1月7日に渡辺恒雄読売新聞グループ本社社長と東京・丸の内のパレスホテルの高級割烹での懇談を皮切りに、安倍首相が続けてきた大手5紙・在京TVトップとの会食懇談会が、28日夜の朝比奈豊・毎日新聞社長との会合で一巡し、3ヶ月で新聞トップを総なめしました。
大手紙首相官邸クラブ・キャップ経験者は「首相と新聞社トップとの懇談は取材現場の記者に無言の影響を及ぼしている」と指摘します。このように、新聞の権力監視機能は著しく低下しているとは最近のジャーナリズム論のもはや「定説」となっており、首相との懇談を受けて、各紙の憲法報道に影響が表れてくるだろうとの指摘が新聞界にはあります。
欧米メディアには、現職大統領、首相在任中は接触を控えることを不文律としています。ワシントン・ポスト紙などが報道した”ウォーターゲート事件は、時のニクソン大統領を辞任に追い込みました。
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