きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

禅問答の真の意味

2024年11月19日 | 教育
小中学校での喫煙防止教室やがん予防教室では、子供たちの質問・疑問に答える時間をなるべくとるように心がけています。

リモート授業においては、資料を提供して養護教諭の先生方に授業そのものを実践していただくことも多いですが、子供たちとの質疑応答は私自身が行います。

時々、質問の意味がわからないことがあります。
なぜそのような質問をしてくるのか?
彼らの意図を知りたくて、対面でのやりとりの時には、子供たちに問い返すこともあります。

時間内に応えきれないことも多く、授業後の感想文に質問を書いて送ってくる子もいて、私は必ず返信しています。

        
いま、喫煙防止・がん予防教室を行ったSN小の5年生からの質問への返答を作成しています。

Q タバコとタイマ(まやく)は同じですか?
Q タバコはだれが発明したのですか?
Q なぜ人間はタバコをすうのですか?
Q タバコはなぜわるいことしかおきないのですか? etc...

はて?!

まるで禅問答をしているような気分になってきました。

禅問答というと、わけのわからない返答で煙に巻かれる・・・そんなイメージがあります。
喫煙防止教育で、子供たちを煙に巻くなんてことはぜったいにしません(笑)

AIに訊ねてみました。

禅門では、仏法修行者が指導者と問答をやりとりすることにより、修行内容の真偽や真実への開眼をうながします。 釈尊の教化方法は相手との問答によって、その人それぞれの教えを説き導くことが主でした。 

おお、まさに、子供達とのQ&Aは禅門の学習方法と同じではないですか!
私の授業は、禅問答よりもわかりやすいはずですが、子供達とは時に深い話に発展するので、それがすごく面白いです。









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