僕はちゃんと生きています。

僕の生存確認用の(自己中心的な)ブログです。空を飛ばないユーラシア大陸横断旅行記を書いていきます。

10月15日 カッパドキア観光①!

2012-10-15 15:36:22 | トルコ

カッパドキアに着いてから、今日で4日目。

昨日、一昨日とまるまる二日間観光しました。


オルタヒサルを歩いて見に行く(おととい)


オルタヒサルは村の真ん中に大きな岩タケノコが生えていて、しかもその岩が城になっているというもの。

そびえ立つ岩とその周りの城下町が見れる。

 

宿から歩いて片道5km。

のんびり歩く。

途中で道に迷うが、ちょうど村に帰るおじさんに会えたので一緒に連れてってもらった。

その人は袋にエキメッキ(長細いパン)を5本入れていた。

僕も持ってるよと昼飯用に持ってきたエキメッキを見せた。

 

オルタヒサルはいい景色だった。

肝心の城は工事中だった。

中に入りたかった・・・

 

 

エキメッキだけはやっぱり飽きるから、宿に帰って遅めの昼飯を作る。

 

 

さて、お腹もいっぱいになったし今日もオリェ・・・・・走ったら足が痛・・・・

歩いて夕焼けでも見に行こう!

 

赤く染まる岩たちを眺めながら、日が暮れるのを待った。

 

 

 

 

さて、カッパドキアには観光バスでめぐる一日ツアーがいくつかあります。

その名もレッドツアー、グリーンツアー、ブルーツアー。

初期のポケモンを思い出すツアー名ですが、見所が広く点在しているカッパドキアにおいてはとても便利です。

値段もお手頃、効率的、なんの文句もないはずです!

 

しかし、僕のように「観光らしい観光をしたくない病」で、自分の見たいものを好きなだけ見たいと思っているわがままな奴で、団体行動が嫌いで・・・という、どうしようもない奴が一日ツアーに耐えられるわけがない。

今、僕が「魅惑のトルコを巡る10日間ツアー」に参加したら、3日目で発狂すると思います。

 

自由に観光するには、やっぱり何かしら労力とかリスクがかかる。

でも腹減った時の飯がおいしいように、苦労して見たものはその分すばらしく見える気がする。

 

そんなことを考えながら、昨日はレンタルバイクを借りてしまいました。

 

借りる前日に「地球の歩き方」を見ながら、どこを巡ろうかニヤニヤ考えていた。

「明日どこ回ろうかなー」と考えてる時間がとても楽しかった。

 

そして、朝食後にはレンタルバイク屋までスキップ。

・・・したい気分を抑えて、小走り。

 

そして、レンタルバイクを借りました!

正確には原付バイク(スクーター)!

免許はいりません!

 

乗るのは一年ぶりなので、一通り確認して試しに走ってみて大丈夫そうなので出発!

 

バイクはやっぱり速くて気持ちいい!

 

最初の目的地は、とりあえず昨日も行ったオルタヒサル!

 

宿のあるギョレメの街を抜けて、激しい石畳の坂が終わると景色が開けた。

昨日も見たけどやっぱりいい!

 

その辺りで、原付を路肩に停めて困ってる風な女の子二人にヒッチハイクされる。

「どうしたの?トラブル?」って聞いてみると、そうらしい。

日本人だったので、すぐ日本語に切り替わった。

 

バイクの中にしまった荷物が取り出せなくなってしまったらしい。

少しやってみると、開けづらかった。けど開いた!

 

話を聞いてみると、今日スクーターに乗るのが初めてでホテルの人が「自転車にしろ!」というのを振り切って借りて、二人乗りでここまで来たみたい。(原付二人乗りはトルコはOK)

僕が逆の立場だったら、あきらめてツアーに行っちゃうな。

だから、素直にすげーって思ってしまった!

 

「とりあえず、方向一緒だし慣れるまで一緒に行く?」と提案して3人でまわることにした。

 

そんなこんなでオルタヒサルヘ。

バイクを停めて、徒歩で岩の城の方へ。

昨日も来たので、案内した。

途中の道でで、おばさんが「家からいい景色が見えるから、ちょっと入りな!」

というので、みんなで入ってみると家のベランダから谷が見渡せていい景色だった。

いいおばちゃんだ!

 

オルタヒサルを出発する。

二人共とくに行くところを決めていなかったみたいなので、昨日僕が行こうと決めていた道のりを一緒に行くことになった。

この道のりは、後に通称「マサツアー」と呼ばれることになる。

 

次に5kmほど離れた、三姉妹の岩を見に行く。

ただの姉妹じゃんと思ってたら末っ子は次女の影に隠れてた。

なぜ三兄弟ではダメだっったのだろう。

理由はなんとなくわかるけど・・・

 

三姉妹のあとは、近くのウルギャップの街へ。

少し休憩。両替を済ませる。

 

ちなみに、ここまではレッドツアーの部分。

ここからはブルーツアーの部分に。

 

ここからはマイナーな道で、景色も変わってちょっとしたグランドキャニオンだった。

 

すれ違うトラクターや畑の人、町の人みんな手を振ってくれて楽しかった。

 

湖とかいい景色のところでとまりながら進んだ。

 

そのあと、一面かぼちゃ畑を抜け、カイマクリの地下都市へ。(ここからグリーンの領域)

 

日本人のツアーがたくさん来てる中、僕らは原付で乗り付けて、チケットを買って、ガイドなしで地下都市迷宮に飛び込んだ。

 

ガイドなしで入る人がいないから、解説の文章もない。

 

ガイドのいない僕らは地下にある部屋を見て「これはキッチンだ、トイレだ。」とか推測して楽しんだ。

僕もツアーに対抗して(推測で)ガイドしてみるが、みんなが談話するところをトイレと間違えたり、「これは換気口っぽいですねー」と言うほど適当だった。

 

「ニジュッコ、センエン!」とか、靴下を脱いで「クツシタヤスイヨ!」と言い出すお土産屋をスルーしてギョレメの方を目指す。

夕焼けに染まる景色を見ながら、目にゴミが入って涙が止まらなくなりながら、走った。

 

ネヴシェヒルという大きな町を通り過ぎて、最後にギョレメパノラマを夕焼けとともに見た。(レッドに戻る)

 

ギョレメに着いたら日が暮れていた。

でも、ガソリンを入れ忘れたので10km先の隣町まで行った・・・

 

レッド、グリーン、ブルーツアーの僕のいきたいところだけを取り入れた「マサツアー」は道は何度も人に聞くし、ガイドは間違ってたりテキトーだったし、ガソリンスタンドスルーして隣町まで行く羽目になる散々なツアーだった。

「ガイド料払えるほどのツアーじゃなかったけど、楽しかった!」

って言ってもらえてガイド(偽物だけど)としては嬉しかった!

なんだかんだ言ってひとりで行くよりも、3人でいろいろまわったほうが楽しかったと思う。

 

ツアーで見れるものは見れなかったけど、ツアーで見れないものは見れた。

個人的にはとても満足!

 

バイク返却も遅れたけど特にお咎めもなかった。

 

昨日頑張ったから、今日はゆっくりしようかな。

 

あと、二泊するのでカッパドキアを出る前にもう一回更新しようかなと思います。

 

それでは、また!

 

 

フォトアルバムを今ある写真の分だけ作りました。

20,カッパドキア

http://blog.goo.ne.jp/photo/204316

あとでまた写真を付け足します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


10月12日 カッパドキア着!

2012-10-13 02:03:29 | トルコ

カッパドキアに着きました!

カッパドキアはほんとにすごい!

観光マジで飽きたー引きこもりてーという思いが吹っ飛んだ。

 

トラブゾンからカッパドキアまではバスで17時間。長い。

バスは食事は出ないけど、飲み物は出るし、テレビは見れる(トルコ語でわからない)し快適だった。

昨日の夕方に出て、今日の10時過ぎに着きました。

 

オトガル(バスターミナル)から、さらに公共バスに乗ってギョレメという街に来ました。

ここはカッパドキア近郊の観光拠点になる町で安宿がいっぱい。

 

そんな中でも、「パラダイスケイブホテル」がいいとトビリシで聞いていたので、そこへチェックイン。

朝食付き、wifiフリー、キッチン使える、チャイコーヒーフリーで15TL。

700円弱。

ドミの部屋は洞窟になってて面白いし、僕しかいないので実質シングル状態。

まさにパラダイス!

 

とりあえず、昼食を作って食べた。

宿の猫がとても可愛く僕の昼飯をおねだりしてきた。

 

野菜スパゲッティとエキメッキ(パン)だったので、エキメッキを分けた。

でも彼女は外側の硬い部分が嫌いみたいで、中のもふもふした部分だけ食べていた。

 

さーて、お腹もいっぱいになったし・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレインにでも行くか。

というか、すでに宿がテレインのマップ内!

 

トルコからやっとオリエンテーリング競技する国になりました。

正直うれしい!

 

オリエンテーリング何それという方へ・・・

御手数ですが「 オリエンテーリング wiki 」と検索してみてください。

Wikiにどういう競技か書いてあります。

 

 

とりあえず、マップの準備。

Omapsから地図を拝借。

http://www.okrodhenkartor.se/show_map.php?user=sa&map=30

 

パソコンを抱えて走るわけにもいかないので、どこかで印刷しないと。

 

宿のプリンターは動かないらしいので、街にいた親切なインドネシア人にネットカフェを教えてもらう。

 

ネットカフェで、

僕「地図のデータをプリントしたいけどできる?」

ネットカフェの人「できるよ。」

僕「A4カラーでしたんだけど。」

ネ「カラーはない。白黒だけだよ。」

僕「えー・・・ほかにできるとこ知らない?」

ネ「大きな街に行かないとないよ。ギョレメでは無理かな。地図なら白黒でいいじゃん」

僕「それがダメなんです・・・まあとりあえずやってみます。」

 

白黒地図ゲット。うわー等高線見えない。

 

ネ「1枚10TL。2枚100TL。3枚1000TLだ!」

一瞬えって思ったけど、おじさんがとてもニヤニヤしてた。

僕「日本より高いよ。まけて。」

ネ「じゃあ、1枚0.5TL。2枚で500TL。3枚で1000TLだ。」

僕「結局一緒じゃん」

・・・・・・・

3枚で1.5TLでした。

 

ジップロックに地図を入れて、コンパス持って準備完了。

スタート地点へ。

 

スタートして目の前にツーリストを乗せた馬3頭とその周りに見張りの犬が二頭。

1ポそっちだからと華麗に馬を抜き去り1ポに行くと、犬が襲ってきた。

 

犬はやべえ。

 

狂犬病予防接種は受けてるけど、それでも噛まれたら即座に病院に行って2回ワクチンを打たなきゃいけない。

命の危険というよりは、お金と時間がかかるからホントマジで勘弁して欲しい。

 

馬の方に逃げて、先導してる人に

「ちょっと君の犬でしょ。止めて!」とジェスチャーで頼んだ。

危なかった・・・

 

乗馬ツアーの人で英語が通じた。

カウボーイっぽい人「君は何を探してるの?」

僕「僕はオリエンテーリング・・・ただこの辺を走りたいだけなんです。もし犬がここらへんにいるようだったら、犬が怖いので帰ります。」

カ「問題ない。ちょっとそこで待ってて。」

と言われ、犬と馬と彼らが離れるまで待ってた。

 

そっちは2ポのほう・・・・

 

その後、(たぶん幻聴の)足音とか遠くからの鳴き声にめっちゃビビった。

 

カッパドキアのこのテレイン「ギョレメ」は、大地から岩のタケノコがニョキニョキ生えてて超いい景色。

岩には、ただの横穴から住居跡になっているものまでたくさんの穴があいていた。

上記の地図の黒い部分は岩がニョキニョキしてます。

たまにキノコも有ります。レアです。

 

ツーリストがたくさんテレイン内を歩いてたから、特にうろうろしても問題なさそうだなと思った。

 

このコースはとても面白かった!

とくに横穴の中のチェックポイントが面白かった。

そのまま、穴を通り抜けて次のポストに向かうものもあれば、「さあ、どの穴でしょう?」と言わんばかりにボコスカ横穴があるものもあった。

 

白黒地図で等高線が読めないので(読めてもあまり使わなさそう)、岩の位置と形、あとは道でなんとかやりくりしてた。

 

ラスポ前の16ポの位置に行くと、岩に壁画が掘られていた。

「宇宙人が来て、人類が支配されちゃうよ」みたいな内容の絵。

今日も悪い夢を見そうだ・・・

 

ちなみに パラダイス ケイブ ホテル は16ポから南に3cm分、西に3cmぐらいの位置に有ります。

 

オリエンするだけのつもりが、観光も一緒にできたので一石二鳥だった。

各ポスト位置で写真を取ると、絶対おもしろい!

カメラ持ってくれば良かったと後悔。

左手はEカード持ってないから空いてるし。

 

とそんな満足する1日になりました。

カッパドキア出る前に、あと2コースぐらい走りたい。

観光もするぞー

 

 

それでは、また観光でもしたら更新します!

今回はオリエン話ばかりですいません。

僕がオリエンに飽きるまでしばらくお付き合いください。

 

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、

トルコと日本の時差は-7時間です。

スタンは4時間だったのでホントに遠くにきたなーと感じます。

ただ、10月の最後の日曜日までサマータイムなので-6時間です。

 

更新時間は実は日本時間なので、トルコは今20時03分です。

だから、まだ12日なんですって言いたいだけです。

それだけです。

 

あと、

僕がオリエンテーリング馬鹿なのは、オリエンが悪いです。

知力と体力両方が要求される面白さ、色々なステージ(テレイン)があり飽きないしその度に自然と触れ合える。

こんな面白い競技ないと思います。

僕は悪くない。オリエンが悪い。

ただ4カ月半オリエンしなかった反動が今強いので、もうすぐしたら観光と一緒でもういいやーとなると思います。

ホント言いたいことはそれだけです。

 

 


10月10日 トラブゾンにいます!

2012-10-10 23:27:40 | トルコ

ついにトルコに入りました!

今はトラブゾンにいます。

黒海が近くにあるので、海の幸がたくさん取れているようです!

 

クタイシからトラブゾンまでは結局マルシュルートカとバスを乗り継いで行きました。

バスの車窓から黒海が見えたときは「おおっ!」って思った。

 

そんなトラブゾンではBenli Hotelに泊まっています。

街の中心にあって便利です。

 

一泊20TL(1TL=44円)と最初に言われるのですが、安くしてというと15TLになりました。

これは日本人特別料金らしいです。

何泊かする場合はぜひ試してみてください。

 

トラブゾンでは何をしていたのか・・・

 

・移動日の翌日

寝坊して中心街をちょっと散策。銀行に行く。ネットする。夜ご飯つくる。

要はなにもしていない。

 

・今日

最初に服買いにバザールを目指す。

道を間違えて、海岸につく。

青空の黒海は綺麗だった。

 

気を取り直して歩き出す。

・・・・・・

バザールに着かない。

 

そこらへんの店でファンタを買って飲んでいると、

「おお!ジャパン!」とかおじさんに声をかけられる。

そのおじさんが、

「アヤソフィアが超いい。ここを真っ直ぐ歩けば着く。」

と言うので、アヤソフィアを見に行くことに。

 

アヤソフィアに着く。

アヤソフィアは教会で黒海を背にして建つその優雅なたたずまいがいい。

 

結構歩いたなと思って地図をみるとホテルから3kmほど離れてる。

 

中に入ろうとチケットを買いに行くと、ガイドブックより値上がりしてて驚いた。

優雅なたたずまいを見れたので、もういいや。

 

出ると、メイダン広場にもどるバスを親切なおじさんが教えてくれた。

けど、やっぱりバザールも行きたいし歩くことにした。

 

半分ぐらい戻ったところで、バザールというよりは商店街に着いた。

 

同じ系列のものを売った店が固まっていて、服屋街はすぐに見つかった。

欲しかった暖かいパーカーを買った。

コートはまた今度もっと寒くなった時に・・・

 

昼ごはんを食べて、ボスデペという丘に行く。

歩いて頑張って登ったのに、丘の上には高層マンションが乱立していて残念だった。

でもトラブゾンの町と黒海とのいい景色が少し見れた。

 

帰りに美味しそうなパン屋さんを見つけた。

エキメッキというトルコのバケットパンが美味しいらしいので買ってみる。

食べてみると美味しかった。

 

夕方にカッパドキア行きのバスのチケットを取りに行った。

カッパドキアまでは距離があって17時間かかるらしい。

 

価格と時間を調べておいて、近くのチケットオフィスに買いに行く。

明日の夕方発、明後日の午前中にカッパドキア着のバスは取れそうだ。

50TLだと聞いているけど、一応値段を聞いてみると

「65トルコリラだ!」という。

ちょっとおかしい。

 

「ちょっと高くない。50TLって聞いてたんだけど。」と言うと、即座に

「OK。安くするよ。60TL。」と言われた。

 

ふっかけられてたのか・・・

まさかトルコで一番大きいのバス会社のチケットオフィスでふっかけられるとは思ってなかった。

 

結局、56TLで買った。

 

最近気を抜いてたから、ここでまた気合を入れないと。

 

 

というわけで、明日の夜行バスでカッパドキアに向かいます。

大移動です。

カッパドキアでは、たぶん5~6日ぐらいいてのんびり観光すると思います。

 

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・スリコの家その後

 

前回更新したあと、スリコの家にもう一泊しました。

その日の夜は、スリコはタマダ(平たく言うと飲み会の仕切り役)で疲れてるから登場しなかった。

 

しかし、その日の夜はぶどう220kg運ばれてきてスリコの息子とその友達と宿のみんなでワインづくりが始まった。

 

最初にかき氷機と似たような仕組みのやつでブドウをすりつぶした。

 

そのあと、それをプレスしてぶどうジュースを絞り出した。

回せばプレスされるやつで、力いっぱい回しては少し置いてを繰り返した。

 

どっかでこの工程みたことあるなと思ったら、小さい頃に見たバーバパパのアニメのぶどうジュースを作る回を思い出した。

 

できた150リットル程のぶどうジュースは2カ月置いておくとワインになるらしい。

二ヶ月後にできたやつを飲みに来たい。

 

作業中もワインを飲んでたし、終わったあとはスリコJrと二人でワインを飲んだ。

グルジアの人は、乾杯の度に家族に~とか親戚に~とか先祖に~とか何かしら言って乾杯をする。

僕が意味を理解できてないと、スリコJrがわかるまでしつこく教えてくれた。

 

一番困ったのが、たぶんいつか生まれてくる赤ちゃんに乾杯なのかなと思っていたら

「ベイビーネーム、ベイビーネーム」と言われたとき。

このときはグラスを持ってから乾杯するまでに5分ぐらいかかった。

 

 

クタイシ最後の夜はこんな感じでした。

 

 

 

 


10月7日 クタイシにいます。

2012-10-07 16:08:50 | グルジア

クタイシにいます!

ここからトルコの国境まではもうすぐです。

シルクロードも、もうすぐ終わりなんだなとしみじみ思います。

 

カズベキを出てからトビリシに戻って一泊。

トビリシではホテルロマンチックに泊まりました。

夕食付き、ワイン飲み放題で一泊500円ほど。

 

すごい破格なのだけど、漫画喫茶みたいな部屋(欧米風に言うと「チキンケージ」らしい)と地下にあって空気が澱んでいるので僕は居心地悪いと思いました。

二週間前にもここに泊まったのですが、そのときに出会った中国人も韓国人もまだ泊まっていて驚いた。

人によるみたいです。

 

ロマンチックという名前に期待して行くと落胆します。

 

ロマンチックナイトは一泊で限界だったので、すぐにクタイシに向けて出発。

 

メトロに乗ってディドゥベバスターミナルへ。

 

メトロを降りた出口のところに「クタイシーバトゥミークタイシーバトゥミー・・・・・・」と連呼してるおじさんがいたのですぐにミニバスに乗れた。

 

クタイシに到着。

路線バスに乗ってスリコの家へ。

 

宿に着くと感じのいいおじさんとおばさんがいた。

 

おばさんに「スリコはあなたなの?」と聞くと、

「スリコは私の夫で、私の名前はメディコよ」と言っていた。

 

「Wi-Fiの調子はどうだい?」と聞いてきた男の人に

「あなたがスリコなの?」と聞くと

「俺は息子だよ。スリコは俺の父さんだ」と言う。

 

地下から声がしてメディコが「ちょっと行ってこい」というので、なにか手伝うのかなーと思い行ってみると、陽気なおじさんがいた。

地下でワインを作ってるみたいで、大きなタルのなかにワインがいっぱい入っていた。

自家製ワインだ!

これを見せたかったみたい。

 

その場で飲ませてくれた。

ほーこんな味かー。うまいけど、度数が高そうだな。

 

「スリコ?」って聞いたら

「俺がスリコだ!」と言う。

このひとが世界遺産(を超えると言われるほど)の宿の主人だ。

 

その日は、のんびり夕食を食べた。

夕食にはワインも出てきた。

おいしかった!

 

夕食の場にスリコが登場するとすごいことになるらしいがこの日は登場しなかった。

 

 

次の日の朝、お腹いっぱい朝食を食べる。

朝食に出てくるヨーグルトがめちゃくちゃ美味しかった。

目の前に座っているアメリカ人の先生が

「To ヨーグルト」と言って、乾杯したのを見て思わず笑ってしまった。

 

 

朝からワインが出てきたのはびっくり!

思わず、「じゃあ一杯いただきます。」と言って飲んでしまった。

 

この日はプロメテウス洞窟に行った。

 

洞窟とライトのアートみたいな感じ。

フォトアルバムで見てみてください。

 

・クタイシ

http://blog.goo.ne.jp/photo/202186

 

その後は、街に戻って教会とか見に行った。

 

で、帰って夕食を待つ。腹減った・・・

夕食が出てきた。

食べていいのかなーと待っていると、メディコが「食べな食べな」というので食べ始めた。

マッシュルームご飯がとっても美味しい!

 

しばらくするとメディコが、

「スリコ、トウジョウ。」と言った。

ついにスリコが来るのか!

と、みんなわくわく!

 

少ししたら、スリコが「ウェーイ」と言いながら登場。

 

スリコがツノのようなものをたくさん取り出す。

中が空洞になっていてそこにワインを注ぐらしい。

 

みんなツノをもって乾杯!

 

ツノはコップのようにテーブルに置けないので、飲み干すしかない。

 

スリコはカセットテープで日本の童謡を流し始め、宴会の芸を披露し始め(やってみろと言われるが僕にはできなかった)、果ては「メディコ、アイラブユー」を連発していた。

メディコはめんどくさそうにしながら、でもどこか嬉しそうで見ていて微笑ましかった。

 

ツノで何杯もワインを飲んだ。

このツノちょっとほしいなーなんて思った。

 

 

そんなこんなで今日に至ります。

今日はなんにもする気は起きないので、なんにもしません。

 

ツノ探しには行くかもしれません・・・

 

明日は、ついにグルジアをあとにしてトルコに行こうと思います!

マルシュルートカとヒッチでトラブゾンを目指します。

明日に備えて今日は充電します。

 

 

次はトルコで更新します。

 

それでは、また!

 

 

 


10月3日 カズベキの山の方へ

2012-10-03 21:30:09 | グルジア

 

今日はのんびり朝ごはんを食べて、ついでに昼ごはん用のサンドイッチを作ってトレッキングに出かけました。

 

道がわからないので、宿のおばさんに

「地図はどこで手に入るの?」と聞くと

「この道を登るだけで大丈夫。あとはたくさん旅行者がいるから迷わない。」

と言われた。

 

地図も持たず出発。

 

最初の目的地は山の上にある教会。

車が行く道を歩いて登っていく。

 

ツーリストを乗せた車が僕の横をたくさん通り過ぎた。

でも歩く歩く。

 

教会まであと4.7kmの看板が見えてもめげずに歩く。

 

村を抜けると、道路がジグザク登っていて、さらに回り込んで教会に着く。

だからすぐ上に教会が見えるのに、こんなに道のりが長いのか・・・

 

と、思っているとけもの道を発見。

 

行ってみるかと思って辿っていくと一直線に教会に着いた。

超ハードな道だった。

宿から1時間で着いた。

 

教会を見たあとに景色見ながら、サンドイッチを食べてると着いたイスラエルのツーリストに

「車からあなたを見たよ。なんで、私たちより早く着いてるの?」

と聞かれた。車より早かったのか・・・

「いやー真っ直ぐに来る道を見つけたので早かったです。」

 

さて、ここからさらにカズベキ山を途中まで登って氷河を見たいのだけど、どのみちかよくわからない。

人に聞いてみても、旅行者ばかりでみんな知らない。

山の方を眺めていると、ぽつぽつと歩いてる人が見えるのであの道っぽい。

まあ、間違ってたらその時だ。

 

登り始める。

標高が高いからかわからないけど結構きつい。

 

そして、なぜかこんなきつい道に牛の糞がある。

ここまで、牛が来るのか・・・

 

1組目のパーティーに追いつく。

「この道をたどったら氷河に着きますか?」

と聞いてみる。

「着くと思う。けど確信はない。とりあえず僕らも氷河に行くよ。」

と言っていた。

 

そのあと、何組か追い越して氷河に到着。

正確には氷河が見えるポイントに到着。

 

写真を撮ってのんびり眺める。

 

解説を読んでみると、向こう側に見える氷河は数平方キロメートルという巨大なものらしい。

地球温暖化で少し縮んでしまったらしいけど。

 

氷河の近くまで行きたい。

ここから氷河まで1時間ぐらいで着くかな。

距離感がよくわからない。

ごつい装備をした人たちが氷河の方から戻ってきた。

「ここからあの氷河までどれくらいかかりますか?」

と聞いてみると

「4~5時間かかるよ。」

と言われた。往復8時間。それはTシャツと長袖の薄いシャツしかない僕は生きて帰ってこないな。

というかここも寒い。

 

でも、氷河はとっても綺麗だ。

生まれて初めて見たんじゃないかな。

 

サンドイッチを食べて下山する。

 

下山してると、追い越した人たちとまたすれ違う。

みんな「あとどれくらいで着くの?」と聞いてくる。

「ここから15分だよ。」とか言うけど、

「君は速すぎるから僕たちはもっとかかる。」と言って誰も僕の言うことを信じてくれなかった。

あと「氷河はよかった?」というので「良かった!」と言う。

これが5回ぐらいあった。

 

下山が早すぎて暇になりそうなので、途中で昼寝。

ひとりでピクニック。

 

水道水をそのまま持ってきて飲んでいたせいか腹の調子が・・・

お腹を刺激しないようにゆっくりと下山。

 

グネグネ下って行く車の道をショートカットばかりして帰る。

超早いけど、通りがかるツーリストに変人がいきなり道に出てきたみたいな反応を何度もされた。

 

今日はそんな感じです。

 

カズベキなんてクズベキだろうと思っていたけど、そんなことはない。

 

こんな綺麗な景色見たことがない!

すごくいいところです!

 

今日の写真のフォトアルバムを作りました。

 

18、カズベキ

http://blog.goo.ne.jp/photo/201625

 

ついでに

17、エレヴァン

http://blog.goo.ne.jp/photo/201637

 

カズベキはぜひ見てください!

 

明日トビリシに戻って、トルコ方面に向かって進んでいきます。

 

トビリシの次はクタイシという町です。

世界遺産があるらしいけど、その世界遺産よりもすごい民宿があるらしい。

行ってきます。

 

それでは、また!