「西山」の「姫神山(大平山)」に登って、5月30日(2019年)の田植え直後の、そして、7月16日の、緑の絨毯を敷き詰めたような「仙北平野」の景色を眺めました。次は、稲穂が熟し黄金色に染まった景色を眺めたいと思っておりましたので、9月も中旬に入り稲刈り直前の時期になった9月16日(月)、残暑が続いている中を「姫神山」参り?に行ってきました(今年登るの4度目になります)。(以下、本文調で)
さっそく今の時期の「仙北平野」の眺望をご覧いただく。
遠くの「東山」の方はやや霞んでいるが、一面黄金色の海に変わったような「仙北平野」である。その中に、田んぼが緑の時期はそんなに目立たなかった集落や個々の家々の木立が島のように浮かぶ。
中央の大きな木立は「花館」の「長福寺」、その右側の市街地は「大曲」の中心部である。市街地の右奥に大きな森のように見えるところがある。「払田の柵跡」がある「長森・真山」である。
中央左寄り、跨線橋の向こうに緑が広がっている場所がある。稲が緑の時は見分けがつかなかったが、転作として田んぼに大豆などを植えているところである。田植え直後の5月30日にはこんなふうになっていた。
水を入れてない土色部分と前掲写真の緑の部分が同じ形をしている。
次に「大曲」の中心街方面の眺めをご覧いただく。
右から左に流れる「雄物川」に「丸子川」が合流する。写真中央付近にあるひと際大きな白いビルが「大曲厚生医療センター(旧仙北組合病院)」で、そのすぐ左奥辺りに「大曲駅」がある。
「丸子川」は市街地の向こう側にも川面がのぞいており、その奥に蛇行しながら続く緑色の線が川筋である。市街地のすぐ奥の田んぼ中、「丸子川」筋の右手に横に連なる大きな木立があるところが、東北三大地主に数えられた「旧池田氏」の屋敷(現在は「大仙市」が管理する庭園)である。
「西山」の麓、「雄物川」沿いの花火会場付近の田んぼの様子である。
川手前の河川敷が花火の打上げ場、向こう側河川敷が観覧席。5月30日と7月16日の景色も見比べていただく。
(5月30日)
(7月16日)
田んぼは季節それぞれに装いを変え、美しい姿を見せてくれる。田んぼの中にぽつんとある集落は「大川西根中道地野」である。この辺りはまだ歩いていない。
写真を撮っていると、足元の石段の上に見かけたことのないようなバッタが止まっている。
全体的に緑鮮やかな体色で、鎧をまとっているように見える。大きな後ろ足の模様や赤い線も美しい。図鑑で調べると、「ミカドフキバッタ」のようだ。背中に小さく丸い茶色の羽根(翅)がある。こんな羽根では飛べないので後ろ足が逞しく発達しているようだ。
もう9月半ばというのにかなり暑く、大汗をかいて下山する。昼近くに家に帰ったら、そばの田んぼで稲刈りを始めた人がいた。
今年は、春、夏、秋の節目の時期に「姫神山」から「仙北平野」を眺めたので、銀世界に輝く冬の景色も是非眺めたいと思う。しかし、雪の山道を登れるか、少し心配でもある。
(終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます