ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町横堀・旧太田町横沢を往く-2⑧(終)

2024年11月17日 | 旧仙北町を往く

<これまでブログに掲載したログ(足跡)の累計(累計の道のり:686.7km)>

●歩いた日:2024年9月25日(水)

●歩いた所

 ・板見内:長仙寺、北畑、蛇塚、君信、関口、下川原

 ・三本扇:羽見内、高野、宮内、侭下川原 ※「三本扇」は「旧太田町横沢」に属す。

 ・本堂城回:西館、北館、嶋田 ※「本堂城回」は「旧千畑町千屋」に属す。

●歩いたログ(足跡)(道のり7.9km)

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 (参考のため、前回掲載した航空写真を再掲する)

(H28年-1)

(H28年-2)


(S51年-1)

 次もS51年で、東側の部分

(S51年-2)


 
 中央上寄り、📸(カメラ)009に写る社の木立を確認することができる。

 この社の北側の田んぼを見ると、不整形な田んぼが広がっている。そして、その不整形な田んぼはH28年の写真にもそのまま写っていることが分かる。そのほかの地域の田んぼの大半が大区画に姿を変えた後も、この一角には、この後で見るS23年時の区画がそのまま最近まで残っていたことになる。

 中段左寄り、「県道305号」沿いに桜の木が見える。今から50年程まえなのに、今とそんなに変わらない枝ぶりのようだ。

 最後にS23年の写真で、これも西側から。

(S23年-1)


 
 上段に写る「川口川」は、川の両側に広い林地を伴っている。よく見ると、「川口川」と記入した辺りに、堤防が築かれているように見えるので、部分的に改修工事が行われていたようだ。

 ピンク色の線は、S51年の写真と同様、現在の「県道305号」の道筋である。

 田んぼの区画形状に注目いただきたい。右端上段を除いてすべて区画整理されており、S51年の写真と同じである。この写真をカラー化すれば、S51年の写真と区別がつかない感じである。

 次にS23年の東側の部分。

(S23年-2)


 
 この写真の田んぼは、左端の地域(「板見内」)を除くと不整形の田んぼが広がっている。この不整形の田んぼも、大半はS51年までには区画整理されたが、H28年の写真で見たように、上段、📸(カメラ)009に写る社周辺(「羽見内」)の田んぼは、H28年までS23年の形状だったことが分かる。

 「侭下川原橋」に注目いただきたい。橋の位置は現在と同じようだが、県道から橋方向に延びる当時の道筋は、現在の道筋よりも東側にあり、川のところでカギ型に折れて橋に接続している。橋南東側の「儘下川原」の田んぼが整備された時に付け替えられたようだ。

 中断左寄り、拡大して見ると、県道端の桜が確かに写っている。80年程も前なので、枝ぶりはだいぶ小さい。

(終わり)

●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:686.7km)

 累計の道のりが700kmに近づいてきました。こうした数値を見ると、改めて800km、900kmを目指してみようという気持ちになってきます。

 次回も「川口川」沿いの地域で、歩いたところの大半が「旧太田町横沢」の「三本扇」になります


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