先週のドルインデックスは74.96と、先々週から続く揉み合い圏の下まで巻き戻され、ドル安が進んだ。
暫らく続いたドル高が、調整されつつある形。
各通貨を見ても、方向感が見えにくくなっている。
USDJPY
5月5日安値79.55を起点とした短期上昇チャネル(赤)は若いのでスピード調整に注意としていたが、先週早々に下へブレイクした。
同時にMAも弱気に転換し押目買いスタンスは終了。
週末終値80.85付近は、強弱分岐点として注目されている重要なレベル。
一つは、最安値3月17日76.41と4月6日高値85.50との半値。
もう一つは、5月5日安値79.55と5月19日高値82.22との半値押しレベルである。
更に、76.41から伸びる補助線(緑)とも重なっているが、いずれも微妙に割れて越週しているのが気になる。
トレードし易いのは、79.55を割らずに上昇に復帰することである。
これを割れると、85.50からの下落波動が再開することとなり、更に方向感が不透明になる。
上昇波動維持か?、下落再開か?、或いは、新しい揉み合いレンジを形成するのか?
来週は頭をフラットにして、動きを見極めていきたい。
EURJPY
先週と同様に身動きが取れない状況で、様子見継続である。
EURUSD
こちらも想定通りに、早々に短期下降チャネル(赤…線)をブレイクした。
理想的な戻りレベルを抵抗ゾーン(赤RS)付近と想定しているが、未だ達していない。
L1からRSまでが、心地よい戻り位置と勝手に期待しているが、来週は
何処までで上げが止まるのかに注目。