どれだけの方が知っているのだろう。
SDカードの初期化(フォーマット)には正しい方法があるということを。
それは、「SDメモリーカードフォーマッター」を使用することだ。
基本的にSDカードは初期化された状態で販売している。
購入し、パッケージを開封したら直ぐに書き込みできる。
だからほとんどの人は、そのままデータを書き込み、読み取るはず。
例えば、私がデジカメ(Canon EOS R6)で使用しているSDカードについて。
使用しているSDカードは
ここぞという時のサンディスク Extreme PRO 32GB
それから動画撮影や画像の予備用にExtreme 128GB
普段、カメラ撮影した画像ファイルはPCで読み込み、
Adobe Lightroomを用いてNASへ転送。
その後、カメラ本体の機能でSDカードを初期化して、次の撮影に備える。
ここ最近、PCで読み込む際、たまに2~3枚エラーで読み込めないことがあった。2000枚中の2~3枚なので、発生確率としては0.1%だから問題無いといえば無いのだが、もしやと思い出したのが上記の正しい初期化の方法である。
SDメモリカードフォーマッターはSDAが発行したSD File System Specificationに準拠して、SDメモリカード、SDHCメモリカード、およびSDXCメモリカード(以下SD/SDHC/SDXCカードと称します)をフォーマットします。SD/SDHC/SDXCカードをフォーマットする際、オペレーティングシステムに付属しているフォーマットツールではなく、このSDメモリカードフォーマッター を使用することを強く推奨します。一般的に、オペレーティングシステムに付属しているフォーマットツールはSD/SDHC/SDXCカードを含むさまざまな記録媒体をフォーマットできますが、SD/SDHC/SDXCカードに最適化されていない可能性があり、結果的に性能が低下する場合があります。
正しい方法でフォーマットするとどうなるか。
今後の参考として備忘録を記しておく。
先週の土曜日、群馬CSCロードにてSDカード(サンディスク Extreme PRO 32GB)がいっぱいになるまで画像ファイルを保存した。
まずはCrystalDiskMark 8.0.1で現状をベンチマーク。
ただし、そのままではベンチマークプログラムを走らせる空き容量がないため、カメラ本体の機能で初期化後の実行。
カメラ本体での初期化はクイックフォーマットなのだろう。初期化後もCrystalDiskMarkのプログラム上では100%使用の表記になっていたが、プログラムは無事に完走。
このSDカードはスペック上、「読み書き300MB/s」を謳っているが、実際は読み込み180MB/s、書き込み150MB/sであった。
そして、SDメモリーカードフォーマッターで上書きフォーマットを実施。
正常終了したことを確認し、すぐにベンチマーク実行。
その結果、
読み込みが170MB/s、書き込みが140MB/s
予想に反して読み書き共に10MB/s遅延しているのだ。
(その分、安定性は向上していることを期待したい)
このままでは、まっさらなSDカードなので、
EOS R6のフォルダ構成を作成するため、カメラ本体の機能で初期化。
念の為、もう一度ベンチマークを走らせた。
結果はほぼSDメモリーカードフォーマッター後のベンチマークと同じである。
これで、次回のカメラ撮影にどう影響があるのか…。
期待と不安が入り交じる。
次回の使用は、6月のJBCF群馬CSCを予定している。
(ツアー・オブ・ジャパンが無観客レースになってしまい残念だ)