<「上黒土」の風景>
●歩いた日:2023年7月6日(木)
●歩いた所
・長野(長野):小合田、太田袋、杉ノ窪、五百刈、神林、関根
・黒鐙(清水):下黒土、上黒土、金鐙、瀬川
・賢木(清水):北又
●歩いたログ(足跡)(道のり7.3km)
(以上の地図:国土地理院)
(📸006から)元の道に戻り、再び東に向かう。
📸007:「下黒土」の風景2
左端の道奥が「下黒土北会館」が建つ十字路。右手に建ち並ぶ家々の間を通って手前に来たところ。
ひと際高い杉木立は遠くからよく目立つ。古い航空写真のよい目印にもなりそうだ。
道端の用水路には、水が勢いよく流れている。水路は2本になっており、右側の水路から田んぼへ水を引く塩ビ管が渡されている。左側はこの先にある田んぼに灌漑するための水路のようだが、なぜ2本の水路にする必要がある??。
さらに東に向かう。左手前方にものすごい数のビニールハウスが建ち並んでいる。脇を通る時ハウスの方に目をやると、作られているのは「トマト」のようだ。
ハウスを過ぎるとまた十字路がある。
📸008:「下黒土」の一角3
左手奥から来たところ。見えるハウスは「下黒土」である。右手奥に見える集落は「上黒土」」で、ハウスも両集落にまたがっているようだ。
一区画に5棟のハウス、見える範囲で3×4の12区画、これでハウスは60棟。その奥にもハウスがあるので、70~80棟くらいだろうか、などと思いながら、右奥、北へ向かう。道右手(東側)は「北又」である。
しばらく行くと大きな水路がある。
📸009:「黒土」のハウス団地
水路の左側が「下黒土」で、ここのハウスが60棟。右側が「上黒土」で、ここのハウスは何棟かよくわからない。
水路沿いの道端に、トマトの収穫や出荷作業を行っている人たちの車が並ぶ。
道端にこんな看板が立つ。
(「農地中間管理事業モデル地区」)
看板の説明によると、この地区は、大区画圃場整備事業の実施を契機に、農地を借りたい人に集約し、農業所得を増やすために、畑としての利用も可能になった田んぼで米以外の作物生産を行う「モデル」として取り組んでいる地区とある。地区は、「長野」(「神林」周辺)、「下黒土」、「上黒土」、「金鐙」からなる「中仙中央地区」で、面積は257haである。
米以外の作物が、ここまで見てきた大豆、養液(水耕)栽培のトマトで、ハウスは104棟、6haとある。雪国の農業も大きく変わろうとしているようだ。
同じ場所からこれから向かう「上黒土」」の集落を望む。
📸009:「上黒土」のたたずまい
集落の中を歩いていくと、広々とした屋敷の中に大きな家がゆったりと建つ。この辺りは一軒ずつ離れて建つ散居形態の集落が多いが、「上黒土」はとりわけ多くの家がかたまって建つ集居集落である。古くから豊かな土地柄であったことを感じさせる。
ところで、「地名へのいざない」によると、「黒土」」は文字通り「黒い土」、すなわち「斉内川」下流の肥沃な土に由来する地名とのこと。このことからも稲の実りが豊かであったことが連想される。
(④に続く)
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