<今回のログ(足跡)>
●歩いた日:2023年7月31日(月)
●歩いた所
・黒 鐙(清水):上黒土、金鐙
・国 見(横沢):下仲島、豊成、新山、大動防、八幡前
・東長野(豊川):新山
●歩いた位置
●歩いたログ(足跡)(道のり7.3km)
(以上の地図:国土地理院)
今回も「斉内川」沿いを歩いた記事です。歩いた場所は、前回の「旧中仙町長野・清水を往く」の上流側(東側)で、「旧中仙町」と「旧太田町」にまたがるところです。「旧中仙町清水」がスタート地点になりましたので、ブログの分類も「旧中仙町」にしておきます。
今年(2023年)の7月は、中旬に「秋田県」が梅雨末期特有?の激しい雨に見舞われ、「秋田市」などで大きな被害が発生しました。雨が止み梅雨が明けると、今度は外に出るのがためらわれるような暑い日が続き、ウォーキングは「仙北平野」歩きではなく、冷房が効いて涼しい「イオン・タウン」歩き(歩くとポイントが当たるくじが引ける)に切り替えておりました。
そんな中、7月31日の天気予報はしばらくぶりの曇りで、暑さもいくらか和らぐ、と出ましたので、日傘と飲み物を持参し、「仙北平野」歩きに出かけてきました。
それでは本文に入ります。
前回の「長野・清水を往く」で、近くから眺めながら立ち寄らないでしまった「上黒土」の神社を目指して車を走らせる。神社は道から少し奥まったところにあり、道端には集落会館と思しき平屋の建物と空き地がある。車にできるだけ日差しが当たらないよう、その空き地の鳥居脇の日陰に車を止めてスタート。
(「上黒土」の「八幡神社」)
鳥居の字はかすれて「八」の字しか読めないが、奥の社殿には「八幡神社」と書かれたりっぱな扁額がかかる。
桜や欅の老木に囲まれた境内に社殿がひっそりと建つ。
鳥居をくぐって境内を歩きまわると社殿の右脇に珍しい像がある。
(「八幡神社」の「鹿島様」?)
お面の顔を持つ大きなワラ人形が建屋の中に収められている。この辺りでも「鹿島様」と呼ぶのだろうか。
調べると、「鹿島様」は「秋田県」で見られる民間信仰で「道祖神」の一種とあり、巨大なワラ人形を作り奉ることで、病退散・家内安全・五穀豊穣が願われる、とある。さらに、「鹿島様」として作られるものはワラ人形だけでなく、木製のものや、面だけのものなどもみられる、ともある。「仙北平野」歩きでは、以前に「旧仙北町横堀」で出会ったことがあるが、ほかでは見かけたことがない。
「上黒土」では今も「鹿島様」を祀る習慣が残っているようだが、ワラがだいぶ傷んでおり、しばらく作り替えていないようだ。是非残したい風習である。
境内を出、看板のない集落会館(調べると「上黒土」の会館である)の前を通り、道に出る。東に少し進んだところで振り返る。
(「上黒土」の「八幡神社」2)
右端の木立の中に建つ「八幡神社」から出て来たところ。左端の木立の奥が「上黒土会館」。電柱右奥の小屋は消防機器の格納庫。
すぐ左に折れて北に少し行くと、前回西から来て北に向かった十字路。そこを右折し東に進む。
📸001:「上黒土」の一角
前回のブログで触れた、「神林」集落の脇を流れる水路の上流が写真の流れである。泉を水源とするきれいな川だということで、清流を生息地とする「イバラトミヨ」が今も棲んでいるようだ。
(②に続く)
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