さて、続きです!これより 展示番号で紹介します。
4章「肖像」
62番 「自画像」である。表情の目が印象的で 力と寂しさの両方を感じる。
隣の63番「赤いひじ掛けのセザンヌ婦人」(1877年頃)では 奥行きや影を「緑」で表現。単調な顔の輪郭や表情に 緑色で奥行きや影。スカートの陰も同じひょうげんである。こちらも ボストン美術館所蔵です。流石です!
69番「坐る農夫」は 白を塗っているかと思えば キャンバス?塗れてない?背景もキャンバス地が出ている。面白い表現です。こちら、ひろしま美術館所蔵。
5勝「静物」
こちらでの作品は 一枚に描かれている物が視点を変えて描かれています。例えば 絵と同じ配置にカップや水差し 花瓶などを置き 写真撮影すると見えない位置が描かれてのです。つまり作品は 一か所の視点ではないのです。
75番「リンゴとナプキン」は奥行きと曲線、柔らかさと影が印象的。こちらは 損保ジャパン東郷青児美術館所蔵。
83番「リンゴとオレンジ」は この展示のメインでもあり チケットやポスターにもなっています。他の作品より はなり照明をおとしていました。
6章「晩年」
最後の章ですが 晩年 身の回りのせわをした 庭師ヴぁリエ・アトリエから見えるサント・ヴィクトワール山・人間と水と云った まとめの作品である。
こちらには レ・ローヴのアトリエの再現や 自身のパレットの展示もあります。
最後に。セザンヌは父の財はありましたが サロンの落選が続きやはり苦労の末 世に残す作品を多くのこしたのでしょう。
今回は 88点にも及ぶ作品と 忠実に再現されたアトリエや静物画に使った器など よくこれだけ集められたと思います。主催者の皆様に感謝いたします。
作品が多すぎて メモが足りなくなるくらいでした。A4で2枚ほどに。
それで、これを買ってしまいました。写真が多い本ですが2,500円とお値打ちでした。
本当に お腹いっぱいになりました!ありがとうセザンヌさん。
ダヴィンチまでにお腹空かしとかないと・・・。
千葉市立美術館の「蕭白ショック!!」も気になるし・・。お腹空かさないと!