパな数字は何?

 マップ南部での戦いが落ち着いたので、いよいよマップ北部の探索を開始します。
 北部にはGreen がいる様子。北西部にはOrange とPurple がチラッと見えましたが、そちらへはCastle のCreature が守るGarrison があるので後回しにします。

 ここで、Den of Thieves で各勢力の力関係をチェックします。



 あ、割といい感じかも。Orange がStronghold、Purple はInferno ですかね。

 しばらくは探索をメインにしていたのですが、2ヶ月目の3週目にOrange が突然滅亡してしまいました。あれ? Sandro のArtifact の処遇を巡って、Purple 辺りと戦っていたんですかね?
 北西部から、Purple のHero が漏れ出してきます。とりあえず2人やってきたようですが、Stronhold とInferno のCreature が混ざっているようです。強いような、強くないような、微妙な軍勢なのですが、こちらもあちこち探索の手を伸ばしていて忙しいので、当面は無視します。こっちの領地に侵入してこなければ別にいいや。

 北上していたSandro は、北にあったGreen のStronghold を攻略します。近くにいたGreen の残党も、手当たり次第に狩っていきます。
 そのうちの一人が船で南東までやってきて、手薄になっていたこちらのDungeon を奪われてしまいましたが、地味に溜めていたRampart 軍が遠征してこれを撃退。3ヶ月目に突入したところでGreen は滅亡しました。



 後はPurple のみ。Sandro と、Dungeon 軍の2人でマップ北西部へとなだれ込んでいきます。

 Purple のHero の一人に攻撃を仕掛けようとしたとき、Sandro は奇妙な感覚に襲われます。数年前、美しい少女を連れて、この地に来たことがあるような記憶があるのです。
 しかしそれは、スパイの言葉で遮られます。「Lord Jabarkas は我らがここまで侵攻して来た事を知り、貴方を殺す計画を立てているようです。Jabarkas は貴方が娘を誘拐し、犯したことを忘れてはいません。北東にある他のStronghold からも多くの軍を雇い入れ、すぐにでも攻撃を仕掛けてくるでしょう」
「ヤツはArtifact について、何か言っていたか?」
「いいえ、何も」
「よくやった。行っていい」

 えーと、ここから見て北東のStrong は既にこちらの手に落ちていますし、Orange のStronghold もたぶんPurple に落とされてしまっています。なのでLord Jabarkas も既に失脚しているような気がするのですが……。ま、いいか。そのPurple のHero はまあやっつけて、その先にあったPurple のStronghold も奪取してしまいます。

 View Air で調べたら、後は北西にあるPurple の町がひとつと、地下にある中立の街がひとつだけ。
 北西の町へと至る道は、Purple Border Guard によって塞がれていますが、Purple Keymaster's Tent は既に訪れています。そこへ向かおうとしたら、道端の茂みの中からカサカサというような音が聞こえてきました。調べてみると、そこには赤い皮膚を持った、人と同じくらいの大きさの生物――Pit Fiend が居たのです。

「お前は誰だ。何故我々を見張っている」と、Sandro は尋ねます。
「俺の名はShalongrarg。北東にいる兄弟に言われて、ここにやってきた」
「その兄弟とはだれだ」
「俺の兄弟は、偉大なるLord Jared。お前も聞いたことがあるだろう? 彼の覇業は伝説的で、その名を聞けば誰もが恐れをなして震えるしかない」
 確かにSandro はJared という名に聞き憶えがありました。しかしSandro が聞いたのは、盗賊に毛が生えた程度のちっぽけでみすぼらしい部隊を率いているという話です。それがまさか、伝説的な覇業とは! この笑える話は、ブヨの羽ばたきにとてもよく似ています。
「言え、この日焼けしたヒキガエル。お前はそのバカバカしくも図々しい言葉を持って、この偉大なるSandro に対して何を望もうというのか」
「俺、俺は、何も言うなと命じられている」
 そのままShalongrarg は本当に何も言わなくなってしまったので、Sandro は実力行使に出ることにしました。
「お前の兄弟とやらの計画を話せ。さもなくば、お前の手足をもいでしまうぞ」
 地面にうずくまるShalongrarg の角を掴み、顔を引き上げ、Sandro は無理やりに彼の目を見させます。
「お前はSandro を発見しろと命じられた。そして今、お前はSandro を発見した。今度は、お前の兄弟が何故Sandro を探していたのかを説明するんだ!」
 Sandro の握力が強すぎて、Shalongrarg の目は膨らみ、耳からは血が噴出します。
「お前が答えないなら、お前の頭を卵の殻のようにグシャグシャに叩き割る!」
 突然、哀れなShalongrarg を放して地面に落とすと、その頭を足で踏みつけました。
「待って、待って! ちゃんと喋るから!」
 すすり泣きながら、Shalongrarg は叫びます。
「お前がArtifact を持っていると知って、兄弟はどんなことをしてもそれを手に入れると軍団に命令したんだ。それで、お前の様子を調べるために、俺が送り込まれてきた」
 Sandro は再びShalongrarg を掴み上げると、その怯えたような目を見ました。
「だから、お前の兄弟は、我々に挑む計画を立てた。おそらくお前の仲間達は勇敢で、おそらくお前とは似ても似つかない、打ち倒されるべき小羊なのだろう」
 Sandro が手首を素早く捻ると、大きな音をたててShalongrarg の首はへし折れ、そのまま地面に崩れ落ちました。そのとき突然、辺りの茂み一面から大きな喚声がSandro に降り注ぎます。どうやらJared の軍が襲い掛かってきたようです。
 ……といっても、せいぜい56 Pit Fiends なんですけどね。数が多いのでそれなりに苦労しましたが、所詮は野良Creature。問題なく蹴散らすことが出来ました。

 そしてその先にあったPurple のInferno を攻略。まだしばらくPurple の残党が周囲をウロウロしていましたが、無事に1週間が経過してシナリオクリアとなりました。
 しかし、まだ地下など探索してない領域もあるし、訪れていないスキルアップポイントもあるので、少し前に戻って、Purple を滅亡させないようにしつつ各地を巡回。追加で1ヶ月以上の月日がかかってしまいましたが、今度こそようやくシナリオクリアです。



 

 クリア日数は3ヶ月と3週間と6日で111日。普通に倒すならもっとずっと早くクリアできたんですけどね。面倒くさいからいいかとも思ったのですが、幾つかあるSeer's Hut では、Attack やDefense を大幅にアップしてくれるところもあるので、これを逃すのはちょっともったいないです。ただ、ひとつだけ、12 Griffins を用意しろっていうSeer's Hut のクエストだけは達成できませんでした。本拠地のすぐ近くのHut でしたし、クエストの内容からも、あまり大した見返りは無いのかもしれませんが、他のHut での内容が良かっただけにちょっと気になります。
 町の種類がバラバラだったためか、敵にあまり大軍が出てこなかったのは助かりました。シナリオ的にはGreen & Orange 連合軍がもっと威張ってくる予定だったのかもしれませんが、Purple が頑張ってくれたので、終盤になってから出てきた敵もあまり強くはありませんでしたね。



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