今日の寝顔~いつまでも一緒に

わんひとり(推定年齢16歳)、にゃんふたり(推定年齢6歳と4歳)との暮らし、わんの介護日記を中心につづります。

介護猫・かりんのこと

2021-04-22 15:16:04 | にゃんこたちのこと
今日もご訪問どうもありがとうございます。

楽ちゃんの食欲は、まずまずです。
安定剤も今は、1日半錠で安定しています。
ぎゃーぎゃー騒ぎも、沈静するのが早くなりました。気候も関係するのかな?と思います。やはり、さらっと涼しい日は体調もいいようで、じめじめした日はしんどいみたいです。
若いころから、雨は大嫌いな子でした。雨の日はなんとなく、だるそうで。
2018年、まだまだ老いは見えません。元気に歩いていました。
それが翌年頃から、しんどくなり、2020年の夏から、どっと弱ってきたように思います。

昨夜の食事。(食べる時は、少し細かくしました)

ぱくつき、完食!まだ欲しい!でお肉を追加・・(;^_^A
なんでしょね、この違いは・・鶏肉・オージーだと、ほぼ、強制食餌状態
自らぱくぱく!
家計はひやひや (;''∀'')
といっても、お肉のみだとよくないので、とりあえず、ロース1枚、豚ロースプラス、キャベツ入りかつおだしスープで、補っています。
本当は、フードも少し食べてほしいのですが・・・缶詰も目もくれません。
昨夜は、この上に、デザートにカステラ・・マジでよく食べた。
ありがとう、楽ちゃん!

かりんは、毎晩、楽ちゃんのそばで寝ています。それは、あの子がうちに引き取られてきて、しばらくして慣れたころからです。楽ちゃんは、びわを引き取った時も、かりんを引き取った時も、いつも初めから受け入れてくれました。威嚇など全くせず、もともと吠えることすら、年に数回しかありませんでしたから。そして、あの子たちが何をしても、たとえば、お水を飲もうと楽ちゃんがやってきて、あの子たちに先を越されても、飲み終わるまで待ってから自分が飲むという優しい子でした。
いちどだけ、びわに怒ったことがありました。それは、楽ちゃんがご飯を食べているときに、びわが横からちょっかいを出したとき。それも一度だけ。どちらも一度だけ。びわも二度と同じことはしませんでした。
びわとかりんも、最初はびわが威嚇していましたが、すぐに仲良くなりました。2017年です。引き取った時、かりんは推定2歳でした。びわは、かりんの来る1年前の6月にひきとりましたから(家の庭に住み着いたため)1歳。かりんが1つお姉さんです。

こうみると、若いですねぇ・・ちょっと今はふたりとも中年期(^-^;
体つきも変わりました。 当時はよく、三人で寝ていました。

かりんは、猫らしくないように思います。
あまりに人懐っこく、それが心配で、いたずらされないかと引き取ったぐらいです。
かりんは、ある小さな漁港の中に住み着いてました。子猫の時、兄弟と一緒に捨てられたそうです。その親猫の飼い主は、二度ほど子猫を漁港に捨てに来たらしいです。漁港には、そういう子たちが20匹以上住み着いています。
そして、毎日、その子たちにご飯を運んでくれる方がいて、そして、漁師さんたちのお目こぼしで生き延びてきています。
今はあの子たちはどうしているのでしょうか?
時々気になります。
なぜ、かりんを引き取ったかというと、仕事で近くに来ていて、お昼ご飯を漁港の近くの公園でよく食べていたからです。最初の日から、かりんは、近づいてきて、膝に乗りました。ほかの子たちは、やはり、猫らしく、遠目で見ていたのですが、かりんだけは、いつもすり寄ってきて撫ぜて!と甘えました。
その子は、尾っぽが切れていました。そして、その先端から、いつもにおいのある膿のようなものが出ていました。ご飯をやっているボランティアさんに訊くと、どうも、車の下に寝ていて、尾っぽをはさまれてしまったとのこと。
そして、怖くて引っ張って切れてしまった・・激痛だったことでしょう。病院には連れていかれたようですが、1週間ほど、ご飯をもらいに出てくることもなく、恐怖で出てくることもなかったようです。
猫の世界に障害猫だからという見方はありませんから、本猫も気にせず、また人懐っこく出てきては、立ち寄る人々に撫ぜてもらっていたそう。
しかしながら、尾っぽの傷が気になり、やはり、このままおくと、感染症でいずれは命を落とすのでは?と思い、ボランティアさんに頼んで引き取らせてもらいました。引き取るときに、名前住所などが書かれた身分証明書も確認されました。それだけ引き取る先を心配しているのだと思いました。

こうして、かりんは、我が家に来ました。連れてきた日にお風呂に入れると、怖がって1日中箪笥の上に隠れていました。
ご飯も食べず。びわにも威嚇され・・排泄は部屋の中の鉢植えの中・・(^-^;

幸いだったのは、びわとかりんがすぐに仲良くなり、一緒に遊ぶようになったこと。
私自身、猫を迎えるのは、びわとかりんが初めてです。
今までずっとわんちゃんばかり。
むしろ、猫はあまり好きではなかったのですが・・こうして一緒に暮らすと、本当にいとおしい子たちです。

かりんが、こうして、楽ちゃんが介護が必要になり、いつも一緒にいるのは、あの子も辛い日々を送っていたから、わかるのではないかと思います。
本当に優しい子です。

こうした日々が1日でも長く続くことを毎日祈りながら暮らしています。
ひとつ、気になることは、かりんを引き取った時(ケージに入れた時)そこから離れようとしなかった猫がいました。にゃーにゃーとお互いに叫びながら。あとから聞くと、かりんのお兄ちゃんだったようです。
かりんがいなくなり、しばらくは、そのつらさから、お兄ちゃんはほかの猫と喧嘩したりして荒れたそう・・
なんと申し訳ないことをしたのか・・でも、男の子はどうしても引き取ることができず・・(マーキングなどの心配で)
そのお兄ちゃんには、私が、その場所に来る最後の日に会いました。
不思議と、それから、何度か、お兄ちゃんは私にすり寄ってきて、まるで、妹はどうしているか?と尋ねるようでした。
元気にしてるよ、必ず幸せにするからね。と何度も手を振り、振り返りながら別れました。お兄ちゃんは、ずっと私を見ていました。
どうして、引き取らなかったのか・・・今も後悔していますが、今は、楽ちゃんが介護を必要とする日々ですので、尚更、引き取ることはできません。
あれから、4年・・まだ元気でいるのか・・楽ちゃんの体調を見ながら、出かけられたら会いに行きたいのですが・・・

私は、今までわんちゃんたちと暮らしてきて、全員、保護、もしくは、事情があり、飼い主さんが飼育放棄で引き取った子たちばかりです。ですから、自ら、犬が欲しいと思ったわけでなく、すべてが出会いでした。
そして、今のにゃんたちもそうです。
そういう出会いは、突然やってくるものだとつくづく思います。
そんな時に、自分が今までは受け入れられる状況だったけれど、おそらく、今後はそうもいかないだろうと思っています。
自分が生きている間で、救える命は本当に少ない。でも、少しでも役に立てているなら、自分が幸せだと思います。
これほど、介護が必要だったわんちゃんは、今までいませんでしたが、こうして、老いていく姿を見られるほど、長生きしてくれていることに感謝して、少しでも余生を快適に過ごしてもらえたらと思っています。

今日も、介護猫かりんは、がんばります!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日も世界中のおじいちゃん・おばあちゃんわんにゃんとご家族が元気で過ごせますように。