ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町高梨を往くー1(その1)

2017年01月05日 | 旧仙北町を往く

●歩いた日:20161226日(月)

●歩いた所:大嶋・下沖田・麻生田・上沖田・中井村・稲荷・富慶・谷地中(「谷地中」は「旧大曲市大曲」)

●歩いた位置

●歩いたログ(道のり:8.2km

(以上の地図:国土地理院)

 今回は、「旧仙北町高梨」です。歩いた範囲は、明治の合併以前の古い地名でいうと、「高梨村」と「橋本村」にまたがるところです。なお、車を置いたところは、「旧大曲市大曲」の「戸蒔」のはずれになります。

 12月に入ってだいぶ雪が積もりましたが、下旬になって気温の高い日が続き、また田んぼの土が現れるようになりました。

 この日は、久々の快晴になったので出かけてみました。少しひんやりとした中を歩くこともまた、気持ちがいいものです。 

 それでは本文に入ります。

 「旧大曲市大曲」の「戸蒔」の一角、国道13号線「大曲バイパス」にほど近いところに、「イーストモールタカヤナギ」がある。今回は、そこの駐車場を少しの間借りることにし、店舗から一番遠い片隅に車を置いてスタート。

 まず、バイパスを横断(「戸蒔」地下道をくぐる)して東に向かう。この辺は「谷地中」で「戸蒔」に属する。少し進んで北に折れ、広々とした田んぼ中に出たところでカメラを取り出す。

📷001:「大嶋」の集落を望む

 この日の朝は、気温が-4度まで下がった。木や枯れ草が霧氷をまとって清々しい景色である。快晴で真っ白な「駒ヶ岳」が近くなったように見える。写真の集落はこれから向かう「高梨」の「大嶋」である。右半分を占める大きな木立は「旧池田氏庭園」で、ここから見てもその規模の大きさがわかる。

  さらに進んで「大嶋」に入り、庭園に近づく。

📷002:「旧池田氏庭園」の木立

 庭園にぐっと近づいたところでもう一度カメラに収める。

 霧氷をまとった木立が美しい。「池田氏」は、「山形県酒田」の「本間氏」などと並ぶ東北有数の地主にかぞえられている。調べてみると、所有した田畑は1000町歩(ha)、庭園の広さは4haである。写真では木の高さ、大きさがわかりづらいが、左端に写る建物と比べると少しは実感できると思う。

 写真に写る道を左に向かい、庭園を周回するように進む。

📷003:「旧池田庭園」正門

 庭園の正門をカメラに収める。

 大仙市のHPによると、平成16年に庭園としては県内で初めて国の名勝に指定され、現在、市が管理団体となって、管理・保存・修復にあたっているとある。

 日陰になって見づらいが、手前の大きな木とあいまって、往時の大地主の風格が感じられる。木の梢にまだ霧氷が融けないで付着している。

(その2に続く)

 


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