山歩き 山滑り

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NEBRASKA

2007-01-11 13:00:32 | 本、音楽


 昨年、ブルース・スプリングスティーンのアルバムが紙ジャケットになって再リリースしたのは知っていた。たまたま買い物ついでに覗いたCDショップでそういえば、と思い探してみるとこれを発見。一緒に「The River」も、と思ったのだが、そちらは売り切れ、仕方なく「NEBRASKA」だけを購入する事にした。

 スプリングスティーンは高校から大学にかけてよく聴いたRockerの一人である。その当時はかなりアメリカかぶれでへインズのTシャツにLeeの101ストレートジーンズ、トニーラマのウエスタンブーツってのがいつもの服装で、寒い時は御徒町で買って来た革ジャンを着ていた(笑)

 ちょうどその頃スプリングスティーンの代表作となった「Born in The U.S.A」が大ヒットし、日本公演も行なってかなり知名度は上がった頃だったと思う。

 今回買った「NEBRASKA」はその一つ前のアルバムで、その当時このアルバムを聴いて思ったことは、やけに暗いな~だったと思う。全曲アコースティックギターとハーモニカだけで詩の内容も犯罪者の話が多く、実に重い。しかし、嫌いなアルバムではなかった。むしろよく聴いていたと思う(以前久しぶりに聞こうと思ってカセットテープを取り出したらテープが伸びていた)

 「The River」と「Born In The U.S.A」の間に作られ影が薄い感じであるが、聞き直すと実に味のあるアルバムである。自分の好きなアーティストはこういったアルバムがよくある。佐野元春の「Time Out!」なんかも次作「Sweet 16」がヒットする前のお休みみたいに受け取られがちだし、ジョン・メレンキャンプの「Big Daddy」なんかも、音楽評論家から「もうヒットは出ないだろうが・・・」なんて言われていた。しかしこういうアルバムほど、味があるんだよな~。まあ、ファンじゃないと買わないアルバムとでも言いましょうか。

 今、スプリングスティーンのCDで持っているのは「Born To Run」だけなので、これを機に懐かしのアルバムを買ってみようかな~