今日は、初めてロードバイクをフレーム間移殖した感想。
基本的に、パーツを移殖していくために必要な情報はネットと本に載っていました。
最新版 ロードバイクの修理と整備 (ヤエスメディアムック480) | |
藤下雅裕 | |
八重洲出版 |
特にこの本。写真と解説がとてもわかりやすくて良かったです。
電子版も発売していますが、あえて紙媒体を購入しました。
付箋を貼ったり、作業しながら見ていたこともあり、だいぶいい感じに汚れてきました。
今では工具と一緒に保管しています。
この本の悪い点と言えば、この本に掲載されているコンポはここ2~3年くらいに発売されているものが纏められているため、私が使っているアルテグラ6700系のパーツが載っていなかった所かな。古いコンポを使用する方は、こういうメンテ本の発売時期とパーツの発売時期を合わせる必要がありますね。
というわけで、これまでの愛車、Infinitoからパーツを外すのは簡単でした。6角レンチを緩めていくだけ、
パーツの清掃は時間をかけてゆっくりと。パーツクリーナーと綿棒があれば、大体のことはできました。
グリースは、駆動系やネジの固着防止として、これ一種類で何とかなりました。
PARKTOOL(パークツール) ポリリューブ1000 113g・チューブ入 PPL-1 | |
PARKTOOL(パークツール) | |
PARKTOOL(パークツール) |
あと、ネジロック剤を念のために使用しました。
LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 222 低強度タイプ 10ml LNR-222 | |
ヘンケルジャパン | |
ヘンケルジャパン |
ブレーキのフレーム固定ボルトとか、リヤディレーラーのプーリーを固定するボルトなどに使用しました。
大量に使うわけじゃないので、目薬サイズの小さいものを売ってくれればいいのになぁ。
あ、ボルトの締め付けトルクを管理したかったので、トルクレンチも購入しました。
私が買ったのはPWT製の『3/8 デジタル トルクレンチ』です。
デジタルトルクレンチはリアルタイム測定できるのが良いですね。3Nmから測定ができ、設定トルクの0.5Nm以内で第一アラーム、設定トルクに達したら第二アラームがなるところが良かった。カーボンフレームの過大締め付けトルクは即フレーム割れにつながりますので。
パーツ組み換え自体はおよそ2時間くらいで終了。
ゆっくり作業してもこれくらいで終わる自転車ってすごい乗り物だ。
自動車だと二人で丸一日掛かりますから。
作業難航したのがワイヤー回りの組み付け。
まず、アウターワイヤーの長さ調整。
Bianchi OltreはInfinitoに比べてヘッドチューブが短かったり、そもそもフレームサイズを55→53に変えたため、最適なケーブル長が全く分からない状態からのスタートでした。ケーブルセットはSHIMANOのポリマーコーティングされたものを購入。これがまたアウターケーブルが固いのなんの。ワイヤーカッターで切断しても、断面が汚くなって何度切りなおしたことか・・・。
SHIMANO(シマノ) ポリマーコート ブレーキケーブルセット BC-9000 ブラック Y8YZ98010 | |
SHIMANO(シマノ) | |
SHIMANO(シマノ) |
SHIMANO(シマノ) ポリマーコーティング シフトインナーケーブル(φ1.2mm×2100mm/1パック) Y63Z98950 | |
SHIMANO(シマノ) | |
SHIMANO(シマノ) |
そしてワイヤーのテンション調整。これは大変スキルを要しますね。
インナーワイヤープライヤーを持っていたので、手が疲れることはありませんでした。
ホーザン(HOZAN) インナーワイヤープライヤー C-356 | |
ホーザン(HOZAN) | |
ホーザン(HOZAN) |
特にリヤディレーラーのワイヤー調整は難しかったなぁ。次はショップにお願いすることにします。
なんだかんだで丸一日作業でした。