S&T SVDのメカボ続きです。
分解した後、一回ノーマルのまま組み付けしようとして試運転したところ、なかなか動かず、数回目のトリガーでいきなり「ポリ!」という小さな音が…。
ピストンのとば口1枚目の歯が欠けました。いわゆる「ピスクラ」という状態ですね。
欠けた歯は何故かセクターギアの前方にグリスまみれで発見。
なんでだろ?
ウギャー!やっちまった。お中華だし、そもそも○イのメカボとはサイズが違います。シリンダーの長さも2割ほど長く、○イ純正品では対処できません。S&Tからの補修部品はまだ国内販売はされていません。
仕方なく、RS製SVDのスペアピストンをポチるハメに。
中一日おいてようやく到着。しかしクラッシュしたものと比べるとなんか長さが若干違うし…RSクローンと言ってもサイズ合うのかしら?
仕方ない。組むか。
…
……
…動かないし…
モーターは通電しているのに、カタ!っと言ったきり動きません。
訳わかんないし…
セクター歯の開始位置やモーターピニオンの位置も色々動かしましたが、
動かないお
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少し落ち着いて、ピストンとスプリングを外して運転してみることに。
テンションがかからず、ギアがカラ回りでブン回るので危ないのですが、これで回らなければ何か根本が間違っていることになります。
…動かないし…
…いや、何回も他の電ガンのメカボを調整してきたのに、お中華ごときに馬鹿にされる訳にはいかぬ!
通電しているのにカタ!っといって動かない症状は相変わらずです。
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気になっていた、欠けた歯がセクターの前方に居たことを整理してみます。
もしかして…
これ、セクター逆回転したんじゃね?
…っつーことはモーターは逆回転したということ。
恐る恐るモーター端子を逆に繋げてみます。
この配線で正常に回りました。つまり○イの端子の配線とは逆です。
「赤い線は黒端子に繋ぐ」
そう、結局○イと違ってギアが3枚から4枚になったため、○イ電ガンとはモーターの回転の方向が逆になってたんですね。
動かなかったのは、逆回転防止ラッチが作動していたから。
最初にピスクラしたのは、このラッチが掛かっておらず、セクターがピストンを逆に押し込んだため、とば口のギアを潰してしまったということです。
…勉強になったわ~
と思ったら、既にRSのユーザー間では常識だったらしいことを、後に聞きました。
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