ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町横堀を往く-5④

2024年07月17日 | 旧仙北町を往く

<「払田の柵跡」方面を望む>

●歩いた日:2024年6月18日(火)

●歩いた所

 ・堀見内: 藍野、置上、北藍野、谷地、西福嶋、下東中屋布、堰端、福嶋、南福嶋、南谷地

 ・高 梨:八嶋、下八嶋、車瀬(旧仙北町高梨)

●歩いたログ(足跡)(道のり7.6km)

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 (📸007の)墓地脇から堤防沿いに少し進んだ後、東に向かうあぜ道を行く。車道に出たところでカメラを取り出す。

📸008:「払田の柵跡」方面を望む

 田んぼの向こうにこんもりとした森が見える。右側は、「払田の柵跡」である「長森」と「真山」、左端は「一ツ森」の神社がある森である。ほぼ平らな「仙北平野」の中で、ここだけになぜこんな小山(「真山」で田面との標高差35mほど)ができたのだろうか。古墳と言ってもよいような小丘であるが、古墳ではない。

 「長森」、「真山」の上に立つと「仙北平野」を360度見下ろせる。ここに古代の官衙と考えられる「払田の柵」が築かれたのも十分納得できる。

 奥の「東山」は、左端が「真昼岳」、中央やや右寄り、三つのピークの左が「女神山」。

 車道を北に向かう。道の両側、少し離れたところに「下東中屋敷」の家々が点在する。左手に見事な枝ぶりの松があるのでカメラを向ける。

(「下東中屋敷」の一角)

 かなりの樹齢を重ねた松のようだ。左手の松が低いのは、雪や風などによって上部の幹が折れたせいだろうか。それも含めて風情のある光景を作り出している。

 写真下に、奥の家、さらに右に折れてその先の家に至る道が写る。歩いて来た道より古い道筋のようなので、後で古い航空写真で確認してみたい。

 左手奥に、屋根に太陽光パネルを乗せた「仙北中学校」が見える。

 さらに北に進み、突き当りを左に行くとまた「川口川」にかかる橋がある。

📸009:「中屋敷橋」の上から

 「中屋敷橋」の上から「川口川」の下流を望んだ写真。ここも川原は「ヨシ」などの草がびっしり生い茂っている。川の奥に中学校がのぞいている。

 ところで、橋の名称になっている「中屋敷」は川の西側の地名で、川の東側に「東中屋敷」がある。歩いて来たところはその下手ということで「下東中屋敷」となっているようだ。「下」、「東」、「中」と付いた珍しい地名だ。

 「中屋敷橋」から来た道を引き返し、📸008の地点からさらに南に向かう。「県道305号」に出る前に来た道を振り返る。

📸010:「下東中屋敷」、「堰端」の風景

 奥から来たところ。道左手の家々は「下東中屋敷」、右手の家々は「堰端」である。

 赤い屋根の左手奥に、前掲写真に写る松の木が見える。

(⑤に続く)


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