狭き門

2009-03-15 10:35:00 | diary
中原さん引退 「自然流」棋界に新風 (河北新報) - goo ニュース

以前にも書いたとおり、病気療養しいていた中原名人が、引退を表明したそうで。

そのことについて、日経のコラムに書かれていたのだが、その記事中に、
「この50年で名人となったのは9人だけ」と書かれていたのが目にとまった。

9人?もっと居ないか?数えてみよう。

現役世代で羽生名人の他、森内九段、谷川九段、佐藤棋王、丸山九段。
中原名人と同時代で加藤九段、米長永世棋聖。
あとは生涯現役(A級)で世を去った大山名人。

それだけ。他には居ない。ちょっと驚いた。

驚いたのは30代くらいの層、いわゆる羽生世代付近で名人が
何人も出ているのに、谷川クラスの40代くらいの層
で他に名人が出ていない点。タイトル経験者を探してみても、
高橋九段とか塚田九段とかくらいしか思いつかない。

そういう巡り合わせだったのだろうけど、何だか不思議。
実力者ばかりが集まっているだけに、その中で頭一つ出ると
いうことになると、力のほかに運も必要で、ホントに大変なことなんだなあ。

某クイズ番組

2009-03-15 09:54:56 | diary
昨日見た某番組最終回で、こんな問題が出ていた。

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マッチ棒で「16」がつくられています。
マッチ棒を1本だけ動かして、できるだけ大きい数字をつくりなさい。

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早速考えてみる。
「うーん、ぱっと思いつくのは『1万』なんやけど…。」


「もっと大きい数字、無いかなあ。」と考えていると、妻曰く、
「んと、1のマッチを一本動かして…」


「ひっくり返したら?」


「9の11乗。どうだ!」

うーん、参りました。確かに9の11乗は31381059609。
断然大きい。というより天文学的数字だ。

しかし、果たして、番組で「正解」となっていたのは、「1万」であった。
それは納得いかんぞ。「できるだけ」と言ったではないか。

他の問題でも納得いかない問題が目白押しで、この番組らしい最終回だった。

考えること自体は楽しいし、所詮はお遊びだから目くじらたてることでも
ないけれど、クイズという限りは、問題としてそれなりの検証ができた
ものを出してほしい、と思う。