僕はちゃんと生きています。

僕の生存確認用の(自己中心的な)ブログです。空を飛ばないユーラシア大陸横断旅行記を書いていきます。

10月7日 クタイシにいます。

2012-10-07 16:08:50 | グルジア

クタイシにいます!

ここからトルコの国境まではもうすぐです。

シルクロードも、もうすぐ終わりなんだなとしみじみ思います。

 

カズベキを出てからトビリシに戻って一泊。

トビリシではホテルロマンチックに泊まりました。

夕食付き、ワイン飲み放題で一泊500円ほど。

 

すごい破格なのだけど、漫画喫茶みたいな部屋(欧米風に言うと「チキンケージ」らしい)と地下にあって空気が澱んでいるので僕は居心地悪いと思いました。

二週間前にもここに泊まったのですが、そのときに出会った中国人も韓国人もまだ泊まっていて驚いた。

人によるみたいです。

 

ロマンチックという名前に期待して行くと落胆します。

 

ロマンチックナイトは一泊で限界だったので、すぐにクタイシに向けて出発。

 

メトロに乗ってディドゥベバスターミナルへ。

 

メトロを降りた出口のところに「クタイシーバトゥミークタイシーバトゥミー・・・・・・」と連呼してるおじさんがいたのですぐにミニバスに乗れた。

 

クタイシに到着。

路線バスに乗ってスリコの家へ。

 

宿に着くと感じのいいおじさんとおばさんがいた。

 

おばさんに「スリコはあなたなの?」と聞くと、

「スリコは私の夫で、私の名前はメディコよ」と言っていた。

 

「Wi-Fiの調子はどうだい?」と聞いてきた男の人に

「あなたがスリコなの?」と聞くと

「俺は息子だよ。スリコは俺の父さんだ」と言う。

 

地下から声がしてメディコが「ちょっと行ってこい」というので、なにか手伝うのかなーと思い行ってみると、陽気なおじさんがいた。

地下でワインを作ってるみたいで、大きなタルのなかにワインがいっぱい入っていた。

自家製ワインだ!

これを見せたかったみたい。

 

その場で飲ませてくれた。

ほーこんな味かー。うまいけど、度数が高そうだな。

 

「スリコ?」って聞いたら

「俺がスリコだ!」と言う。

このひとが世界遺産(を超えると言われるほど)の宿の主人だ。

 

その日は、のんびり夕食を食べた。

夕食にはワインも出てきた。

おいしかった!

 

夕食の場にスリコが登場するとすごいことになるらしいがこの日は登場しなかった。

 

 

次の日の朝、お腹いっぱい朝食を食べる。

朝食に出てくるヨーグルトがめちゃくちゃ美味しかった。

目の前に座っているアメリカ人の先生が

「To ヨーグルト」と言って、乾杯したのを見て思わず笑ってしまった。

 

 

朝からワインが出てきたのはびっくり!

思わず、「じゃあ一杯いただきます。」と言って飲んでしまった。

 

この日はプロメテウス洞窟に行った。

 

洞窟とライトのアートみたいな感じ。

フォトアルバムで見てみてください。

 

・クタイシ

http://blog.goo.ne.jp/photo/202186

 

その後は、街に戻って教会とか見に行った。

 

で、帰って夕食を待つ。腹減った・・・

夕食が出てきた。

食べていいのかなーと待っていると、メディコが「食べな食べな」というので食べ始めた。

マッシュルームご飯がとっても美味しい!

 

しばらくするとメディコが、

「スリコ、トウジョウ。」と言った。

ついにスリコが来るのか!

と、みんなわくわく!

 

少ししたら、スリコが「ウェーイ」と言いながら登場。

 

スリコがツノのようなものをたくさん取り出す。

中が空洞になっていてそこにワインを注ぐらしい。

 

みんなツノをもって乾杯!

 

ツノはコップのようにテーブルに置けないので、飲み干すしかない。

 

スリコはカセットテープで日本の童謡を流し始め、宴会の芸を披露し始め(やってみろと言われるが僕にはできなかった)、果ては「メディコ、アイラブユー」を連発していた。

メディコはめんどくさそうにしながら、でもどこか嬉しそうで見ていて微笑ましかった。

 

ツノで何杯もワインを飲んだ。

このツノちょっとほしいなーなんて思った。

 

 

そんなこんなで今日に至ります。

今日はなんにもする気は起きないので、なんにもしません。

 

ツノ探しには行くかもしれません・・・

 

明日は、ついにグルジアをあとにしてトルコに行こうと思います!

マルシュルートカとヒッチでトラブゾンを目指します。

明日に備えて今日は充電します。

 

 

次はトルコで更新します。

 

それでは、また!

 

 

 


10月3日 カズベキの山の方へ

2012-10-03 21:30:09 | グルジア

 

今日はのんびり朝ごはんを食べて、ついでに昼ごはん用のサンドイッチを作ってトレッキングに出かけました。

 

道がわからないので、宿のおばさんに

「地図はどこで手に入るの?」と聞くと

「この道を登るだけで大丈夫。あとはたくさん旅行者がいるから迷わない。」

と言われた。

 

地図も持たず出発。

 

最初の目的地は山の上にある教会。

車が行く道を歩いて登っていく。

 

ツーリストを乗せた車が僕の横をたくさん通り過ぎた。

でも歩く歩く。

 

教会まであと4.7kmの看板が見えてもめげずに歩く。

 

村を抜けると、道路がジグザク登っていて、さらに回り込んで教会に着く。

だからすぐ上に教会が見えるのに、こんなに道のりが長いのか・・・

 

と、思っているとけもの道を発見。

 

行ってみるかと思って辿っていくと一直線に教会に着いた。

超ハードな道だった。

宿から1時間で着いた。

 

教会を見たあとに景色見ながら、サンドイッチを食べてると着いたイスラエルのツーリストに

「車からあなたを見たよ。なんで、私たちより早く着いてるの?」

と聞かれた。車より早かったのか・・・

「いやー真っ直ぐに来る道を見つけたので早かったです。」

 

さて、ここからさらにカズベキ山を途中まで登って氷河を見たいのだけど、どのみちかよくわからない。

人に聞いてみても、旅行者ばかりでみんな知らない。

山の方を眺めていると、ぽつぽつと歩いてる人が見えるのであの道っぽい。

まあ、間違ってたらその時だ。

 

登り始める。

標高が高いからかわからないけど結構きつい。

 

そして、なぜかこんなきつい道に牛の糞がある。

ここまで、牛が来るのか・・・

 

1組目のパーティーに追いつく。

「この道をたどったら氷河に着きますか?」

と聞いてみる。

「着くと思う。けど確信はない。とりあえず僕らも氷河に行くよ。」

と言っていた。

 

そのあと、何組か追い越して氷河に到着。

正確には氷河が見えるポイントに到着。

 

写真を撮ってのんびり眺める。

 

解説を読んでみると、向こう側に見える氷河は数平方キロメートルという巨大なものらしい。

地球温暖化で少し縮んでしまったらしいけど。

 

氷河の近くまで行きたい。

ここから氷河まで1時間ぐらいで着くかな。

距離感がよくわからない。

ごつい装備をした人たちが氷河の方から戻ってきた。

「ここからあの氷河までどれくらいかかりますか?」

と聞いてみると

「4~5時間かかるよ。」

と言われた。往復8時間。それはTシャツと長袖の薄いシャツしかない僕は生きて帰ってこないな。

というかここも寒い。

 

でも、氷河はとっても綺麗だ。

生まれて初めて見たんじゃないかな。

 

サンドイッチを食べて下山する。

 

下山してると、追い越した人たちとまたすれ違う。

みんな「あとどれくらいで着くの?」と聞いてくる。

「ここから15分だよ。」とか言うけど、

「君は速すぎるから僕たちはもっとかかる。」と言って誰も僕の言うことを信じてくれなかった。

あと「氷河はよかった?」というので「良かった!」と言う。

これが5回ぐらいあった。

 

下山が早すぎて暇になりそうなので、途中で昼寝。

ひとりでピクニック。

 

水道水をそのまま持ってきて飲んでいたせいか腹の調子が・・・

お腹を刺激しないようにゆっくりと下山。

 

グネグネ下って行く車の道をショートカットばかりして帰る。

超早いけど、通りがかるツーリストに変人がいきなり道に出てきたみたいな反応を何度もされた。

 

今日はそんな感じです。

 

カズベキなんてクズベキだろうと思っていたけど、そんなことはない。

 

こんな綺麗な景色見たことがない!

すごくいいところです!

 

今日の写真のフォトアルバムを作りました。

 

18、カズベキ

http://blog.goo.ne.jp/photo/201625

 

ついでに

17、エレヴァン

http://blog.goo.ne.jp/photo/201637

 

カズベキはぜひ見てください!

 

明日トビリシに戻って、トルコ方面に向かって進んでいきます。

 

トビリシの次はクタイシという町です。

世界遺産があるらしいけど、その世界遺産よりもすごい民宿があるらしい。

行ってきます。

 

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 


10月2日 カズベキ(グルジア)到着。

2012-10-03 02:08:00 | グルジア

ナゴルノカラバフを出てから何をしていたんだろう・・・

とくになにもしていない気がする。

 

とりあえず、エレヴァンに戻ってリダの家でのんびり二泊ほどしました。

 

エレヴァンでは、ヘアサロン探しを頑張りました。

リダの家にもうひとり髪を切りたい人(日本人)がいたので2人で探しました。

 

テキトーに入ってみると、ごついおじさんが二人出てきたので「これはヤバイ。アルメニアスタイルにされる!」と思ってやめた。

さまよい歩くこと1時間、英語が通じてまともそうなところを見つけたので切ってもらった。

取り返しがつかなくなるのが怖かったので、

「カット2cmオンリー」とだけ言った。

カット自体は意外とちゃんとしていて日本とそんなに変わらないと思う。

最後にはワックスまで付けてもらった。

これで3000ドラム。

つまり600円。安い!

 

 

僕がエレヴァンでお世話になった「リダの家」(一泊200円)はホントにいいところです。

ドミトリーの部屋がいっぱいだとキッチンとか外のソファーになりましたが、それでも十分快適です。

僕のお気に入りはキッチンです。

暖かくて寝る前にのんびりお茶が飲めて朝は料理の音で起こされる。

 

なによりリダさんはとってもいい人です!

 

シャワーはないけど近くにシャワー屋さん(100円)があって、お湯がドバドバ出て最高。

 

ただ、リダの家では冬は越せないらしいです。寒すぎるらしい・・・

 

リダの家とリダにサヨナラして、宿のみんなはバス停まで見送りに来てくれて、短い間だったけどやっぱり別れは寂しいものだなと思った。

 

 

今日はグルジアのトビリシに戻って、そのままカズベキに来ました。

一日中バスで辛かった・・・

 

カズベキはロシアの国境に近い町で、すぐそこには5000mを越える山があります。

景色はいいのですが、Tシャツしか持ってないので寒いです。服を買わないと・・・

 

明日はトレッキングしに行きます!

いい景色がたくさん見れそうです。

 

カズベキ観光したらまた更新します!

 

それではまた!