つぶやき倶楽部 油をうる おやじ。

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パリとプロバンス セザンヌ展。(前篇)

2012年04月25日 13時48分03秒 | 芸術・文化

お待たせです。セザンヌ展の話です。

当日は、小雨交じりの4月末とは思えない寒い日でした。お昼を過ぎていましたが行ってみよう!

場所は「国立新美術館」です。最初は、上野かと思っていましたが なんと六本木???

東京ミッドタウンの近くでした。外苑前通りをミッドタウンの反対側へ行くと 看板が。

かなり広い敷地のようです。

中へ入ると、何処かににています。そうだ有楽町の東京国際フォーラムだ!

片面はガラスで 天井は吹き抜けといった 広々した空間がひろがる。入ってすぐに目を引くのはジオラマで 防衛省の前の建物でしょうか?

会場は一番奥のようです。 

入ってみると やはり国際フォーラムによく似てる。

さて、セザンヌ展会場です。

テーマ別に6章に分かれていました。

  1. 初期
  2. 風景
  3. 身体 
  4. 肖像
  5. 静物
  6. 晩年

セザンヌの事は皆さんご存じのとおりだと思います。私がうらやましく思ったのは お父様が銀行家でお金持ちであり その為に筆をおらずにいたことです。

あのピカソも セザンヌの事を「唯一の師である」といったとか・・・。

さて、1章の「初期」から 感想を!

初期の作品との事で 宗教画が多くみられるような気がします

中でも目を止めたのが 1860年頃の「四季」四点。女性を中心にした 高さ三メートル以上の迫力ある作品である。右から 秋・冬・夏・春の順に並び 

秋は 収穫のイメージ。頭の上に 収穫物の入った籠をのせ 恵みに感謝の夕暮れの印象。

冬は 鉛色の空に雪。たき火の温かさが伝わる。春を待つ冬も夜の印象。

夏は 明るい空に水辺(海であろうか?) 足元には 西瓜などの果物が。日中の印象。

春は 青い空。地上近くに霞と萌える緑があり 女性の手に春の花を連ねた 始まりの朝の印象。

教会の壁が似合う 四点です。

 

2章「風景」

1873年頃の「オーウェールの曲がり道」の様な 身近な一枚から 「サンタマリア村から見たマルセイユ湾」の様な 動きを感じる作品も。

「サント・ヴィクトワール山」は各所に 描かれている。かなりの思い入れのある山なのであろう。亡くなるまで描いていた。

 

3勝「身体」

水浴びや 水辺の人を描く物が多い。

必見は「池のほとり」は 人々はみなそれぞれ過ごす姿が描かれている。話声が聞こえてきそうである。さすが、ボストン美術館所蔵の逸品!

珍しいものでは はがきより小さな紙に 鉛筆に水彩で描かれた物も。さすがに 個人所蔵が多い。私でも買えるだろうか????

 

ここまでで お腹いっぱいです!!! この続きは 後編で・・・。

コメント
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