●歩いた日:2016年9月12日(月)
●歩いた所:米桶田・羽黒堂・板戸・福田・二ツ塚・赤坂・飯島・中村・上野口(旧中仙町)
●歩いたログ(道のり:7.7km)
(以上の地図:国土地理院)
「赤坂」の集落をさらに西に進むと、「イバラトミヨの生息地(里)」と書かれた大きな案内板があり、そのすぐ隣に、人工的に造られた三角形の池があるので、カメラを向ける。
📷006:「赤坂」のイバラトミヨ生息池
農村の一画で、石積みの、きれいな水を湛えるこんな池を目にすると、ほっとした気持ちになる。
「イバラトミヨ」は、地元では「ハリザッコ」と呼ばれ、昔はあちこちで見かけたという。それが、水路の改修や池の湧き水の枯渇などで急激に減少し、今は絶滅危惧種になっている。これを保護するため、土地改良事業がこうした池づくりにも踏み出していることは、とても良いことと思う。
池の向こうには小さな神社があり、その前は小公園になっている。そこに、写真に写るように石碑が建っている。この後、その石碑に寄ってみると、「佐々木貞勝 民謡之碑」と刻まれている。調べると、当地出身で、大仙市民賞を贈られた日本民謡協会の重鎮とある。同じ「仙北平野」に住んでいながら今まで知らなかった。
さらに西に進むと、北の方に高い木立があり、その中に神社のような建物が見える。また、大きな家の周りには、ハウスなどの施設が立ち並び、飼料用イネを収穫した跡も見える。寄ってみたいと思い、「飯島」集落の手前で右に曲がり、途中その様子をカメラに収める。
📷007:「上野口」の農業団地
近づいてみると、ビニールハウスではトマトが作られており、家のすぐそばには牛舎が並んでいる。神社の方に回り込むと、その傍に農業法人の事務所があり、ここが「上野口」(旧中仙町)であることを知る。
集落を挙げての、稲作・畜産・施設園芸の生産団地の様相を見せている。農業で生きていく決心のようなものが伝わってくる。
「上野口」から引返して「飯島」を通り抜け、「羽黒堂」の「駒場神社」方面に歩を進める。 先程に通った農夫像の石碑の手前から南に向かうことにする。「窪堰川」を渡ると狭いが真っすぐの道が続いている。
📷008:道端の小さな社
やがて、道路脇にぽつんと建つ社が見えてくる。ここばかりでなく、集落から離れて田んぼの中や道端にぽつんと立つ社があちこちに見られるが、建てられた場所には、どんないわれがあるのだろうか。社に立ち寄ってみると「諏訪神社」とある。傍らの木はなんとなく風情がある。
社を過ぎてすぐ右に曲がり、一軒家の前から田んぼ中の道を西に進んで、「米桶田」の車を止めてあったところに戻る。
(終わり)
●これまでブログに掲載したログの累計
5か所になりました。増えるのが楽しみです。
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