ガイカの夜明け

FXトレーダー トーマスの日々の計画と気づき

終わり方

2010年09月04日 23時56分52秒 | 日々の売買計画と結果
昨夜のNHKのウィーンフィルの特集で、
「第5番運命」「第6番田園」「交響曲第4番」をロングランで放映していた。

「運命」の終わり方はいかにも劇的で、そろそろ終わりが近いぞ…、
いよいよ終わるぞ!、もう一回で最後だぞ!、どうだ終わっただろ!
パチパチパチ…、
というように絶頂で華々しく終えるので、誰にでも解かりやすい。
相場に例えれば、ドル円のウェッジを下抜けてセリング・クライマックスを迎え、
直後に反転上昇して今度はウェッジを上抜けて行く…という感じである。

「田園」は小川のほとりを歩いて行くという情景が目に浮かび、
なんとも美しく、大好きな曲の一つである。
曲の終わり方は、安らかに満ち足りた充実感を持って、徐々に静かに終わる。
ドル円に例えれば、ゆっくりとラウンドボトムを形成し、
ネックラインもゆっくりと上抜ける…、
後から振り返ってみると、綺麗なダブルボトムを付けて反転していた…、
というような、昨日アップしたような美形チャートのイメージである。

「第4番」は、主旋律がはっきりせず、ちょっと退屈であり、
終わり方もいつ終わったのか印象にない。
ベートーベンには申し訳ないが、前者の2曲と比較すると感動するものが少ない。
固有の名称が付けられていない事も頷ける。
そして、この曲のイメージは、ここ10日間から昨日までのドル円の動きに似ている。
メリハリが無くてたいくつである。
全てが不完全燃焼である。
下落相場が終わったのか継続しているのか、何時まで経ってもはっきりしない。

そんなことを感じながら聞いていた。

雇用統計の発表では予想通りラウンド・ボトムを上抜けした。
しかし、23時のISMの発表では下落。
一日を振り返ってみると、「行って来い」の一番つまらない、退屈なパターンに終わった。

コツンもドカンも無く、緩慢な曲がダラダラと続いているようである。
例えて申し訳ないが「第4番」に似ている。
ちなみに第4番の正式な名称は、
「ベートーベン交響曲第4番変ロ長調作品60」という風に長々しくて気に入らない。

来週月曜日はトロントと米国がレイバーデーで休みである。
指標の発表も無い。
次なる大きなテーマも見当たらない。
ドル円は「休むも相場」が続くが、ウェッジを上下に抜けていて目が離せられない。
エントリーは、強弱分岐ゾーン84.60-70で抵抗なら売り、上抜けで買い。
(利食いの目途は、安値②の上、高値⑦④の手前)

一方、ユーロドルは、H&Sパターンの右肩に相当する1.2922や1.2932を越えてしまうと、
もはやH&Sはダマシとなり、その反動で上昇継続が期待できる。
上抜け後の押し目を待ち、買い場探しに徹する。


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