<我が小屋で孵った「小ツバメ」たち>
我が家の小屋には、だいぶ前に(20年以上前?)に作られた「ツバメ(燕)」の巣があります。
二階の床に近いところに巣があります。左の方にも巣の形跡がありますが、壊れて落ちてしまったようです。さらにほかの場所にもう二つの巣が残っております。
巣は、よく見ると枯草の茎のようなものを泥で固めて作られているようです。口ばしにくわえて運んで来るでしょうが、「ツバメ」にとっては大変な作業と思われます。
初夏になると、「ツバメ」がこれらの巣を訪れ、入って住み心地を試しているような姿を何度か目にしておりましたが、私がここで「小ツバメ」が誕生する姿を見たことはありませんでした。
今年も6月上旬に「ツバメ」が訪れ、巣に入っている姿を目にしました。また、そのうちいなくなってしまうだろうと、連れ合いとも話しておりましたが、毎日小屋に行くと「ツバメ」が巣にじっとしております。
連れ合いにこのことを話すと、「きっと卵を温めているんだ」と言います。
でもなかなか卵が孵る様子がありません。
「ツバメ」が居つき始めて20日余り、その姿を見る機会が少なくなり、またどこかへ行ってしまったのかな、と思っていると、こんな姿を目にするようになりました。
巣の縁に止まって、中に入ることがなくなってきました。そうしているうちに、小屋に車から降りて来た連れ合いが、「小ツバメが巣から顔を出しているよ」と、うれし気に話します。
そこで私も見に行って見ると、普段は見えない「小ツバメ」が、親鳥が来た時だけ口ばしを伸ばして姿を現します。
親鳥は、ヒナが孵って餌集めに忙しく、見かけることが少なくなっていたようです。
ところで、「ツバメ」のこの姿を見ると、「燕尾服」とはよく言ったもんだ、と思ってしまいます。そして、「ツバメ」」が居ついてくれたことで、何かいいことがありそうな気もしてきます。
ヒナはどんどん大きく、元気になってきました。
親の気配を感じると、写真のように大きな口を開けて鳴き声をあげます。ヒナの数は四羽でした。時折、巣の外に尻を向け、糞を下に落とします。下に置いてあった私の車を移動し、床には肥料袋を敷きました。
小屋にいると、二羽の親鳥がひっきりなしに餌を運んで来るのを目にします。連れ合いにそのことを話すと、「ツバメの子育てに人間も見習わないと!」とのたまいました。
巣に「ツバメ」が居つき始めておよそ一カ月半、近いうちに「小ツバメ」の巣立ちが来ると思いますが、その時は少し寂しい気持ちなるだろうなと思います。
(終わり)
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