●歩いた日:2018年4月21日(土)
●歩いたところ
・六郷(六郷):南谷地、田岡、古舘、小安門、往還南、八百刈、大町、本道町、古屋敷
●歩いたログ(足跡)(道のり5.9km)
(以上の地図:国土地理院)
「六郷城本丸跡」から引き返して広域農道をまた進むと、やがて国道13号線(ログ地図の赤い線)から延びる道との十字路がある。そこを右に折れていったん国道まで出る。
📷005:国道13号線、「小安門」付近の交差点
奥から手前に延びる道が国道13号線で、信号左手の電柱には「側清水」の案内板がかかる。この辺りの地名を調べると「小安門」である。
写真中央やや左寄りの国道沿いに大きな木が斜めに立つが、「六郷」の一里塚である。昔、国道の沿線にほとんど建物がない時代は遠くからでも非常に目立っていた。調べてみると、木は槻の木で、久保田城下(「秋田市」)まで16里を示す一里塚で、県内に現存するものでは一番美しいといわれている、とある。次の機会には立ち寄ってみたいと思う。
国道に出てきた道のすぐ東側にも道があるので、そちらに進むと「側清水地蔵尊」と刻まれた石柱がある。
📷006:「側清水地蔵尊」
道端に数多くのお地蔵さんが収められた大きな地蔵堂がある。入り口の窓ガラスに「賽銭箱」と書かれ、その奥には火が灯されたローソクが立ち並んでいる。参拝者が多く、常時管理している人がいる様子だ。
中央やや左の案内板には、「地元では受験を控えた学生に大人気。また、ここの地蔵尊はイボとり地蔵としても信仰され、ここの清水を塗ると治る、なんて噂もある。」と書かれている。これを読んで、私も子供の頃には手の指や足の裏にイボや魚の目ができて、それを直すおまじないがあったことを思い出す。おまじないが効いたかどうかわからないが、いつの間にか治っていた。清水は地蔵堂の裏の方にあるようだが、寄らないでしまう。
地蔵堂があるこちらの道が昔の道のようで、さらに進むと「六郷」の街中に至る道に出る。その道を少し東に進んでカメラを取り出す。
📷007:「往還南」、「八百刈」の道
この辺りから「六郷」の街並みが始まる。道の左側が「八百刈」、右側が「往還南」である。この道が昔の「羽州街道」で、「往還南」の地名もそれに因むものだろうか。道の奥は「大町」である。
さらに進むと、十字路のすぐ手前が寺への入口になっている。
📷008:「八百刈」の「永泉寺」入口
入り口の脇にりっぱな石柱が立ち、その奥に寺の門が見える。石柱と並んで「 六郷駅西口木戸門址」の標柱もある。「羽州街道」のこの先、「大町」辺りに駅場があったのであろうか。
(その4に続く)
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