ここ二週間のドル円は、内外の要人発言がある度に急騰や急落を神経質に繰り返している。
要人とはいえ単独の発言ではトレンドを作るパワーはなく、絶好の逆張りトレードの場を与えるだけで、結果的には高値圏でのレンジを形成させた。
G20明けの月曜日は、ウエリントン、NY市場の休みとも重なるので急激な動きには用心!
USDJPY
逆H&Sからのミニマムターゲットであった(TG)にサポートされて、高値圏で二週間も揉み合っている状態。
TGラインを割って行けば、補助線④や上昇トレンドライン③までの価格調整が期待できる。
反対に、レンジの高値を上抜けて行った場合は、直ぐ上にある2010/05高値94.97をトライする事となる。
更に95.00に突入した場合は、ショート筋のストップを巻き込んだ急騰が瞬間的にあると想定されるものの、
そこを当面の高値としてピークアウトするというケースもあり、高値を追っていくには細心の注意が必要。
G20以降の動向で強い上昇要因が出て来た場合は、Ⅲ波起点から2.38倍の96.53…を目指す可能性も想定しておきたい。
ボラティリティが高い相場なので、短期回転売買を心がけたい。
EURJPY
上昇チャネル①②の中での揉み合いが続き、トレンドライン①から反発して越週。
結果として、2010/04の高値③をサポートにして④とのレンジを形成した。
今後、USDJPY、EURUSD共に下落方向に動いた場合は、EURJPYのパフォーマンスが上がるのでEURJPYをショートメイクする。
EURUSD
先週安値を更新したお陰で、ユーロ弱気の短期トレンドが鮮明になったものの、
現在は2012/12高値⑥で綺麗にサポートされていて、分岐点に位置している。
来週は、短期下降トレンドライン⑤に引き寄せての戻り売り、サポート⑥②割れからの戻り売りを試したい。
この場合、②や①ラインをどのようにこなして行くかに注目したい。
反対に、⑤ラインを越え、かつ直近高値1.3519を越えて行った場合は、次なる押目で買いを試みたい。