●歩いた日:2018年1月17日(水)
●歩いた所
・花館:柳町、中町、上町、佐野町、朝日町、大曲通町
●歩いたログ(足跡)(道のり8.2km)
(以上の地図:国土地理院)
「柳町」のS家の前を過ぎるとすぐ、旧国道方向に向かう道があるのでそちらに折れる。旧国道に出て少し進んで振り返る。
📷016:「柳町」の「旧国道13号線」
「大曲駅」方面を望んだ写真である。当初「花館バイパス」と呼んだこの道が開通したのはS46年とある。この先で「大曲」の街中を通り抜けることになるので、交通量が格段に増えた現在はさらに「大曲バイパス」が開通し、ここは交通量がめっきり減ったようだ。
右端建物の奥にある杉木立は、「伊豆山神社」の里宮である。この道が通る前は街から少し離れたところにあり、鎮守の森のように眺められたが、今は街続きになって目立たなくなってしまった。
車を止めてあるところに戻る。そこから「姫神山」を望む。
この日は曇りで山の稜線に雲がかかっている。この場所からは、以前のブログ、「ブログを開始して満一年」で晩秋の眺めを掲載したところ。その写真で明らかなように、ここの堤防のすぐ下は「花館運動公園」の広場、木立の向こう一帯が「大仙市民ゴルフ場」になっている。
ここで、例のように航空写真で昔の様子をうかがってみる。
まずは、「大曲駅」付近のS51年の写真。
右下に「大曲駅」があり、そこから下に昔からの商店街である、現在の「花火通り」が写る。本文にも書いたが、駅のすぐ近くに米倉庫と酒造会社「金福」の大きな建物が写る。「金福」の左隣に大きな空き地があるが、これについてはこの後に触れたい。
橙色で囲んだ木々が📷010の「朝日町」の「あかしや公園」の桜である。
青い○で印したところが「農事試験場奥羽支場」の跡碑が建つ場所である。この跡碑のすぐ下に試験場の本館があったらしい。また、不正確かもしれないが、S23年の写真と比較しながら試験場の敷地、試験圃場のあった範囲を黄緑で囲んでみた。当時はまだ空き地も目立つが現在は住宅などで埋め尽くされている。
「三本杉神社」の三本杉は伐採された後で、神社の赤い屋根が小さく写る。
駅裏(東側)にはようやく家々が建ち始めているが、まだ大半は田んぼが広がっている。
ほぼ同じ範囲のS23年の写真
米倉庫は、当時は多くの建物からなっていることがわかる。「花館の歴史」によると、これらの倉庫はS32年に焼失したとあり、その後建て替えられたのがS51年に写る白い建物のようである。
前掲写真で広い空き地になっていた場所に、大きな建物と何やら白っぽいものが写っている。これも「花館の歴史」によると、この辺りに「秋田林産」という会社があったとある。林産というと製材を行う会社と考えられるが、白っぽく写っているのは大量に積まれた材木だろうか。
「羽州街道」からやや斜めに農事試験場に入る道が写る。その道の突き当りが本館と思われる。建物の形や細かい土地の区画から敷地と圃場を緑の線で囲んでみた。
「あかしや公園」の場所は、緑線の右外側に接する、建物と資材置き場のような土地と思われる。
「三本杉神社」には、黒々と大きな木が生い茂っている。
(その9に続く)
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