<今回のログ(足跡)>
●歩いた日:2022年10月16日(日)
●歩いた所
・藤木 :丙一本木、谷地、甲板杭、乙板杭、丙板杭、小船場、甲万願寺
・金沢西根:下万願寺、中万願寺
●歩いた位置
●歩いたログ(足跡)(道のり5.9km)
(以上及び以下の地図:国土地理院)
前回のブログで、「丸子川沿いの地域を歩いた後は、仙北平野の南端になる出川沿いにしようかなぁ」と書きました。ということで、今回からは「出川」の最下流から上流に向かって歩いた記事を投稿していきたいと思います。
ところで、「出川」は今回の位置図にも描かれておりますが、この地図ではよく分かりませんので、あらかじめその流路を少し詳しく見ていただきたいと思います。
まずは下流に当たる部分です。
「出川」は「横手川」の支流で、旧「大曲市角間川」の街のすぐ東で「横手川」に注いでおります。南東にしばらく遡って「奥羽本線」を横断すると、旧「仙南村」役場のすぐ南を通って北東から東に流れを変えます。
次に上流部に当たる部分です。
平野部を東に遡り、「国道13号」を横断してさらに東に延び、「東山」の少し手前で北に折れ、その先で源になる山あいに分け入っております。
全体として見ると、最上流部(旧「六郷町六郷東根」)と最下流部(旧「大曲市藤木」)を除く大部分は、旧「仙南村」を横断する形で流れております。
ところで、下流部地図の右手に「田沢疎水幹線用水路」の文字が見えます。「田沢疎水」の幹線用水路のスタート(取水)地点は「仙北市」の景勝地、「抱返り渓谷」(河川名としては「玉川」)の頭首工で、末端はこの地図に描かれている、用水路が「出川」に突き当たっている地点です。用水路の長さは30km余りで、3,890haの田んぼを潤しております。私がブログのタイトルに用いている「仙北平野」の名称は、この用水路の末端が「出川」であることに関連しており、地図上の「横手盆地」のうち、「出川」以北を指す土地改良上の名称を借用したものです。
なお、蛇足ですが、数年前に「大曲駅」から「秋田駅」行の列車に乗っている時、途中の駅で「仙北平野」と書かれたレコードを抱えた男性が乗り込んで来ました。後でインターネットで調べると演歌調の歌でした。「仙北平野」が歌のタイトルになっているとは知りませんでした。
前置きが長くなりましたが、本文に入ります。
以前に立ち寄った「旧大曲市藤木」(2020.1.4~ブログ掲載)の「一本木」(正確には「丙一本木」)の集落の端のあぜ道に車を停めてスタート。停めた場所から東を望むと、広々とした田んぼの向こうに「奥羽本線飯詰駅」の跨線橋や駅のそばに立ち並ぶ米倉庫が見える。
まずは田んぼ中をまっすぐ延びる道を南東方向に向かう。
📸001:「谷地」を望む
この時刻(10時頃)はまだうっすらと靄がかかっている。
大きな屋敷林の中に「谷地」の大きな家々が見え隠れしており、農村らしい落ち着いた風景だ。
(その2に続く)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます