僕はちゃんと生きています。

僕の生存確認用の(自己中心的な)ブログです。空を飛ばないユーラシア大陸横断旅行記を書いていきます。

7月10日 シルクロード始まりの街、西安。

2012-07-11 02:43:13 | 中国(二回目)

ついに、シルクロード最初の街、西安に着きました。

ホントは7月1日にシルクロードをスタートしたかったけど、少し遅れました。

これからは、東に進んでいきます。

 

具体的には、中国(西安~ウルムチ~カシュガル)、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの順にしばらく進みます。

キルギス、ウズベクスタン国境をカザフスタン経由で回避することにしたので比較的安全なルートにしました。

7月いっぱいは中国にいると思います。

8月はスタンがつく国に入る予定です。

 

9月には南カフカス(アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)に行きヨーロッパに入る予定です。

バルト三国あたりでニートになりたい・・・

 

そういえば、パンダを見ました。

ただ、暑くてみんな冷房の部屋にいたのが少し残念・・・

ぐうたらしてるパンダがかわいいと同時に羨ましかった。

 

成都から西安に電車で行きました。

8時の列車だったのに4時間遅れて12時出発だった。

待ってるあいだは、これまたとなりで待ってた中国の学生さんに中国語を習って、観光したほうがいいところを教えてもらった。

電車に乗る。

3段ベッドの上段。

まず、旧車両なので冷房の代わりに扇風機でした。

暑い。

窓を開けよう。

 

いつもどおり、カップ麺を食べようとするがお湯がどこにもない。

車両担当の車掌さんに聞くがよくわからない。

お湯が手に入らず途方に暮れてる人がたくさんいた。

はらへったよー

 

ベット以外に通路に食事用の席があるので、そこで途方に暮れていると、車掌さんが来て「ついてこい」という。

2両先までついて行くと職員用のところからお湯がもらえた。助かった。

 

カップ麺を食べていると、僕の前にさっきの車掌さんが座る。

何か言われるがわからん。

英語も通じなかったので、我日本人と書いて見せる。

車掌さん納得。

(英語が通じなかったので全部筆談した。)

次に名前のやりとりとかした。

窓の外がすごくいい景色になったときに、

「わー」って言って、少女みたいな顔ですごい喜んでいたので、もしかしたらこの車掌さん僕より若いんじゃないかなと思った。

といっても女性に年齢を聞いていいのかわからないのでこっちからは聞かないようにした。

でもそのあと、

中国語で年齢を聞かれたので、自分の年と「大学生」と書いた。

そしたら、「私は大学2年生、19歳」という。

車掌さんは女子大生でした。

ちょっと驚き。

学校は?バイトなの?とかいろいろ疑問が浮かんだ。

車掌さんは社員だと思ってた。

中国のガイドブックを興味津々で見てた。

景色見て、あれはなんとか崖であれがなんとか山だよと教えてくれた。

 

あと車掌さんがとなりのコンパートメントで酒飲んでるおっさんたちによく絡まれてるのが面白かった。

 

たまに「おおっと仕事だ」といってどっかに消えたり戻ってきたりしていた。

この適当さが結構好きだ。

 

電車は4時間遅く出たくせに時間通り深夜につく。

4時間遅れろよ。そしたらちょうど朝なのに。

ケンタッキーで朝を待つ。

中国の人もやることはいっしょだった。

ケンタッキーは日本の半額ほどだが、中国では一日分の食費に相当するので超高い。

 

朝焼けの西安駅をみて、

「ああシルクロード始まりだな」って思った。

 

あさチェックインして、眠気に耐えながら観光へ。

地下鉄に乗って、博物館へ。休館日。

二つ目の博物館へ。人が多すぎて断念。

ちくしょー

 

大きな塔を見に行く。

昼になって暑い。

日陰で党を眺める。

昼飯食べて宿へ。

 

宿は昔の建物を使っていて、半分はユースホステル、半分は記念館になっていて記念館を見に行った。

なんの記念館かなと思って入ったら、「抗日民族統一戦線」の基地の跡地で記念館だった。

入口でもろ日本の名前記入しちゃったよ。

 

秘密の地下室とかあって面白かった。

こんなもの日本では絶対見れないから興味深い。

いろいろな助けがあって、ついに統一戦線が勝利した。

負けた日本の人たちはシベリア抑留で苦しんだことを知らないのだろうなと思った。

戦争は苦しみを押し付け合ってる気がした。

 

眠気が限界なので寝た。

夜八時に起きて、鐘楼を見に行く。

西安中心にある塔。

ライトアップされて綺麗だった。

夕食は牛肉拉面。(ニュー ロウ ラー ミエン)

中国語のメニューが少しずつ読めるようになってきた。

 

22時に戻る。

その後は日付が変わるまで中国の女の子と喋ってた。

歳は僕より一つ下。

お母さんが厳しくてチベットに行きたいのに行かせてくれないのと言ってた。

チベット行きたい。

中国の印象を聞かれたので、

「中国人は日本人のこと嫌いだと思ってた。けど、そんなことなくてみんな気軽に話しかけてくれる。とってもいい国。」

と言った。

中国の女の子は日本と比べてどうというので、

「日本の女の子はもちろん素敵だよ。でも、最近は中国の女の子も素敵だと思う。とくに、四川省と雲南省は綺麗な子が多いと思う。」

英語なら言えるけど、日本語にすると結構はずかしいもんだ。

 

 

みんな最初は中国人と思って話しかけてくる、

見た目は変わらないからね。

でも日本人は日本人特有のオーラが出ている気がする。

 

日本にいた時に思っていた中国と今感じてる中国は全然違う。

中国は思ってたより広大で、(見た感じ無愛想だけど)優しい人がたくさんいると思う。

・・・・・・

 

 

明日は西安の一番の見所に行きます。

最近写真を載せていないので明日は写真のアップに専念しようかと思います。

 

旅のメインはここからです!

たまーにちゃんと元気に生きてるんだなと思ってもらえれば嬉しいです。

ではではー

 

 

 


7月7日 成都に着きました。

2012-07-07 20:57:54 | 中国(二回目)

昨日の朝に昆明を出て、今日の朝に成都に着きました。

22時間は長かった。

列車に乗るあたりから、書いていきます。

 

・7月6日

9時40分の列車に乗るために、少し早起きをする。

出るときに、受付の人に

「駅まで(路線バスで)どうやっていけばいいの?」

と聞いたので駅にスムーズに行けた。

 

人の流れに乗って電車に乗る。

 

僕がいつも乗っている席は、上、中、下段の3段ベットの普通寝台車。3段ベッドが向かい合ったのがズラッと並んでいて、6人分で一区切りという感じ。

3段ベッドなので、結構狭い。

安くて寝転がれるので、普通の人はこれに乗って長距離移動します。

一番人気がありチケットを取るのが大変らしい。

ほかには、二段ベッドの席(これが一番いい席)と、ただの座席と、グリーン車のような少しいい座席の四種類があります。

座席に20時間は辛すぎると思う。それでも平気で乗っているので中国の人はすごいと思う。

 

自分の車両を見つけて、席を見つけて、発車を待ちます。

電車の中では、いつも極力喋らないようにしています。

黙っていれば、日本人だとバレないからです。

別に日本人だからどうとかないのだけど、まわりが中国の方なので溶け込むようにしています。

 

が、今回はうまくいかなかった。

発車を待ってると、おばさんが僕の席を指差して

「ここは私の席なんだけど。(中国語、多分こう言ってた)」

と言う。すかさず僕は、自分のチケットを出して、

(ちゃんと、合ってるでしょ!)

と席の番号に指を指す。

おばさんは一回引き下がった。

 

でも、それでも私の席だと言う。

チケットもってるこっちが正しいんだから、間違いない。

けど、何か言っている。

困ってしまってついに喋ってしまった。

「誰か英語しゃべれる人いない?」(英語)

・・・・・

 

結局、車掌さんが来て、よくわからんけどおばさんは違う席に行った。

車掌さんがなにか間違えたみたいだった。

 

発車。

座席はいつも中段にしています。窓から景色が見えて、ちょうどいいから。

下段が一番高くて、上段が一番安い。ほんのちょっとの差だけど。

 

発車するとすぐに車両担当の車掌さんが来て、「ショウピャオ。」

と言われます。

チケットって意味なのでチケットを差し出すとかわりにカードをもらいます。

カードは降りる間際にまたチケットと交換します。

 

よし、とりあえず寝るぞ。

ということで、4時間ほど寝る。

 

もう寝れないので、本を読む。

すぐに飽きて、昼飯にする。

ご飯はいつもカップ麺を持ち込んでいます。

お湯は、でかい給湯器があっていつでも手に入ります。

 

暇でしょうがないので、英語の勉強にパソコンでまた「バス男」を見る。

電車男のパクリかと思っていたが、全く関係なかった。

コメディの要素が多く、地味におもしろい。

 

僕の下の段には女の子が乗っていて(そのとなりはお父さん)、その子が興味を持ったのか、下からひょいっと顔をだして覗いてくる。

音はイヤホンで僕が聴いてるので、映像だけ見れる。

英語字幕もつけていたので、

「もしかして英語分かるの?」

って聞いたら、わかんないよってジェスチャーされた。

 

はじめは行ったり来たりしていたが、後半は二人で笑いながら見ていた。

一人だと笑いはこらえるけど、先に笑われるとつられて笑ってしまう。

 

そんなこんなでバス男完。

終わったよーってジェスチャーで伝える。

 

そのあと、話しかけられたが中国語はさっぱりわからない。

書いて書いてってメモを渡す。

書いてもらうと漢字のニュアンスでわかったりするからこの手は結構使えます。

けど、よくわからなかった。(長文はわからん。)

お父さんは、筆談で

「君は日本人?」

と聞いてきたので、うんうん頷いといた。

 

あと、僕の持ってる中国のガイドブックの「中国語の基本会話」を見て、ちょっと中国語を習った。

パソコンのバッテリーがなくなりそうなので閉じる。

 

暇になったので、日記を書く。

下の女の子に覗かれるが、日本語だからどうせわからないし見られても恥ずかしくないや。

でも、たまに漢字をさして「これわかる!」みたいなことを言っていたと思う。

 

そうこうしているうちに日が暮れるはじめる。

日が暮れるのは夜八時ぐらい。とっても遅い。

夕焼けと山間部の絶景がすごくよかった。

電車は車窓からの景色がいいから好きだ。

 

カップ麺食べて寝よう。

 

寝る前にトイレに行こう。

トイレがボットンぽいけど、穴を覗いたら線路が見えた。

全部垂れ流し。さすが中国。

 

トイレから帰ると、僕のとなりの中段の女の人が僕の愛読書、

「英会話、やっぱり単語!」

を読んでいた。日本の本は、中国の人にとっていろいろと新鮮なのかもしれない。

 

夜10時消灯。

 

 

7月7日

「ショウピャオ!」

で起こされる。

カードを出す。切符をもらう。

じゃあ、そろそろ着くのかと思い準備。

朝7時、成都に到着。

 

とりあえず、明後日の西安行きの切符をとっとこうと思ったら、座席しか残ってない。寝台がもうない。

20時間座席は嫌だ。

とりあえず、バスに乗りゲストハウスに行く。

チェックインしたら元がそこを尽きたので、ATMでまた引き出した。

 

荷物を置いてバスターミナルに行くと西安行きのバスがない。おぅ。

駅のとなりの一番大きいバスターミナルに行くけどない。

電車の駅にもどる。

電光掲示板の座席が刻々と減っていく・・・

決意した。座って西安へ行くぞ。18時間耐えるぞ。

 

並んで、待つ。あと12席あったから大丈夫。

僕の番になり、切符が欲しいという。

パソコンの画面を見せてくれて

「もう売り切れたよと言われる。」

ちくしょー!

なんかないの?と聞いてみたら、朝に臨時列車が出るらしい。寝台があと2席残ってたので、「それが欲しい!」と言う。

朝9時発の次の日の深夜3時着の電車。

220元ぐらいすると思ったら113元(上段)。安すぎる。なんで。不安になりながら購入。

いつもの切符と比べたら、新空調という文字がない。空調ないのか。

 

切符とって安心して、昼飯食べて街へ行く。

メトロに乗って中心街へ。

人民広場をみて、歩いて人民公園に行く。

みんな好き放題踊ってた。

中国庭園の廊下でみんなだらけていたのでそこに混ざってだらける。

青羊宮を見に行く。

学生入場料半額らしいので、日本の学生証を提示したら半額になった。ラッキー

なかは中国式のお寺だった。

川沿いを歩いて帰る。

 

夕方に、チャーハン大盛りを食べる。うまい。辛い。多い。

おっちゃんがキャベツの漬物をくれた。いい人だ。

 

今までこんな感じでした。

 

明日は、成都パンダ繁育研究基地に行こうとおもいます。

パンダでも見て癒されるかなー

 

パンダ見たら、更新しようと思います!

ではでは、またよろしくお願いします!

 

 

 

 

今日の食事

朝 牛肉ラーメン 6元

昼 小龍包     7元

夜 チャーハン  8元

1元=約13円 なので、最近とても安く収まっている。 

やはり出費は交通費と観光費が大きい。  

 

 

 

 

 

 

 

 


7月5日 昆明でのんびり。

2012-07-05 21:06:30 | 中国(二回目)

大理古城を出て、昨日から昆明にいます。

昆明にも見どころはたくさんあるらしいですが、もう見に行くのも疲れるので街中をふらふら散策してました。

観光も1ヶ月してると疲れることに気づいた。

大理を出るちょっと前から書いていきます。

 

夕方、大理最後の夜ごはんは何にしようかなと思いながら日記を書いていると、ドミトリーの部屋に新しい人が二人きた。

日本語でジャンケンして二段ベッドの上か下か決めていたので、日本人かなーと思って聞いてみると、中国に留学している日本の人と、日本語を学んでいる中国の人だった。

せっかくなので夕食を一緒に食べに行くことになった!

中国語がわからず、ご飯を頼むのも一苦労なのでこれは助かる!

炒飯を食べに行った。

そのときに中国語を少し教えてもらった。

一ヶ月も中国にいるので少しは言葉を覚えて出ていきたいものだ。

そのあとそのまま夜の街を散策した。

2元以上ショップというのがあって面白かった。

日本で言うと100円ショップのようなものだ。

北門まで歩いて行って、ライトアップされた門を見た。

 

・7月4日 昆明へ移動の日

朝は昨日の二人とラーメンと小龍包を食べた。

その後、準備して挨拶してドミトリーを出る。

一日だけだったけど、会えてよかったなと思う。

成都に行くらしいので、そこでもまた会えるかもしれない。

 

ウエルカム トー チャイナの彼と同じ電車だったので彼と一緒に駅まで行った。

昼間の電車だけど、寝台に乗って寝てた。

 

昆明に着く。

路線バスがよくわからない。64路バスでユースホステルに行けるはずがそんなバス見当たらない。

バスマップを購入するが今回のマップはさっぱり分からない。

考え抜いて80路に乗る。

地図を見ながら乗っていたが、あれそっち、ああ戻ってきた、ああそれてしまった、やばい降りようという感じだった。

バスを降りてから、2kmぐらいは歩くハメになった。

国際青年旅舎に着く。

部屋はありますかと聞くと、あー満員ですと言われた。

マジか、もう夜八時だしどーしよと思ってとぼとぼ出て行こうとすると、

「ちょっと待って。今、一人チェックアウトしたから入れるよ!」

と言われて助かる。良かったー

 

7月5日

今日は街をうろうろした。

まず、雲南博物館に行く。

出土した武器やら太鼓やらがあった。

次に、円通寺に行く。

日本語ガイドを盗み聞きした。

雲南大学に行く。

構内を彷徨いた。

夕食は豪華に小龍包とチャーハンだ。

小龍包はちっちゃい肉まんが8個セットになった感じだ。

タレにつけてもつけなくてもうまい。

 

夜は、中国の人とスウェーデンの人とバーで飲んだ。

中国の青島ビールを瓶でぐびぐび飲みながら喋った。

BBQとか日本の家庭はどうだとか、アメの話とかいろいろ。

あと、中国の彼が

「俺日本語わかるよ!」

と言って、日本のガイドブックの漢字を英訳し始めた。

確かにあってる。

中国での使い方と日本での使われ方が一緒のものと違うものがあるみたい。

僕も

「中国語わかるかも!」

と言って挑戦してみるが、書きやすく省略された中国の漢字はなかなかわかりづらかった。

でも、たまにわかった。

こうやってみると、言語の根っこの部分は一緒なんだなと思った。

 

 

話してて思ったのが、全体的に中国の人は英語がうまいと思う。

僕が下手なだけかもしれないけど。

もっと英語力が欲しいと思った。

 

スウェーデンではやはりオリエンテーリングポピュラーみたい。

オリエンテーリングでは通じなかった。マップ、コンパス、マウンテンでなんとか通じた。

本場ではなんというのだろうか。

 

国際青年旅舎は、ほかの国の人と交流があるのが嬉しい。

みんな気軽に話しかけてくるからおもしろい!

 

そんなこんなですが明日は成都に向かいます。

22時間の電車の旅です。長いよう。

成都に次はついに西安です。

シルクロードの始まりは近い。

 

まあ、とりあえず成都で2日ぐらいはのんびりします。

ではでは、またよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、

国際青年旅舎になんか見たことある人いるなと思ったら、ラオスから景洪へ行くバスのときにいろいろ助けてくれた女の子(歳は同じぐらいだと思うけど)だった。

「ジンホンまでのバスで一緒だったよね?」

って言ったら、

「ああ!あの時の日本人の人か!」

って言われた。

英語がしゃべれるラオス人だと思っていたけど、違ってアメリカの人だった。

ラオス語が分かってたみたいだからすげーな。

中国をもう少し旅行してマレーシアいって帰るだとか。

あのときはありがとうと言っておいた。

 

このブログ誤字脱字が多いけど、勘弁してください。

 

 

 

 


7月3日 玉帯雲游路へ。

2012-07-03 19:13:15 | 中国(二回目)

今日は大理古城の西に広がる山に行きました。

ロープウェイに乗って、17km歩いてリフトで帰ってくるつもり予定でした。

朝おきて、路線バスに乗って、白タク(普通の車、値段は交渉で決める)に乗って、ロープウェイの入口へ。

ロープウェイ代と入山料を取られて、中国元がほとんどなくなってしまった。

入山料なんて聞いてないよーと思ったけどガイドブックの隅に書いてあった。

帰りのリフトには乗れなくなってしまったけど、なんとかなるだろう。

 

ロープウェイを降りて、雲游路を歩き始める。

この道は、4000mの山々の中腹あたりの2500mの標高を17kmにわたってフラットな道が山肌に沿って続くというもの。(要はコンタ道)

絶景を見ながら、ひたすら歩き続けるという楽しい道だった。

途中、「工事中、立入禁止」とあったけど

引き返すのも嫌だったので、

「中国語も英語もわかんないや」

ってことで先に進んだ。

12km地点で下山道を見つける。

悩んだけど、ここで降りなくては大変なことになりそう(お金もない)なので、

下山を始める。

 

下山道に入って五分、登ってくる中国人二人組に、なにか言われる。

こんなところで聞かれることはただ一つ、

「雲游路まであとどれぐらい登ればいいの?」

と聞かれてたので、

「テンミニッツ(10分)」

と、あといろんなジェスチャーをした。

けど、この人たち英語しゃべれた。

日本人で一人で歩いてるというと驚いていた。

 

その後もこんなやりとりがもう一回あった。

下山して、白タクに乗って街に戻る。

 

昼飯は、おかずを自分で選んで白米は好きなだけ食べれる食堂に行った。

これだけ食べて8元。いいところだ。

 

金がそこを尽きたので、国際キャッシュカードの出番。

そこらへんの銀行のATMで中国元をおろした。

国際キャッシュカードのほかにトラベラーズチェック(旅行用の小切手)も持ってます。

まだ一枚も切ってないので、一回ぐらいどこかで練習しないと。

 

ご飯食べたら、公安にビザを貰いに行った。

これで、中国に1ヶ月滞在できる。(シルクロードに行ける!)

よかったー

一回ビザを貰えば、2回延長できるので(実質3ヶ月いれる)安心だ。

 

旅行のビザには、有効期間に一回入出国できる1次ビザ(シンブルエントリー)、2次ビザ(ダブルエントリー)、3次ビザなどがあります。

普通は一回の入出国なので1次ビザです。

じゃあ、すでに入国してる僕は何次ビザかなと思って見たら、0次ビザとなっていた。

なるほど。

 

路線バスで一度、下関に戻って列車の切符を購入。

もうこの一ヶ月バスでひどい目にあったから、電車に乗りたい。

昼間、7時間で次の昆明につくけど座席が嫌だから寝台にした。

これでもバスよりちょっと安い。

切符とったら大理古城に戻る。

 

夕方はユースホステルでだらだら。

この二日間は、久しぶりにドミトリーの部屋でした。

ドミトリーのいいところはやはりほかの人と交流があることだと思う。

昨日は、モンゴル自治区のティムジン(たしかこんな名前)と僕は中国語わからず、向こうも英語わからなかったけど、わからなくても会話はなんとかなるんだなと思った。

 

今日は、中国人の一人で旅行してる人と(1歳下だった、英語分かる)わらわら自分たちの旅について喋った。

「ウエルカム トゥー チャイナ」

とこの旅で初めて言われた気がする。

いつか、京都に行きたいと言っていたので、お返しに、

「ウェルカム トゥー ジャパン いつか」

をやった。中国の人が日本に簡単に来れる日が来るといいなと思う。

 

明日は、昆明に移動します。

更新はまた昆明かその次の街かもしれません。

もうバスはこりごりです。しばらく電車での旅を楽しみます。

では、またよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

大理古城の至るところの案内板に中国語と英語、それと日本語も書いてあります。

今はまだ日本人観光客が少ないけど、将来的にはという感じかなと思います。

だけど、その日本語が結構おかしい。

「地滑りの気をつけろ」とか

一番衝撃的だったのは、大理古城(中国語)のしたに

「大きな理のある古城」

とあった。大理古城そのままでいいと思うのに。

 

 

 


7月2日 大理古城にいます。

2012-07-02 18:29:34 | 中国(二回目)

ひさしびりに更新します!(5日ぶりぐらい)

ネット環境になかなか出会えませんでした。

ルアンパバーン出てから更新してないような気がするので、その辺から。

 

・ラオス

ルアンパバーンからルアンナムターへミニバスで出発。

僕以外はフランスの人が4人だった。

いつもどおり山道+未舗装で僕にとって過酷な旅になった。

昼休憩の食堂の前にでっかいモルモットみたいなやつが檻の中にいて、

フランスの女の人と、

「ねえ、これって食べるために育ててると思う?」

という話になって、

「食べないというか、食べれないと思う。」

と僕が言ったら、

「私は、食べると思うな。」

と言っていた。

でかいモルモットたちの運命はいかに。

とりあえず、食堂のメニューにはなさそうだった。

 

ルアンナムター到着。

みんなでソンテウ(トラックの荷台に座席がある乗り物)にのって、バスターミナルから中心街へ向かう。

夜はナイトマーケットをひやかして、カルピス飲んでアイス食べて寝た。

 

・中国入国

朝おきてバスに乗る。

国境越えるバスはボロいぞ。

移動中はとくになんにもなかったけど、中国語もラオス語もわからない僕を英語ができるラオスの女の子がなんかあるたびに助けてくれた。感謝感謝!

ちなみに中国側の国境で、「ラオスでビザが取れませんでした。国境でビザをいただけませんか?」とごねてみたが「ダメです。」と言われた。

中国に入国して最初の街、景洪に着く。(中国ではジンホンと読みます。)

速攻で公安局の窓口に行く。

「1ヶ月ビザをください!」

そしたら、

「ダメです。とりあえず、ノービザでも15日間滞在できますよ。」

と言われた。すこし粘るがダメだった。

 

その次の日は、腹いせに観光した。

土曜日で、どこの公安も来週まで開かないので暇を潰そう。

バスに揺られて一時間。

風景区についたけど、中途半端に開発が進んでいて最悪だった。

工事現場の隙間から見える絶景がもう残念だった。

夜は屋台のうどんを食べて寝た。

 

日曜日

今日は移動するぞ!

景洪から北に400kmぐらいの大理州の下関という町へ。

下関と書いてシャークアンと読む。かっこいい名前だ。

朝10時のバスに乗る。

どのバスかわからず、係りっぽい人に聞いたら

「俺が運転手だ。ついてこい!」ってなった。

 

中国には寝台バスというのがあります。

二段ベットが三列川の字に並んでいて、狭いけど寝っ転がれるだけでも嬉しい。

さすが広大な中国。

切符買うときに下関に12時に着きますと言われたけど、昼か夜か聞き忘れた。

昼なら26時間の長旅、夜なら15時間だけど、夜の街に放り出されるのも困る。

結局、深夜に放り出された。

バスを降りると客引きの人がいて、助かった。

ホテルだったけど、値切ってそこそこの値段で泊まらせてくれた。

 

それでやっと今日7月2日、

下関にはなにもないので、そこから路線バスに乗って大理古城という城下町に行く。

で、そこで中国のユースホステルにチェックイン。

昼間は城下町をウロウロした。

中国の修学旅行生がたくさんいた。

 

夕方はビザに再び挑戦。

下関まで戻って公安に赴く。

そういえば、人生でこんなに警察署に何度も行ったことないなと思った。

到着すると、僕の前に二人の外国人がいた。

彼らはビザの延長らしい。

今日が月曜日で金曜日まで手続きにかかると言われていた。

彼らが、「それは困る」と言って翌日発給にしてもらっていた。

あとチベットに入る許可証を欲しがってたけど取れなかったみたいだ。

チベットもいつか行きたい。

僕の番になった。

パスポートを見せてビザが欲しいというと、書類を渡されて書いてと言われる。

顔写真を撮るとき、なぜか空気椅子で取らなきゃいけなかったから相当変な顔だったと思う。

撮った瞬間、担当のお姉さんが笑いながら「オッケーオッケー」って言ってた。

で、今日の山場がやってくる。

「じゃあ、発給は金曜日になりますので金曜日に来てください。」

と言われたので、金曜日まで待つのは嫌だと思い

「いや、それは困る。明後日、昆明行のバス取った(嘘だけど)から明日か明後日の朝にもらいたい。できますか?」

そしたら、あっさり「じゃあ明日来てください。」って言われた。

よかったー!

まあ、僕も前の外人さんとほぼ同じことだからできるとは思ってたけど。

これで安心して中国を旅できる。

めっちゃホッとしたー

 

ノービザからビザ所得は年々状況が厳しくなっているみたい。

長く滞在するときはビザはちゃんと取ってから中国に入りましょう!

 

明日は、近くの山にロープウェーで登って、17kmほどハイキングしてリフトで帰ってくる予定。

いい景色がたくさん見れるといいなと思う。

さりげなく、そこらへんの山が4000メートル級らしいので結構高いところにいるのかもしれない。

では、また無事にハイキングしたら更新しようと思います!

 

 

 

 

 

 

 

6月の成績(出費)

使ったお金を数えて、日本円に換算したら約65000円だった。

内訳が、

交通費22000円

観光費、ビザ代 8000円

その他(宿泊費、食費など)35000円

という感じ。

一ヶ月でこれはさすがに安く上がったなと思う。

さすが東南アジア!

このペースなら半年持つかな。もってほしい。

ヨーロッパに行くことを考えると少し微妙・・・