●出かけた日:2017年3月18日(土)
●歩いた足跡(ログ)
(以上の地図:国土地理院)
去る2月28日、絶好の快晴の日にスキー場を、第3リフトの降り場、標高1,171m付近まで「かんじき」で登って以来、また天気に恵まれたら、その上をさらに登りたい、できれば「秋田駒ヶ岳」の「男岳」まで登ってみたいと思っておりました。
2月28日のブログを見た、かつてかなり山登りに熱中した友人が、「雪の山に行くんだったら俺のピッケルを譲る」と言って、フランス製のりっぱなものを持ってきて、いろいろとアドバイスもしてくれました。
3月18日朝起きると、我が家の付近はかなり良い天気で青空が広がっておりました。これは山も晴れているかも知れないと思って、貰ったピッケル、かんじき、それに10本爪のスノースパイク(軽アイゼン)を車に積み込んで出かけました。
ここから本文の調子で書きます。
山に近づくにしたがって、高いところには雪雲がかかっている。そのうち晴れることを期待して、田沢湖スキー場スキーセンター脇の駐車場に車を止める。この日は土曜日で結構な人出である。
前回は第3リフト降り場まで歩いて登ったので、今回はリフトを使ってそこまでは一気にショートカット?することに。リフト券売り場に行くと、第3までは券が3枚いるとのこと、リフトは2本しか乗らないので、何で3枚かと思いながら、1,200円を払って購入。
リフトに乗る手前でGPSのスイッチ・オン(ログ図の「S」の地点)。リフト乗り場の係員が許可を貰ってきたかと尋ねる。第3リフトの上を散策してくると言ってリフト券を買ってきたと言ったら、ハイどうぞと言う。ここのリフトは券が2枚必要と書いてある。
幅広い風防付きのクワッドリフトに一人乗り込む。背のザックが邪魔になって座りにくい。
リフトから上を見上げると、やなり頂上近くには雲がかかっている。長いクワッドリフトを降りると、第3リフト乗り場はだいぶ下の方である。金をかけて上がった分を歩いて下る。リフト乗り場の小屋に「登山者は届け出を」と書いてあるので聞いてみると、「同じコースをそのまま戻るならいらない」と答える。
第3リフトを降りて、前にも撮った位置でカメラを取り出す。
📷001:第3リフト降り場
リフトを降りると風がある。ガスはかかっていないが、「田沢湖」の対岸の山は雲に覆われている。平地は晴れていても山の天気はわからない。
「かんじき」を着け、ピッケルのカバーをとって登り始める。GPSでは高度が1,180mを示している。(GPSの高度計はかなり誤差が大きいこともあるが、この数値は地図の等高線とほぼ一致している)。少し登って、またカメラを下に向ける。
📷002:第3リフト上からスキー場を望む
中央付近に第3リフトの降り場が写る。その左奥が載ってきたリフト、右奥の広いゲレンデの中が「かもしかリフト」である。この辺りで風がだいぶ強くなる。
さらに少し登ったところで、若い男性に突然声をかけられてびっくりする。男岳の頂上まで登るつもりだという。足にはアイゼンを着け、ちいさなピッケルを持っている。若いだけに登るのが早い。
ところで、私のピッケルだが、雪に石突き刺すと深く沈んでしまう。友人は柄に輪っかをはめるとよいと言っていたが、まさにそのとおりである。これでは歩きにくいので、トレッキングポールを取り出す。
先行の若者の後を追いながら登り続けるが、傾斜も少しずつ急になり、離されていく。さらに風が強くなる。もう少し頑張ろうと思いながら登り続ける。
(その2に続く)
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