クタイシにいます!
ここからトルコの国境まではもうすぐです。
シルクロードも、もうすぐ終わりなんだなとしみじみ思います。
カズベキを出てからトビリシに戻って一泊。
トビリシではホテルロマンチックに泊まりました。
夕食付き、ワイン飲み放題で一泊500円ほど。
すごい破格なのだけど、漫画喫茶みたいな部屋(欧米風に言うと「チキンケージ」らしい)と地下にあって空気が澱んでいるので僕は居心地悪いと思いました。
二週間前にもここに泊まったのですが、そのときに出会った中国人も韓国人もまだ泊まっていて驚いた。
人によるみたいです。
ロマンチックという名前に期待して行くと落胆します。
ロマンチックナイトは一泊で限界だったので、すぐにクタイシに向けて出発。
メトロに乗ってディドゥベバスターミナルへ。
メトロを降りた出口のところに「クタイシーバトゥミークタイシーバトゥミー・・・・・・」と連呼してるおじさんがいたのですぐにミニバスに乗れた。
クタイシに到着。
路線バスに乗ってスリコの家へ。
宿に着くと感じのいいおじさんとおばさんがいた。
おばさんに「スリコはあなたなの?」と聞くと、
「スリコは私の夫で、私の名前はメディコよ」と言っていた。
「Wi-Fiの調子はどうだい?」と聞いてきた男の人に
「あなたがスリコなの?」と聞くと
「俺は息子だよ。スリコは俺の父さんだ」と言う。
地下から声がしてメディコが「ちょっと行ってこい」というので、なにか手伝うのかなーと思い行ってみると、陽気なおじさんがいた。
地下でワインを作ってるみたいで、大きなタルのなかにワインがいっぱい入っていた。
自家製ワインだ!
これを見せたかったみたい。
その場で飲ませてくれた。
ほーこんな味かー。うまいけど、度数が高そうだな。
「スリコ?」って聞いたら
「俺がスリコだ!」と言う。
このひとが世界遺産(を超えると言われるほど)の宿の主人だ。
その日は、のんびり夕食を食べた。
夕食にはワインも出てきた。
おいしかった!
夕食の場にスリコが登場するとすごいことになるらしいがこの日は登場しなかった。
次の日の朝、お腹いっぱい朝食を食べる。
朝食に出てくるヨーグルトがめちゃくちゃ美味しかった。
目の前に座っているアメリカ人の先生が
「To ヨーグルト」と言って、乾杯したのを見て思わず笑ってしまった。
朝からワインが出てきたのはびっくり!
思わず、「じゃあ一杯いただきます。」と言って飲んでしまった。
この日はプロメテウス洞窟に行った。
洞窟とライトのアートみたいな感じ。
フォトアルバムで見てみてください。
・クタイシ
http://blog.goo.ne.jp/photo/202186
その後は、街に戻って教会とか見に行った。
で、帰って夕食を待つ。腹減った・・・
夕食が出てきた。
食べていいのかなーと待っていると、メディコが「食べな食べな」というので食べ始めた。
マッシュルームご飯がとっても美味しい!
しばらくするとメディコが、
「スリコ、トウジョウ。」と言った。
ついにスリコが来るのか!
と、みんなわくわく!
少ししたら、スリコが「ウェーイ」と言いながら登場。
スリコがツノのようなものをたくさん取り出す。
中が空洞になっていてそこにワインを注ぐらしい。
みんなツノをもって乾杯!
ツノはコップのようにテーブルに置けないので、飲み干すしかない。
スリコはカセットテープで日本の童謡を流し始め、宴会の芸を披露し始め(やってみろと言われるが僕にはできなかった)、果ては「メディコ、アイラブユー」を連発していた。
メディコはめんどくさそうにしながら、でもどこか嬉しそうで見ていて微笑ましかった。
ツノで何杯もワインを飲んだ。
このツノちょっとほしいなーなんて思った。
そんなこんなで今日に至ります。
今日はなんにもする気は起きないので、なんにもしません。
ツノ探しには行くかもしれません・・・
明日は、ついにグルジアをあとにしてトルコに行こうと思います!
マルシュルートカとヒッチでトラブゾンを目指します。
明日に備えて今日は充電します。
次はトルコで更新します。
それでは、また!