<「川原道下」の風景>
●歩いた日:2024年9月4日(水)
●歩いた所
・板見内:一ツ森、弥兵衛谷地、大荒田、大面、荒堰、続橋、八幡堂、百目木、千刈田、長仙寺、北畑、二合田、二井関、刈又
・福 田:川原道下
・堀見内:穴沢
・払 田:荒堰、烏川 ※「払田」は「旧仙北町高梨」に属する。
・本堂城回:北館、館間 ※「本堂城回」は「旧千畑町千屋」に属する。
●歩いたログ(足跡)(道のり8.4km)
(以上の地図:国土地理院地図に加筆)
ところで、(📸011の)神社の前を通っている道の奥(東の方)をのぞくと、カーブしながら家々の奥に続いている。引き付けられるようにそちらに向かう。
(「長仙寺」の一角3)
県道が見えるところまで来て、振り返った写真。家々の間を縫う様に延びる道は、小さな子供たちが走り回っていそうな昔懐かしい雰囲気を漂わせている。田んぼの区画整理や今の県道が整備される以前の道筋を、古い航空写真でたどってみたい。
また元の道に戻り、引き続き北に向かう。「川口川」にかかる橋の少し手前、東西に延びる水路沿いに看板が立ち、何体もの案山子(カカシ)並んでいる。
(「北畑」の一角)
看板には「ハリザッコ 生態系保存水路」とある。看板の反対側の説明書きには、「秋田県」が地域の生態系に十分配慮して「圃場整備事業」や「水路整備事業」を行っていることが書かれている。
具体的には、絶滅危惧種である「ハリザッコ」などの貴重な魚や水生植物を残すため、水路を敢えて土水路にしたり水路の両側を自然石にするなどの工法を取り入れているとのこと。ここの水路は土水路のようで、最近草刈りした跡が見える。
なお、「ハリザッコ」はこの地域にだけ生息する小さな淡水魚で、正式には「イバラトミヨ雄物型」とある。背中に針状の突起があることから「ハリザッコ(針雑魚)」と呼ばれてきたようだ。
案山子は、字が薄れて何と書いてあるかよくわからないが全部タスキをかけており、環境保全の取り組みに対するこの地域の人たちの意気込みを示すために並べられているようだ。
また少し北に進む。
📸012:「川口川」にかかる橋上から上流を望む
プレートが無くなっていて、橋の名前がわからない。
川の流れは、底に細かい砂利を敷き詰めたようで実にきれいである。両側が草むらや木々にびっしり覆われ、魚が住むには絶好の環境のように見える。これも生態系に配慮してのことだろうか。増水時に水の流れが悪くなりそうでもあるが・・。
川を北に渡ると道右手(東側)は「二合田」、左手(西側)は「二井関」である。
少し行くと十字路がある。
📸013:「二井関」の風景
十字路から西を望んだ風景である。道奥に「西山・姫神山」、左手に「川口川」の土手と河川敷に茂る木立の連なりが見える。道奥左手の高い建物はJAのカントリー・エレベーター。
広域農道として整備された写真の道を西(奥)に向かう。道右手に見える花屋さんの前を過ぎてしばらく進む。
📸014:「川原道下」の風景
この辺りから「旧横堀村」の「福田」になり、手前は「川原道下」、奥は「穴沢」である。
「穴沢」は「横堀村」当時の中心部で、「横堀小学校」(右手の高い建物)、JAの施設、郵便局(道奥右)があり、現在は閉店した店も多いが商店街も形成されている。「横堀を往く-4」に歩いた様子を載せている(2021.8.27~)ので、興味のある方はご覧いただきたい。
(⑥に続く)
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