●歩いた日:2018年10月8日(月)
●歩いた所
・角間川:東本町、西本町、艮、東中上町、西中上町、町小中島、北小中島、稲荷中島、小中島、南小中島、西上町、中町頭
・藤 木:八圭
●歩いた位置
●歩いたログ(足跡)(道のり5.8km)
(以上の地図:国土地理院)
「角間川」は「大曲」の市街地から6km程南、「横手川」が「雄物川」に注ぐ三角州のような場所に街部を形成し、「旧平鹿郡」(現「横手市」)と境を接しております。街部は「雄物川」の川港として古くから栄えたところで、M24年に町制が布かれた「大曲」、「六郷」に次いで、M29年に村から町に昇格し、昭和の大合併で「大曲市」(それ以前は「平鹿郡」)の一部になりました。
私は、「角間川」を車で通ったことは何度かありましたが、「角間川」に友人や知人などがいないので、訪れたことはほとんどなく、「角間川」の地理や街の様子はまったく知りませんでした。最近、「角間川」のまち興しのニュースなどで、川港当時の建物や大きな地主の屋敷などが残っていることを知って是非訪ねてみたいと思い、天気に恵まれた10月上旬に出かけ、街中の一部を歩いてきました。
なお、「角間川」の川港は、M38年に「奥羽本線」が開通して陸上輸送が主流になると次第に衰えたということです。
余談ですが、「奥羽本線」が作られる時、「角間川」と「六郷」の間で激しい誘致競争が行われたが、結局どちらの町も通らず、「横手」と「大曲」を直線でつなぐ今の経路になったという話を聞いたことがあります。
それでは本文に入ります。
「大曲」の市街地から「県道13号」(「大曲バイパス」が開通する前は「国道13号」だった道)「六郷」方面に車を走らせる。「奥羽線」に架かる陸橋の手前で右折して南に走ると、「横手川」が「雄物川」と合流する地点のすぐ上流に架かる「藤木下橋」のたもとに出る。そこに廃業したガソリンスタンドがあるので、その敷地の道端のスペースに車を止めてスタート。まずは橋を渡り始める。橋の中ほどで下流を望む。
(「藤木下橋」から下流を望む)
下は「横手川」。すぐ下流で「雄物川」に注いでいる。前日台風が「日本海」を通過し、風は強かったものの雨は少なかったが、その雨の影響か、水が少し濁っている。奥は「西山」で、一番高い「姫神山」は、ここから望むとなだらかな山になっている。
橋を渡ったところは「八圭」である。川が合流する地点を見たいと思い、堤防上の道を下流の方に進む。「横手川」にも「雄物川」にもがっしりとした高い堤防が築かれている。堤防が築かれる前、この辺りは度々洪水に見舞われたのだろうと想像される。
堤防道を引き返して県道に戻る。その先で道はY字路になっており、そこでカメラを取り出す。
📷001:「八圭」の道
Y字路の右手が広い道に整備された県道で、「八圭」の家々の西側をバイパスのように延びている。Y字路左手、写真の狭い道が古くからの道と思われる。こんな時は迷わず古い道に向かう。日陰になって見にくいが、道左側、ブロック塀の奥は板塀に囲まれたかなり大きな屋敷のようだ。
昔の面影を残す家並の眺めながら南に進むと、昔の風景そのままのお店がある。
📷002:「八圭」の店屋の風景
「川がに」、「かにみそ」、「鮭タタキ」と書かれた看板・品札が真新しいところをみると、今も商売を続けているようだ。 この辺りの「雄物川」では昔から鮭、川ガニの漁が行われていることを思い起こす。道沿いに下屋を下した二階建ての家も懐かしい気持ちにさせられる。
さらに進むとバス停があり、「藤木角」と書かれている。「横手川」の南側は「角間川」と思っていたが、ここは「旧大曲市」の「藤木」のようだ。その訳はこの後すぐ判る。
また南に進むとまた橋がある。「角間川橋」とある。
📷003:「角間川橋」と「旧横手川」
橋の向こう側はきれいに整備されて公園のような趣になっている。そして、写真には写っていないが、向こう岸の橋たもとに「旧よこて川」の看板が立つ。
ここで、先ほど渡った「横手川」は新しく付け替えられたもので、この「旧横手川」が「角間川」と「藤木」の境であることに気付く。
(その2に続く)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます