「優勝取り消しは無効」-金魚すくい大会(奈良新聞)
大会で、規定のものと違う網(ポイ)を使っていたことが判明し、優勝を剥奪された
『金魚すくい名人』が、剥奪取消と慰謝料支払いを求めて訴訟を起こしたらしい。
「大会規定には『用具は全て主催者が用意した物を使用するものとする』とあるのみで、
原告が準決勝で使用したポイも予選で主催者が用意したものであり、規定に反しない」
というのが原告の主張だそうだ。
すなわち、「通常とは違う網を使っている」という点は争う余地がなく、
「そのことが規定のどこにも禁止されていない」という点を主張しているようである。
汚い手を使ったのは事実なんですよね。
規定の揚げ足を取って、大会の主催者を敵に回し、訴訟で争ってまで
その汚い手段を正当化し、優勝が欲しいのだろうか。
そこまでして勝って嬉しいのだろうか?
少なくとも私にはその感覚が理解できない。
法律的にはどのような判断になるのかわからないけど、こんな主張が通る
ようであれば全国の町おこしイベントがむちゃくちゃになってしまう。
主催者側も、今後はこのようなとんでもない参加者を想定して規定を作ら
なければならなくなるのだろうか。
悲しい世の中である。