きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

ミントの香りとベリーショート

2024年07月12日 | ヘルスリテラシー
今週末から夏季休暇に入ります。

休暇中、心がかりなのが、ベランダの植物たち。

できるかぎりの対策はしておくつもりですが、猛暑と水枯れのせいで、かなりダメージを受け、なかには枯れてしまうものもあるかもしれません。

元気よく育っていたミントの葉を思いきって刈り取りました。
もさもさとしていたのが、かなりスッキリとして、ベリーショートのスタイルに。

ミントは強いので、またすぐに伸びてくるとおもいます。

切ったミントを、職場に持ってきて水を入れたコップに活けておいたら、デスク周りが良い香りで包まれています。

ちょうど昨日ヘアスタイルをベリーショートにしたばかりですが、ミントの香りで頭の中までスッキリしています。

ミントは水に差しておくと、比較的容易に根が付きます。

毎日ゴミ集めをしてくれているおじさんに、ミントをお裾分けし、コップの水を時々追加してもらうように頼んでおきました。
ベランダの鉢植えも、持ってくればよかった・・・




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御守り

2024年07月08日 | 禁煙治療
御守り持っていますか?というキャッチコピーの広告を都内地下鉄の電車内で見つけました。
なにかと思ったら、外国人観光客向けのお役立ちスマホアプリでした。

新幹線や特急列車に乗るためには、普通乗車券と特急券が必要だというのは、外国人にとってはすごくわかりづらいらしいです。

新幹線用改札を出る時は、特急券だけが回収されて普通乗車券が戻ってきますが、乗りなれていない日本人でさえ戸惑うシステム。
それを、外国人観光客にすぐに理解してもらうのは無理ですね。

御守りと言えば、「ヒイラギにイワシの頭」。
昔は節分のときに軒先に飾る習慣がありました。

週末に美術館で面白い掛け軸を鑑賞しました。
ヒイラギに突き刺されたイワシの頭の臭いを鬼が嫌がるという説があるそうです。

以前、外来で処方したニコチンシールを使って禁煙に成功した患者さんが、「シールはイワシの頭みたいなもんさ!結局は、自分の意志さえ強ければ禁煙できるんだ!」と豪語していたのを思い出しました。

とにかくタバコを吸わずにいてもらうことが最も大切なことなので、私はあえて「禁煙がうまくいったのはニコチンシールと私の適切なアドバイスのおかげですよ」と言いたいのをぐっとがまんして、「禁煙できてよかったですね~!」とだけ言っておきました。








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選択肢の提示

2024年07月02日 | ヘルスリテラシー
定期健診などで異常が見つかり、医師から詳しい検査や、ある治療法をすすめられたとします。

その際、「選択肢はひとつのみ」ということは避けられなければいけません。
必ず、二つ以上の選択肢が提示されるべきです。

医療現場に限ったはなしではありません。

たとえ勧める側が「これ以外ありえない」「ぜったいお薦め!」と思っていたとしても、一刻を争う医療現場での超緊急事態のような場合をのぞけば、それ以外の選択肢もきちんと提示したうえで、それぞれの長所短所を比較しながら、提供する側と提供される側が協力的に話し合いをし、合意の上で最終決定をするというのが理想です。

医療現場ではそのような意思決定の仕方を「シェアード・ディシジョン・メイキング Shared Decision Making:SDM (共有/共同意思決定)」と言っています。

ここで大切なのは、「一緒に考える」ということです。
たとえ選択肢を複数提示していたとしても、一緒に考えようとはせず、「どれにするの?自分で決めてくれ!」というのは、不親切ですし、信頼に値しません。

ショッピングの際も、店員さんがSDMの方法で助言・対応してくれると、「良い買い物をしたなあ!」という気持ちになれるはずです。








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長時間フライト中の飲酒

2024年06月25日 | ヘルスリテラシー
前回の「長時間フライトの必需品」の話が好評だったので、また飛行機にまつわるお話を。

以前、欧州行きの飛行機に乗った時、元気なご高齢の女性と隣り合わせになったことがあります。

夫に先立たれて以来、一人でツアーに参加して旅行を楽しんでいるという彼女は、ストッキングで作ったバンドを、椅子のマガジン入れに引っ掛けて、フットレストに利用していました。
なるほど便利だなあと思いましたので、私も真似させてもらって、長時間フライトの準備品として携帯していたことがあります。

その方が、食事時間になると、半杯もお酒を注文して飲み干していて、ビックリさせられました。
「飲むとよく眠れるのよ」と、食事が終わるやいなや爆睡していました。


飛行機内でお酒を飲むと、普段よりも酔いやすいということを経験上ご存じの方は多いでしょう。
高度飛行中の機内は気圧が低いので、アルコールが血液内に移行しやすく、いっぽうで血液中の酸素濃度は低下しやすいので、心拍数が速くなり、酔いが早くまわるのです。

けれども、心拍数が速くなるということは、それだけ心臓に負担をかけることにもなります。

飲酒(ビール2缶やワイングラス2杯相当)をしてから、飛行機の機内気圧の環境で寝るという実験をしたところ、健常者でも動脈血中の酸素飽和度の低下と心拍数の増加が長時間(およそ200分間)認められたというドイツからの研究報告があります。

つまり、飛行機内で飲むお酒は、危険を伴うものであると認識したほうががよいということです。
心臓や肺の持病のある方は、病気を悪化させ、寝ている間に突然死なんていうこともありえます。

たとえ心臓疾患や肺疾患を正式に医師に診断されていなくても、ある程度年齢が高い方や、喫煙既往のある方などは、潜在的にそのような状態になっている可能性が高いので、フライト中にお酒を飲むのはやめておいたほうが無難でしょう。

せめてお酒は地上で楽しみましょう。










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長時間フライトの必需品

2024年06月20日 | ヘルスリテラシー
コロナウィルスやインフルエンザウィルスによる感染者はいなくなったわけではありませんし、いわゆる夏風邪ウィルスによる感染症に気を付けなければいけませんし、人食いバクテリアなどと呼ばれる連鎖球菌感染症などはニュースにもなっています。

基本的には手洗いやうがいを日常習慣にし、日頃から寝不足を防ぎ、しっかりと栄養を摂り、暑さ対策、冷えすぎ対策などの温度変化への対応をめんどくさがらずににきちんと行うなどして、自分の体調管理をすれば予防できます。

パンデミック後、円安の影響もあり、たくさんの海外からの観光客が来日していますね。

夏休みは久しぶりに海外旅行をしようと計画している方も多いかもしれませんね。

飛行機の中は、サハラ砂漠並みに空気が乾燥しています。
のどや鼻の粘膜は、乾燥すると、ウィルスなどの外敵からの防御力が格段に落ちてしまいますから、注意が必要です。

のどを守るには、マスクが有効です。

ワクチン接種が行われる前のデータではありますが、マスクをしない場合、飛行機に乗っている時間が長いほど、コロナ感染率が高くなっていたという研究報告もあります。
これからも、飛行機に乗るときは、マスクをしていたほうが安心ですね。
ノドを冷やさないように、バンダナやスカーフも鞄に入れておくことを忘れずに。


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いしゃのきもち

2024年06月12日 | ヘルスリテラシー
バラは通常、接ぎ木で増やすらしいですが、挿し木も不可能ではないと何かで読んだことがあります。

いただいたバラの切り花を、試しに花が終わった後、元気な葉だけを残して先を切り、花瓶で育ててみました。

するとやがて、水につけた切り口のところがモコモコと膨らんできて、根が生えそうな気配が!
初根促進剤といった薬剤もあるらしいのですが、特に使っていません。

新芽が伸びてきた頃には、ちょびちょびと根も生えてきたので、期待を込めて土に植えてみました。

植えてからおよそ10日。

もともとの濃い緑の葉っぱは枯れ落ちてしまい、新芽も元気がなくなってきてしまいました。
時期尚早だったのでしょうか?


赤ちゃんのような根っこでは、土の中でまだ水分を吸い上げる力が弱いのかもしれないと思い、若干土は水浸し状態にし、暑さにもまだ弱いと思うので、日陰で管理もしていました。

植え付ける時に虫よけや肥料を土に混ぜましたが、生卵の殻をすぐにゴミ箱には捨てずに、お守りのように根元に置いてみたりもしていますが・・・


このところの私の心理状態は、非常にシビアな状況の重症患者を受け持っているときみたいな感じです。

時間単位で細かく血圧や脈拍、尿量などをチェックしながら、厳重に輸液や人工呼吸器などの管理をしなければいけないような状態の患者さんの治療は、非常に集中力と緊張を強いられます。

しかも治療の見通しがあまり明るくないともなれば、不安そうな様子のご家族を前に「いまだ予断を許さない状態です。最善を尽くしていますが、覚悟しておいたほうがいいかもしれません」といった説明をしなければならず、主治医はかなりの心理的ストレスを抱えることになります。

でも最もつらいのは患者さん本人ですし、逃げ出すわけにはいかないので、医療者は毎日必死で患者さんの治療にあたります。


今の職場では直接患者を受け持たない立場にありますが、昔何度も味わったそんなときのきもちを、弱っていくバラを見て久々に思い出し、心がざわざわしている今日この頃です。


そもそも、バラの切り花を根付かせようというのが無理な話で、失敗して当たり前!
そんなふうに考えることができれば、これほどストレスを感じなくていいのだろうと思いますが、そこは性格なんですねえ・・・

まあ、とにかくバラちゃんには、もう少しがんばってもらいたいので、毎日声をかけて元気づけています。

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依存症

2024年06月06日 | ヘルスリテラシー
大谷選手の口座から大金を盗むまでして、野球賭博を続けていた水原元通訳が、自分の罪を認め、「自分はギャンブル依存症である。治療を受けたい」とも言っているといったニュースは、多くの方がご覧になっていることと思います。

禁煙治療を仕事として取り組み始めたころ、ずいぶんと色々な本を読んで勉強をしましたが、最も理解することに時間を割いたのが、依存症という病気そのものについてでした。

喫煙者に禁煙を促すうえでも、また、子供たちにタバコを吸わない人生を歩んでもらうためにも、「喫煙はニコチンによる依存症である」、「依存症とはどういう病気か」ということを理解する(してもらうこと)が、必要不可欠なことであると、医師として考えるようになったからです。

依存症と名の付く病気のなかで、最も昔から広く知られているのはアルコール依存症でしょう。

若かりし頃、精神科の医師から「アルコール依存症の人は、お酒が好きで飲んでいるのではなく、禁断症状を消すために飲んでいる」と聞いたことがありましたが、その時はあまりそのことが理解できませんでした。

今ではすごくよくわかります。

最初は興味半分で、あるいは何気なく小さな一歩を踏み出したところ、あっというまに底なし沼に足をとられ、もがけばもがくほど深みにはまり、ついには日常生活がままならない状況に追い込まれてしまうというのが依存症という病気です。
その状況を本人が気づいていないこともめずらしくなく、依存症の怖いところでもあり、治療の妨げになっています。

依存症の治療は、専門家によるカウンセリング、認知行動療法が主体ですが、依存症の治療には時間がかかるうえ、再発しやすいのも厄介なところです。

幸いニコチン依存症にはきちんとした治療薬があり、その薬の使用に専門家によるカウンセリングを組み合わせることで、高い禁煙成功率が得られることがわかっています。

依存症は一度かかると完治は難しく、生涯、再発の不安を抱えなければいけないことも少なくないので、かからないようにすることが一番です。

インターネットやゲームに没頭して、生活や健康に支障をきたす状態を「Gaming disorder(ゲーム行動症)」と正式な精神衛生疾患として世界保健機関(WHO)が認定しています。

誰もが依存症になりうる現代、「自分は大丈夫」と思うのが、もうすでに危ない一歩になっているかもしれませんね。

 






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黒い罠

2024年05月31日 | 喫煙防止教育
5月31日はWHOが定めた世界禁煙デーです。
毎年スローガンが掲げられており、2024年は「Protecting children from tobacco industry interference 」「タバコ産業から子供たちを守ろう」です。

世の中にはタバコに関する間違った認識がまだまだ根強いため、喫煙防止教室ではその点を指摘し、子供たちに正しいことを教えるように心がけています。

大人たちが無意識に普段使っている言葉も、時には誤解を招きかねないので、注意が必要です。

たとえば、「タバコは二十歳になってから」という決まり文句。
近所のスーパーマーケットでは「お酒とタバコは二十歳になってから」とよく店内放送を流していますが、やめてほしいです。

確かに日本では二十歳以上には法律で喫煙が許可されていますが、「タバコは20歳になってから吸いましょう」と推奨していると解釈されては困ります。


非喫煙者や、タバコに興味がない人たちはあまり知らないと思いますが、最近は様々な合成フレーバーオイルを熱して発生させた水蒸気を吸うタイプの電子タバコが出回っており、中高生くらいの年齢層をターゲットにして販売されています。

その方面のキーワードでネット検索をちょっとしてみたら、CBD(カンナピジオール)オイルを使ったものもとても多いことに驚きました。
CBDは大麻抽出成分です。

既存の法律にひっかからないようなギリギリのグレーゾーンを狙って、様々な危ない薬物がはびこっていて、ヘルスリテラシーが低いと、簡単に黒い罠にひっかかってしまいますね。

次から次へと新しい喫煙具や薬物が出現しているので、子供達の健康を守るには、私も知識の更新を怠らないようにしないといけません。






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酒とタバコ

2024年05月29日 | ヘルスリテラシー
先日のチェロの発表会で、ある門下生の一人がリハーサル室で缶酎ハイを飲んでいたので、ビックリしてしまいました。

彼女は昔なじみの生徒さんで、元気で明るい印象の方ですが、ちょっとそそっかしいところがあり、過去にも発表会当日に楽譜を忘れてきてしまったなんていうことがありました。

ひきつった笑いを浮かべながら、「安定剤よ~」と言ってお酒をグビグビ飲んでいたので、緊張しやすい面もあるのでしょう。

だからといって、お酒を心の安定剤として利用するのはよくありません。

「ぐっすり眠るため」と言って、寝酒を習慣にしている人を時折みかけますが、お酒は抗不安薬でも睡眠薬でもありません。

そういう間違った認識でお酒を飲んでいると、アルコール依存症に発展する危険性があります。

そういえば彼女は喫煙者でもありました。


ある研究では、過剰な飲酒、喫煙、アルコール依存症、ニコチン依存症、起床してから最初に喫煙するまでの時間は相互に関連しており、早死にしやすい要因であることが示されました。

(18~64歳のドイツ北部在住の一般集団よりランダムに抽出された人たちを対象にした研究)

この研究では、アルコール依存症歴のある人の約3割は、現在タバコも吸っていました。

アルコール依存症歴があり、現在起床してから30分以内に最初の喫煙を行う人は、アルコール消費量の少ない非喫煙者と比較し、5.28倍も早期死亡しやすいことも示されています。


なるべく長く健康な状態で人生を全うするには、タバコを吸わず、お酒はほどほどにしておいたほうがいいことは明らかです。


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ベストコンディションでベストパフォーマンス

2024年05月27日 | ヘルスリテラシー
人前で話をするとか、楽器を演奏するとか、試合に出場するとか、緊張を強いられる場面は誰もが経験したことがあるでしょう。

適度な緊張は、パフォーマンスに良い影響を与えます。
しかし、極端に緊張しすぎると、実力を発揮できず、自滅してしまうこともあります。

自分なりの緊張のコントロールの仕方を習得すれば、色々な場面で役に立ちます。

私は子供の頃から楽器の演奏をしてきたので、発表会や演奏会、コンクールといった場面を数多く経験してきました。

考えてみると、子供の頃は本番で失敗したという記憶があまりありません。
今と違って無心で弾いていたからでしょうか?

人の評価を気にしたり、頭で色々と考えすぎると、パフォーマンスにマイナスの影響を及ぼします。

先日、チェロの発表会がありました。

手が震えるほどの緊張をするタイプではないのですが、難しい曲に挑戦したので、コンディションをベストにもっていくために、自分なりにいくつか工夫をしました。

当日の朝は、自分にとってのラッキーチャームを身につけ、好きなフレグランスをつけましたが、ゲン担ぎ的な意味合いが強いですね。

弾き始める時は少し気持ちが上ずって、胸式呼吸をしているのがわかったので、丹田を意識して2-3回深呼吸をしてから演奏に入りました。

呼吸というのは普段は意識をしませんが、意識的に呼吸する練習をしておくと、気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。

丹田とは、おへその下あたりにあるツボのことです。
そこを意識しながら、鼻から息を吸い、口からゆっくりと息を吐くようにします。
自律神経に働きかけ、リラックスさせてくれる呼吸法です。














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怒りっぽい人は長生きできない?!

2024年05月24日 | ヘルスリテラシー
怒ってばかりいる頑固おやじは、ある日突然、心臓マヒや脳いっ血で倒れる・・・そんなイメージ、ありませんか?

昔は、特に男性はタバコを吸っている人が多かったので、タバコの影響が大きいことは確かです。

でも、タバコも吸わず、高血圧や糖尿病、高脂血症など、心臓血管系疾患を引き起こしやすいリスクのない健康な人を対象にした研究で、怒りの感情が血管機能へ悪い影響を及ぼすことが、最近の研究で明らかにされました。


実験では、怒りの感情刺激をした場合は、不安や悲しみ刺激をした場合よりも、血管が拡がりにくくなる現象がみられやすく、怒りが繰り返されることで動脈硬化に進展するリスクが高いことがわかりました。

詳しい機序の解明にはまだ時間がかかりますが、おそらく、自律神経の乱れや、ストレスホルモンや血管の炎症を引き起こす因子の活性化などが関係していると思われます。

また、別の研究では、日常のストレスに対するネガティブな感情を翌日まで持ち越している人は、心臓病やがん、その他の慢性病などにかかりやすいこともわかりました。


健康で幸せな人生を送るためには、怒らず、嫌なことがあってもなるべく早く忘れることが大切だということですね。






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軽くいなしていきましょう

2024年05月23日 | ヘルスリテラシー
本当に力のある人は、決して誰かをいじめたり、自分の成功のために周りを踏みつけたりしません。
自分に自信があれば、力をひけらかす必要などないからです。

今日あなたが気になっている状況を注意してみておくのは大事なことですが、あなたが強引にそこに介入していく必要はありません。

あなたほどのスキルと才能があれば、関係者全員に喜んでもらえるような形で、その問題を解決できるはずです。

                 ~ジョナサン&オスカー・ケイナー~


5月は仕事を辞めたい人、辞める人が増えるそうです。
5月病と言ったりもしますね。

最近は、会社に辞意を伝えたり、その後の事務的手続き等を自分に代わってやってくれる代行会社が繁盛しているとか。

職場での困りごとの大半は、人間関係に起因しているといわれています。

困難にぶつかった時、私は正面切って果敢に戦おうとしてしまう性格で、それでストレスをため込んでしまうこともしばしば。

真面目で、正義感が強いせいでしょう。
理不尽なことに遭遇すると、黙っていられません。
他人の分まで戦おうとしてしまいます。

でもそれでは、疲労困憊し、自分が壊れてしまいます。

ひょっとしたら、戦う価値さえない相手のほうが多いかもしれません。

じょうずに「いなす」技を使えるようになりたいです。

まずは力を抜いて、静かに深呼吸をしてみます。
武道でも楽器演奏者でも、どんな分野でもそうですが、円熟者たちは、みな下手に力まず、いい具合に力が抜けているじゃないですか。

そうそう、私のワクチン注射のしかたは、めちゃくちゃ力が抜けていて、世界最高レベルのテクニックであることを思い出しました!




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大丈夫

2024年05月17日 | ヘルスリテラシー
コミュニケーションの基本は「言葉」です。

でも、言葉だけでは良いコミュニケーションは成り立たないと感じることが実に多いです。
コミュニケーションに際して、身振りや表情などといった非言語的要素の役割は、私たちが思っている以上に大きいようです。

「大丈夫」という言い方は、便利な言葉なので、外国語会話を勉強していると、割と早い時期に学習します。

けれども、実際のコミュニケーションの場では、「大丈夫」という言葉ほど、言葉通りに意味を受け取らないほうがいいなあと思うことがよくあります。

特にご高齢の方は、ぜんぜん大丈夫じゃないのに、「大丈夫」と、ほぼ反射的に、無意識に言ってしまっている場合が多いようなので、私が働いている医療現場では注意が必要です。



今日、病院の駐車場で転んでしまった方がいらっしゃいました。
80代男性。

おでこには大きな擦り傷。

私にも経験がありますが、不覚にも転倒してしまった瞬間というのは、本人は状況が全くわからないということがめずらしくありません。

ですから、傷の様子から、どんなふうな転び方をしたのかを想像するのですが、背中には小さな落ち葉がたくさんついていましたから、おそらく前に倒れただけでなく、勢いで仰向けにもひっくり返ってしまったようです。

幸い意識はしっかりしており、歩いている様子からも、捻挫や骨折などはしていないようです。

念のため他に痛いところはないか伺いましたところ、「大丈夫」とおっしゃいます。

でも、右膝を手でさすっています。

「膝もついて、打ったんですね。痛いですか?」

「うん。でも大丈夫だ」

ズボンは汚れたり擦り切れたりしていません。

額の傷を消毒したあと、手当を終わろうとしたとき、介助についてくれていた看護師が「念のため膝も見てみましょう」と言うので、ズボンをめくってみたところ、おでこよりもひどい擦り傷ができていたのでビックリしました。

優秀な看護師に助けられました。


「ぜんぜん大丈夫じゃないじゃないですか~」

「なんで転んだりしたのかなあ・・・年寄りはよく転ぶっていうけど、俺は大丈夫だと思っていたんだけどなあ」


打撲の痛みは後から強くなることもありますし、頭を打った後は、必ず周囲の人にそのことを知らせておいたほうがいいです。
特に高齢者は慢性硬膜下血腫という怖い病気に発展することがあるからです。

物忘れ、反応の悪さ、性格の変化、軽い麻痺などが、だいぶ日にちがたってから出現し、本人ではなく家族が異常に気づき、診断に至ることがあります。















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連休後半

2024年05月02日 | その他
ゴールデンウィークも明日から後半。

今年は平日3日間をはさんで、真っ二つに分かれてしまった感じですね。
今週末は夏日になるようですので、水分補給を心がけましょう。

先日、近くの公園を散歩しました。
ちょうど藤の花が満開でした。





それから、ハンカチノキ。


風に吹かれた花が、木に結ばれた白いハンカチのように見えました。



平和できれいな夕暮れでした。


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褒め上手

2024年04月25日 | ヘルスリテラシー
普段からポジティブ思考ができるようになると、様々な場面で役立ち、やがては生き方そのものにポジティブな変化が現れるようになります。

「私のどこが好き?」といった質問を恋愛中の相手にしたことがあるでしょう?

はたからみると、カップルどうしのラブラブ・イチャイチャなお喋りにしかみえません。

でも、付き合い始めてしばらくたつと、ふと「はたして私は愛される資格があるのだろうか?」と立ち止まって考えることがあります。
きっとそういうときに、聞いて確かめてみたくなるのかもしれませんね。

誰かに自分の良いところを言葉にしてもらうと、自己肯定感アップに繋がるきっかけになります。

場合によっては、相手のポジティブ思考力がわかったりもするので、興味深いです。

より良いパートナーシップを築き、それを維持するために重要なことは、相手の良いところをみつけ、言葉にして伝えあうことだと思います。

マイナス1点に対して、プラス5点くらいのバランスを保った夫婦は、良い関係が続けられているとも言われています。

世の中に完璧な人はいませんが、ポジティブ思考をもってすれば、5点のうち3点くらいは、マイナスをプラスに変換することができます。

もしも小さなころから褒められながら育ったら、褒めることが自然とできる大人になるのでしょうか?

今朝は、通勤途中でお花畑を見つけました。
雑草が生い茂っている小さな空き地だったのですが、オレンジ色と紫色の花が咲いていて、とても素敵でした。


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