昨年5月に現行のSEIKO鉄道時計を購入してから、懐中時計の魅力に取り憑かれてしまいました。
それからは骨董市や古道具屋などで懐中時計を見かけると、つい購入してしまうようになり、気が付けばそこそこの数に… そんな訳でこれからちょくちょくとコレクションを紹介していこうと思います。完全なる自己満足の世界ですが、お付き合いくださいませ。
ちなみに私が集めている物はSEIKOの鉄道時計と言われているタイプの懐中時計。それも鉄道会社からの払い下げ品ではなく一般用で、裏面に鉄道会社の刻印などが入っていない物です。鉄道マニアの方々は裏に珍しい刻印が入っている物を集めておられるようで、刻印によっては同じタイプの懐中時計なのに価格が倍近くになったりしています。私は鉄道には詳しくないので、刻印に関してはよく分かりませんが、収集家の気持ちは良く分かります(苦笑)
今回の物はリサイクルショップで見つけた文字盤が全面蓄光になっている珍しいタイプです。箱はありませんでしたが、保護フィルムが貼られたままの新同品で、確か20,000円だったと思います。ちょっと割高ですね。
ムーブメントは現行と同じ7C21のクオーツでデザイン等も同じですが、文字盤が蓄光になっており、暗いところでは文字盤全面が光ります。 懐中時計は暗いところでは見にくいので、蓄光の文字盤があったら便利だなぁ~ なんて思っていたら、偶然この時計を発見しました。
ただこのタイプは私の知る限りでは一般に販売されていないようで、詳しい事は全く分かりません。色々調べてみると、裏に「JR東海」の刻印が入っている払い下げ品が少量出回っているようなので、少なくともJR東海は、このタイプの懐中時計をSEIKOに発注しているようです。暗い場所での運転や作業には便利ですもんね。
文字盤の蓄光はSEIKOが誇るルミブライトなのかは分かりませんが、とにかくよく光ります。電気を消した暗い部屋の中でこれだけが、ぼぉ~っと光っているのを見るとちょっと怖いです。
新同品で買ったはずなのに、しばらく使っていると時刻修正時に秒針まで一緒に動いてしまう故障が発生したため、懐中時計を幅広く取り扱っている時計屋さんに持って行ったら、その時計屋さんもこのタイプは初めて見たらしく、非常に欲しがっていました。
この時計がどういう経緯で製造され、どういう経緯でリサイクルショップに流れ着いたのか(それも新同品の状態で)謎ですが、今では修理も完了し、快調に時を刻んでいます。
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