ついに、シルクロード最初の街、西安に着きました。
ホントは7月1日にシルクロードをスタートしたかったけど、少し遅れました。
これからは、東に進んでいきます。
具体的には、中国(西安~ウルムチ~カシュガル)、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの順にしばらく進みます。
キルギス、ウズベクスタン国境をカザフスタン経由で回避することにしたので比較的安全なルートにしました。
7月いっぱいは中国にいると思います。
8月はスタンがつく国に入る予定です。
9月には南カフカス(アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)に行きヨーロッパに入る予定です。
バルト三国あたりでニートになりたい・・・
そういえば、パンダを見ました。
ただ、暑くてみんな冷房の部屋にいたのが少し残念・・・
ぐうたらしてるパンダがかわいいと同時に羨ましかった。
成都から西安に電車で行きました。
8時の列車だったのに4時間遅れて12時出発だった。
待ってるあいだは、これまたとなりで待ってた中国の学生さんに中国語を習って、観光したほうがいいところを教えてもらった。
電車に乗る。
3段ベッドの上段。
まず、旧車両なので冷房の代わりに扇風機でした。
暑い。
窓を開けよう。
いつもどおり、カップ麺を食べようとするがお湯がどこにもない。
車両担当の車掌さんに聞くがよくわからない。
お湯が手に入らず途方に暮れてる人がたくさんいた。
はらへったよー
ベット以外に通路に食事用の席があるので、そこで途方に暮れていると、車掌さんが来て「ついてこい」という。
2両先までついて行くと職員用のところからお湯がもらえた。助かった。
カップ麺を食べていると、僕の前にさっきの車掌さんが座る。
何か言われるがわからん。
英語も通じなかったので、我日本人と書いて見せる。
車掌さん納得。
(英語が通じなかったので全部筆談した。)
次に名前のやりとりとかした。
窓の外がすごくいい景色になったときに、
「わー」って言って、少女みたいな顔ですごい喜んでいたので、もしかしたらこの車掌さん僕より若いんじゃないかなと思った。
といっても女性に年齢を聞いていいのかわからないのでこっちからは聞かないようにした。
でもそのあと、
中国語で年齢を聞かれたので、自分の年と「大学生」と書いた。
そしたら、「私は大学2年生、19歳」という。
車掌さんは女子大生でした。
ちょっと驚き。
学校は?バイトなの?とかいろいろ疑問が浮かんだ。
車掌さんは社員だと思ってた。
中国のガイドブックを興味津々で見てた。
景色見て、あれはなんとか崖であれがなんとか山だよと教えてくれた。
あと車掌さんがとなりのコンパートメントで酒飲んでるおっさんたちによく絡まれてるのが面白かった。
たまに「おおっと仕事だ」といってどっかに消えたり戻ってきたりしていた。
この適当さが結構好きだ。
電車は4時間遅く出たくせに時間通り深夜につく。
4時間遅れろよ。そしたらちょうど朝なのに。
ケンタッキーで朝を待つ。
中国の人もやることはいっしょだった。
ケンタッキーは日本の半額ほどだが、中国では一日分の食費に相当するので超高い。
朝焼けの西安駅をみて、
「ああシルクロード始まりだな」って思った。
あさチェックインして、眠気に耐えながら観光へ。
地下鉄に乗って、博物館へ。休館日。
二つ目の博物館へ。人が多すぎて断念。
ちくしょー
大きな塔を見に行く。
昼になって暑い。
日陰で党を眺める。
昼飯食べて宿へ。
宿は昔の建物を使っていて、半分はユースホステル、半分は記念館になっていて記念館を見に行った。
なんの記念館かなと思って入ったら、「抗日民族統一戦線」の基地の跡地で記念館だった。
入口でもろ日本の名前記入しちゃったよ。
秘密の地下室とかあって面白かった。
こんなもの日本では絶対見れないから興味深い。
いろいろな助けがあって、ついに統一戦線が勝利した。
負けた日本の人たちはシベリア抑留で苦しんだことを知らないのだろうなと思った。
戦争は苦しみを押し付け合ってる気がした。
眠気が限界なので寝た。
夜八時に起きて、鐘楼を見に行く。
西安中心にある塔。
ライトアップされて綺麗だった。
夕食は牛肉拉面。(ニュー ロウ ラー ミエン)
中国語のメニューが少しずつ読めるようになってきた。
22時に戻る。
その後は日付が変わるまで中国の女の子と喋ってた。
歳は僕より一つ下。
お母さんが厳しくてチベットに行きたいのに行かせてくれないのと言ってた。
チベット行きたい。
中国の印象を聞かれたので、
「中国人は日本人のこと嫌いだと思ってた。けど、そんなことなくてみんな気軽に話しかけてくれる。とってもいい国。」
と言った。
中国の女の子は日本と比べてどうというので、
「日本の女の子はもちろん素敵だよ。でも、最近は中国の女の子も素敵だと思う。とくに、四川省と雲南省は綺麗な子が多いと思う。」
英語なら言えるけど、日本語にすると結構はずかしいもんだ。
みんな最初は中国人と思って話しかけてくる、
見た目は変わらないからね。
でも日本人は日本人特有のオーラが出ている気がする。
日本にいた時に思っていた中国と今感じてる中国は全然違う。
中国は思ってたより広大で、(見た感じ無愛想だけど)優しい人がたくさんいると思う。
・・・・・・
明日は西安の一番の見所に行きます。
最近写真を載せていないので明日は写真のアップに専念しようかと思います。
旅のメインはここからです!
たまーにちゃんと元気に生きてるんだなと思ってもらえれば嬉しいです。
ではではー