この(2022年)冬は雪が非常に多かったため、2月中旬頃まで我が家の前を通る国道はブルドーザーで寄せられた雪が、我が家の出入口側の歩道に堆(ウズタカ)く積み上がっておりました。そのため、車で国道に出て行く時には、とりわけ右手方向の見通しが悪く、危険でもありました。
そのため、一度は、積み上がった雪を半分ほどの高さまでシャベルで我が家の敷地に投げ捨ててみました。しかし、かなり長い距離(10m以上)の雪を投げ捨てないと見通しが得られず、大変な作業であり、しかも雪が降って除雪車が来ると、すぐ元の高さになってしまいます。
そこで、出入口にミラーを取り付けることとし、ホームセンターに行ってガレージミラーを買ってきました。
さて、どこに、どうやって付けるかが問題です。道路の向こう側の歩道(こちらの歩道はきちんと除雪されている)の高い所が一番良さそうですが、道路の構造物を利用して取り付けるのは違反です。出入口に付けるとすると左側ですが、雪が積み上がっているので、ミラーの支柱をきちんと固定するには、雪を全部寄せなければなりません。
仕方がないので、小屋にあった測量用のポール(先が尖っていて雪に突き刺しやすい)にミラーを取り付け、雪に突き立ててみました。
ミラーの向きを調節すると、少し下がった位置で右手から来る車をなんとか見通せるようになりました。ミラーで右手を確認し、少し前に出て左手を確認して、ソロソロと国道に出て行けるようになりました。
ところでこのミラー、少し風が吹くと風に押されて、「あっち向いてほい!」状態になり、すぐ角度が変わってしまいます。出かけて帰ってきたらミラーを引き抜いて小屋にしまい込み、出かける時にまた突き立てる、そんな使い方をしました。
しました、というのは、その後、ロータリー車とダンプがセットで来て、歩道(幅の半分ほど)が排雪されたことに加え、だいぶ雪融けが進んだので、今はミラーなしで国道に出られるようになったからです。
しかし、春になり、道端の庭木が葉を広げ、枝を伸ばすようになると、また見通しが悪くなりますので、その時はちゃんとした支柱を準備し、ミラーがくるくる回らないようにしっかり取り付けたと考えております。
ところで、ミラーを突き立ててみたこの日、写真のように「東山」までの見通しがとてもよく、「真昼岳」も日射しを受けてくっきりとした姿を見せておりました。いつか、「真昼岳」の頂上小屋が夕日を反射して輝いていたことを思い出し、これならその小屋が見えるかもしれないと考えてカメラを向けてみました。
写った写真を見ると、頂上に小さな白い突起がかすかに見えます。
さらにズームアップしてみました。
矢印が頂上小屋です。
地図上で測ると、我が家と「真昼岳」の距離はちょうど20kmです。この距離を隔てて小屋が見えるとなぜか非常にうれしい気持ちになります。こんなによく見通せる日はなかなかないと思いますが・・・。
(終わり)
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