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ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

ウソでしょ!

2017-06-07 | ねこ日記

重機の中に入り込んでしまった子猫を保護したあと、しばらくの間地先のご主人とまだ子猫がいるかもしれないと、声が聞こえないか様子を見ていた。だが声も聞こえないので、1匹だったんだなとまた作業を進めていた。それでも、もしかしたらと作業中も作業後も注意して耳をすましていた。声も1度も聞こえないので安堵のため息をつき帰社した。

翌土曜日、その日のうちに仕上げて次の現場に行くために作業を行っていた。お昼には終わらなかったがもう少し。お昼にしよう。お弁当を食べて一息ついたとき「ニャー、ニャー」???「ウソ!ウソ!ウソでしょ!」また子猫の声が聞こえた。「いやいや、空耳でしょ」「昨日のことがあって、ずっと気になってるから聞こえたような気がしたんでしょ」だって、あれからずっと声なんかしなかったんだから、今日も朝から声なんか聞こえなかったんだから・・・
「ニャー、ニャー」空耳なんかじゃない!確かに聞こえる!鳴いている!やっぱりまだいたのか!すぐに機械から降り、あちこち見渡した。(ちなみにほとんど機械の中でお弁当食べてます。)するとこんなところから顔を出しているじゃないですか!

 

 

 

昨日保護した子のまだ下、本当に重機の腹の下だ。
「ニャー、ニャー」「わかった!わかった!ちょっと待ってろや!」
腹の下のカバーをやっとこさ外して、中を覗くといない?「お~い、どこ行った~」鳴き声がしないか耳をすます・・・

 

 


「ニャー、ニャー」鳴き声が聞こえるが姿が見えぬ。まだ奥の狭いところから聞こえる。

 

 

「そこかい!」手を入れてみる。がっ、手が入らない!「あちゃー」助けるにも助けられない。出てくるのを待つしかない・・・だが、警戒して出てくる気配はない。顔が見えた!「早く出てこい!」昼休みの間ずっと待ったが出てくる気配がない。仕方がないのでじっとそこにいてくれるのを信じて仕事を始めた。2時間もしないで仕上げて仕事は終了。また出てきてくれるのを待つが一向に出てこない。今日中に重機を移動しないとならない。ギリギリ待ったが出てこず、移動することに。この現場の途中でもう1台現場にいれている。先に子猫のいない方の重機を移動させた。その間に外に出てくれることを願って・・・
1台移動させて帰ってきても狭い奥で泣いていた。「どうしよう?」待つにも限界がある。まして次の日は日曜日だ。今出てきてくれなければ命に関わりかねない。「頼むから出てきてくれ~!」
すると、違うところからまた「ニャー、ニャー」「何~まだいたのか~?」「ウッソー!3匹いたってこと?」「ほんまかいな?」どこだどこだ?キャタの隙間からしっぽが見えた。「いた~」隙間にもぐりこんでいた子猫を無事に保護。

 

 


この子は外したカバーから外に出たようだ。この子は一体どこにいたかはもうどうでもいい。とにかく保護したのだから。その子をポケットにいれ、なかなか出てこないさっきからの子猫が出てくるのを待つ。待つしかないのである。だんだん終業時間が迫ってくる。この重機も移動しなくてならない。いや~困った!
やれることはやったのだ。見殺しにしてるわけではない。手が届くのであればなにがなんでも助け出したい。手が入らないところで、人のちからではどうしようもない。待つしかできないのだ。とにかく重機を移動することにする。次の現場は民間仕事で畑の横が崩れてしまい、なんとかしてほしいとの依頼だ。現地まで移動する。保護した子猫はポケットからはいだし動きまわるので、服の中に入れお腹辺りにおいている。もう終業時間になるが、最後の望みでしばらく出てくるのを待つ。がっ、30分たった。もっと待っててあげたいがもう限界だ。月曜日の朝まで命がもってもらい、外に出ていてくれたら月曜日の朝に保護しようと思い、カバーははずしたまま帰社した。
無事を祈るだけ!助けてあげたい!
帰社する前に、保護した子猫を地先のお宅に届けた。ご主人がでてきたがさすがにビックリしてた。もう暗くなってきていた。その日は胸におおきなものが突っ掛かったような気持ちで自宅に帰った。このことはあえて奥さんには報告しなかった。おそらく保護できなかった子猫のことをすごく心配するからだ。
その保護できなかった子猫のことについてはまた明日に・・・

 

それでは


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